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面接で適応障害や休職は伝えるべき?【隠して入社できても後々キツイかも...】

皆さん、お疲れ様です。

こぺです。

今日もしんどかった方、何もできなかったと思っている方、大丈夫です。

あなたがこの記事を読んでくださることが、発信する僕の励みとなっています。

という訳で、今日もマイペースに記事を書いていこうと思います。

僕は新卒で入社した会社で適応障害を患い、転職をして現在の会社に入社しました。

その時の転職活動の経験をもとに、以前適応障害でも転職は可能なの?」という記事を書きました。

その記事でも触れましたが、僕が転職活動を進める中でとても迷ったことがあります。

それがタイトルにもある通り「自分が適応障害であること、休職していることを面接で言うべきかどうか」です。

当記事では、そのことについて書いてまいります。

・適応障害になって転職活動してるけど、伝えたら不利じゃないの?
・言わなきゃバレないんだから伝えなくてもよくない?
・でも嘘なんてついたら後々まずいことになるのかな?

このような不安がある方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。
少しでもあなたの転職活動の不安を取り除ければ幸いです。

では、参りましょう。

適応障害・休職中であることは面接で伝えるべき!

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いきなり結論です。

適応障害であること(休職中ならその旨)は素直に伝えるべきです。

怖いですよね。

選考結果に不利に働きそうで、つい隠したくなります。
その気持ちとてもよく分かります。

僕も当初は、適応障害も休職中のことも全く伝えずにいました。

その結果、全く上手く面接に臨めなかったです。

「嘘をついていたことがバレたらどうしよう」という不安でいっぱいで、自分をアピールするどころではありませんでした。

また、転職する意味を考えた時も、嘘をついてまで内定を取りに行く必要性はないと思うんです。

この記事を読んでいるあなたは、きっと今の職場に適応できず、「次こそは自分にマッチした職場を見つけたい」と思っているはずです。

その目的を達成するために必要なのは、キレイに取り繕ったあなたを採用する企業ではありません。

ありのままのあなたを理解した上で採用してくれる企業です。

ただ、実際に転職活動で適応障害だと伝えることは簡単ではありません。

メリットもデメリットも存在します。
ぜひそれを一緒に考えていければと思います。

ここまで読んだだけでは「正直に不利な情報を伝えるなんて」と感じている方も多いでしょう。

ぜひこの先も目を通していただけると幸いです。

※適応障害の症状が長らく出てなくて服薬や通院はしておらず、直近で休職等もしていない。
このような方は、応募先の企業から聞かれない限りは伝えなくていいでしょう。
あくまでも直近に適応障害などの精神疾患を発症し、不安のある方は自分の口からしっかりと伝えておくべきだというのが僕の考えです。

面接で適応障害・休職中だと伝えないデメリット

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適応障害を隠して面接を進めるデメリットは主に下記の三つです。

①転職後にミスマッチが生まれるリスクがある
②転職理由、退職理由が上手く伝えられない
③隠していた事実がバレると信用を失う(最悪の場合解雇も)

ちなみに、伝えないことでメリットがあるとすれば、「選考通過率が多少上がる」ことです。

「その後のことよりも、とにかく早く内定が欲しい」という方は伝えなくても良いですが、やはり長期的な視点で見れば伝えておくべきでしょう。

一つずつ一緒に見ていきましょう。

①転職後にミスマッチが生まれるリスクがある

適応障害であることを選考で伝えずに入社した場合、もちろん転職先の企業はあなたのことを、他の社員と同じように働けるものだと思っているでしょう。

ここで質問です。
それで大丈夫ですか?

もし厳しいと思うのであれば、面接選考の段階で適応障害を抱えている(いた)ことを伝え、体力・気力的な面で配慮が必要になる可能性があると正直に話しましょう。

目の前の選考に通るか落ちるかよりも、入社後に長く続けられるかどうかを重要視すべきです。

なぜなら適応障害は再発率も高く、症状が長期化するとうつ病へと悪化する恐れがあるからです。

うつ病は再発率が高く、2回目より3回目、3回目よりも4回目と再発率が高くなるというデータもあります。

うつ病は再発する可能性が高い病気で50%の人が再発するといわれています。また、再発を繰り返すことで慢性化することが知られています。1回目の再発は50%の確率ですが、2回目は70%、3回目は90%と再発する可能性が上がります。
(引用:医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック)

