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落ちたことにすら気づかない、虫除けスプレーの意外な落とし穴
9月である。実家から届いた巨峰の皮をチマチマと剥き、ブドウヨーグルトを作りながら、今更、虫除けスプレーについて再び書くのはどうかと思っていたところ、
<猛暑に弱い蚊は、35度を下回ると動き出す>
という説を思い出した。ということは、むしろこれからが蚊との戦いの季節かもしれない。気を取り直して、虫除けスプレーの使い方について書くことにする。
約200名の旅行者を対象にした2019年の海外の研究
ロキソニンテープ、第一類医薬品やめるってよ。薬剤師不在でも買えるってよ。
「おれは第一類医薬品をやめるぞ! ジョジョ──ッ!!」とロキソニンテープが叫んだ。目は血走り不敵な笑みを浮かべている。そんな気がした。もちろんわたしの妄想。しかし、ロキソニンテープが過去のロキソニンテープと決別したことは間違いない。ロキソニンテープ、第一類医薬品やめるってよ。
2020年8月25日からだ。ロキソニンテープは今の第一類医薬品から第二類医薬品というものに変わる。するとドラッグストアで
その虫除け薬の使い方では、己の血を守ることなどできやしない
ドラッグストアの薬剤師が知る蚊のヒミツについて書く。薬剤師ではなくても知っていると思うが、一般の方々よりはドラッグストアの薬剤師のほうが知っている気がする。自分の血を守るための話。蚊にとっては不都合な話。
「自分、不器用ですから」 と言ったのは昭和の俳優・高倉健だが、蚊も似たようなものだ。なにせ、血を吸わないと繁殖できない。血を吸う蚊はメスだけである。これはよく知られた事実だが、では、蚊の主食は
コロナうがい祭りの前に知っておきたい、うがい成分の3種類
新型コロナの歴史は買い占めの歴史であるーーー。と誰が言ったわけではないけれど、マスクも消毒薬もさいきん散々売ってきたわたしは勝手にそう思ってます。さて、そこで件の大阪発の話題。8月4日の大阪府大阪市共同記者会見で松井市長はこう言った。
「何が言いたいか。皆さんが無理な買い占めしない限りは、うがい薬がなくなることはありえない」(松井大阪市長)
なんですかその意味のない前提は。ツッコミを期待したと
虫除け界の革命児、イカリジン
8月に入った。梅雨が明け、夏が来る。蚊も来る。
<イカリジン>という言葉を、わたしが初めて聞いたのはいつだったか。そう昔のことではない。初めて聞いた時に、頭をよぎったのは港の錨(イカリ)か、海のイカだったと思う。実際は全然関係がなかった。虫除け成分だった。しかも、とんでもなく優秀な虫除けだった。
イカリジンはドラッグストアで売られている。その名を初めて知ったのはそう昔ではないと書いたが、一応、