これらのデータを見て、再発や症状の悪化を防ぐための選択が最重要だと理解していただけるでしょう。

②転職理由、退職理由が上手く伝えられない

適応障害を伝えない場合、転職理由や退職理由の答えに迷ってしまう可能性があります。

「転職理由はポジティブに伝えましょう」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。

しかし、100%ポジティブな理由だけで転職する人なんていないと言い切れるほど、実際はネガティブな転職理由が多いです。

下記はリクナビnextから抜粋した、退職理由の本音ランキングです。
ネガティブな理由が多いのが一目でわかりますね。

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出典:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10

また、採用側も、現職に何かしらの不満があるのは理解しています。

それを無理やりポジティブに言い換えると、途端に軽々しく聞こえます。

であれば、適応障害であることは伝えた上で、前向きな思いをぶつけた方がいいです。

「現職でも改善するために配置転換や部署異動を願い出ましたが、叶わなかったので転職という決断を下しました」

この方が圧倒的に前向きな捉え方をしてもらえるのではないでしょうか?
※僕の転職をサポートしていただいたエージェントの受け売りです

事実を隠すよりよっぽど清々しく、入社後の働きやすさにも繋がります。

ぜひ使ってみてください。

③嘘が発覚すると信用を失う(最悪の場合処分もある)

では、適応障害の事実を伝えずに入社し、後で発覚した場合どうなるのでしょうか?

Yahoo!知恵袋に下記のような投稿がありました。

解雇事由についての質問です。
以前勤めていた会社で適応障害になり休職をしていました。休職のことは隠して転職活動をし内定をいただき入社しました。入社後、前年の源泉徴収票の提出を求められた際に休職のため収入が少なかったので正直に話しました。そうしたところ「解雇事由にあたる」ということで自己都合での退職を促され従わざるをえない状況にさせられました。
まだ勤めて数日です。遅刻も欠勤もしていません。
転職活動での面接で休職のことを黙っていたことは解雇事由に当たるのでしょうか?
(引用:Yahoo!知恵袋)

この方は、適応障害で休職していたことを隠したまま入社し、それが判明して退職を促されております。

ここまでは行かなくとも、発覚すれば職場での信用を失い、居場所がなくなる可能性は大いにあります。

既往歴や休職歴は必ずしも伝えなければならないことではありませんが、このようにトラブルの引き金にもなり得ます。

隠すことで得られるメリットよりも、デメリットの方が明らかに大きいです。

正直に伝え、ありのままを受け入れてくれる企業を見つけることを僕はおすすめします。

面接で適応障害・休職中だと正直に伝えるメリット

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ここまで、適応障害や休職中だと伝えないデメリットを書いてまいりました。

ここからは、適応障害や休職中だと伝えることのメリットをお伝えします。

「伝えないことのデメリットと伝えるメリットって同じじゃん」とお思いかもしれません。

ただ、伝えたいニュアンスが少し異なるので一緒に読み進めていただけると嬉しいです。

あなたの状況を正直に伝えることのメリットは下記の通りです。

①状況を理解された上で入社するため、業務量などの相談がしやすい
②転職に至る経緯を正直に伝えると決めているため、堂々と面接に臨める

①状況を理解された上で入社するため、業務量などを相談しやすい

転職は、前職から完全に離れられるメリットと、0から環境に慣れないといけないデメリットの両面があります。

また、どんな環境でもストレスは必ずあります。

そのため転職先で再発や症状の悪化がないとは言い切れません。

そういった際に、面接で適応障害を抱えていることを理解して採用してくれたのであれば、相談しやすくなります。

僕は転職後に直属の上司からの圧がストレスとなり、適応障害が再発してしまいました。

しかし、前職でも適応障害で休職していたとあらかじめ伝えていたため、配置転換の相談をすることができました。

後になればなるほど言いづらくなるので、伝えておくのが賢明です。

②転職に至る経緯を正直に伝えると決めているため、堂々と面接に臨める

適応障害を患ってしまっている方の大半は、真面目過ぎたり周囲を気にしすぎたりする傾向にあります。

僕にも同様の傾向があります。

では、そういった方が緊張感のある面接で、適応障害のことを隠して平然と面接を進められるでしょうか?

答えは「NO」だと思います。

僕の経験談ですが、転職の面接では「今日はお仕事帰りですか?」と自然に聞かれます。

面接官からしたら、なんてことない普通の会話です。

しかし、休職を隠そうとしていると、こういった質問ですらたどたどしくなってしまうでしょう。

「正直に話すぞ!」と決めていれば、堂々と「適応障害で休職中ですが今は主治医から転職活動の許可をいただいてます」と伝えられます。

マイナスな印象を与えてしまうかもしれませんが、その後の質問にはスムーズに答えることができますね。

心にモヤモヤを抱えたままでは上手く行くものも行かなくなるので、面接では正直に伝える準備をしていくことが重要です。

じゃあ面接でどうやって適応障害や休職のことを伝えればいいの?

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ここまでお読みいただいて、「面接で正直に自分の状況を伝えた方がいいのは分かったけど、どう切り出せばいいの?」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

不安な気持ちめちゃくちゃ分かります。
なんせ自らマイナスポイントを伝えないといけないんですからね。

ここでは、適応障害(休職中)であることのスムーズな切り出し方をご紹介します。

まず、面接の冒頭に面接官から「今日はお仕事帰りですか?」などフランクな会話が振られることが多いです。

その会話の中で「現在は休職中です」と伝えておきましょう。

すると面接が進む中で「差し支えなければ休職の理由を教えていただけますか?」と質問が必ずあります。

そこで正直に適応障害と診断されたこと、現在は医師のお墨付きで転職活動をしていることを伝えましょう。

この方法が最もスムーズかと思います!

理由の伝え方やなぜ転職を考えたのかなどの具体的な受け答えについては、転職エージェントを活用して事前に対策を練っておくと、スムーズに答えられるでしょう。

ぜひとも活用してみてください。

適応障害や休職を伝えるのは面接の段階でOK

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ここまでお読みいただき、面接でありのままを伝えるべきというのはご理解いただけたでしょうか?

もしご理解いただけていれば幸いです。

ただ、「面接に進む前の書類選考では伝えなくていいのだろうか?」といった不安もあると思います。

そちらも解消しておきましょう。

僕が利用していた転職エージェントの担当者から提案された話ですが、
内定のチャンスを増やすには、面接に進む数を増やすことも重要です。

書類段階で適応障害などの既往歴を記載してしまうと、人柄や経験がどれほど優れていても、書類で落とされる確率が格段に上がります。

そのため、書類では伝えずに面接で自分の口から伝えるのが最善の策ではないか、というものでした。

これを実践して、僕は面接に進める数が本当に増えました。

また、面接で正直に伝えても「そんな事情で休職中には見えない」といった嬉しい評価をいただくこともありました。

そのため、転職エージェントを利用する場合は、担当のキャリアアドバイザーにはご自身の状況をしっかりと話しておくことをオススメします。
※全てのエージェントが同じようにするかは分かりませんが、あなたのために全力を注いでくれるはずです。

僕に上記のような的確なサポートをしてくれた転職エージェント「doda」についてブログでご紹介しています。

他の転職エージェントについても書いておりますので、比較検討の参考にしてみてください。

まとめ:適応障害や休職を面接で伝えることで理想の転職にしよう

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ここまで、「転職活動の面接で適応障害や休職中であることは伝えるべき」と書いてまいりました。

面接を上手く進めるため、また転職後のミスマッチを防ぐためにも適応障害であることや、休職中である旨は包み隠さずに伝えましょう。

もちろんこれは僕の個人的な意見です。

「黙っていた方が選考通過率が上がるし、正直に言ってもバカを見るだけ」という意見もあるでしょう。

ただ、適応障害で辛い思いをしたあなたに、同じ辛さを味わってほしくありません。

せっかく勇気を出して転職に踏み切ったのに妥協してほしくはありません。

あなたの状況を正直に伝え、それを理解してくれる環境に巡り合えることを心から願っています。

毎度必ず申し上げていますが、一番大切なのはあなたのお身体です。
それを軽視してしまっては転職も意味がありません。

体調が回復していないのであれば、まずはじっくり休んでください。

休んでいる時間がもったいないと感じることもあるでしょうが、結局はしっかりとした休養が一番の近道です。

あなたの転職活動の成功を、心より願っております。
そして、楽しく過ごせる日々が訪れることを祈っております。

では今回はこの辺で終わらせていただきます。
また次回の記事で(^^)/

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