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オット、2022年最大の挑戦・FWJボディーコンテスト参戦報告

こんにちは。或るサー夫婦の「ツマ」です。

突然ですが、私のオットは筋トレオタクです。
結婚当初から、いや、お付き合いを始めたかれこれ3年半ほど前から、筋トレが彼の日々のルーティンになっています。

そして今年の1月、かねてより考えていたボディーコンテスト出場を決心し、3月に初参戦。

しかしそこでは他選手の高い壁に阻まれ、残念な結果に。

悔しい思いをしたオットはリベンジを誓い、去る12月10日@大阪での大会に出場して結果を残すことを目標に、9カ月弱の間、トレーニングと食事管理を徹底して行いました。

今回の記事では、大会出場を決めた1月からの軌跡と12月10日に行われた大会について、「ツマ」の視点から報告します。
※筋トレ専門外のシロウト意見であることを予めご了承ください。

I. そもそもボディコンとは?

ボディビルの協会はいくつかあり、オットが参戦したのはFWJ(Fitness World Japan)が主催する大会です。

2022年は全国16都市、25大会が開催されました。

メンズの種目は大きく分けて3種類。
メンズフィジーク、ボディビルそしてクラシックフィジークです。

メンズフィジークは、選手はサーフパンツを履いた姿がいかにカッコいいかを競う競技です。

そのため、筋肉があればいいというものではなく、体全体の形やバランス、サーフパンツや髪形のセンスも評価されます。
ゆえにポージングはフロントとバックの2種類しかありません。
評価対象が上半身だけというのもフィジークの特徴です。

一方、ボディビルは、ボディビルスーツ(いわゆるブーメランパンツ)を着用し、筋肉の大きさと彫刻のようなカットの美しさを競う競技です。
こちらは下半身も審査対象です。
個々の筋肉がそれぞれ審査されるので、ポージングは胸筋を魅せるポーズ、太腿の筋肉を強調するポーズ、力こぶを魅せるポーズなど多様です。

クラシックフィジークは、フィジークとボディビルの両方の要素を合わせ持った種目です。
フィジークの要素であるアウトラインの美しさに加え、ボディビルの要素である筋肉の大きさ、皮下脂肪の少なさなどが審査されます。
ポージングの種類もボディビル同様、たくさんあります。

ボディコンの競技人口は年々増えていますが、その多くは筋肉量の重要性が高すぎない”フィジーク”から始めている印象で、オットもその一人です。

II. 1月~3月での大会初出場まで

オットがボディコン初出場を決心してから大会当日までは2カ月ほどでした。

その時のオットのインボディの結果はこちら(身長169cm)

体重:73.7kg
筋肉:33.5kg
体脂肪:14.6kg
BMI:25.6kg/㎡
体脂肪率:19.8%
腹囲:84cm

2022/1/16

そのインボディに書かれたメモによると、3月の大会までに目指した数字は次の通り。

体重:66.7kg
筋肉:33.5kg(現状維持)
体脂肪:7kg
BMI:25.6kg/㎡(現状維持)
体脂肪率:8%
腹囲:75cm

目標値

そして大会前日のインボディの結果はこちら。

体重:66.7kg → -7kg、目標【達成】
筋肉:33.1kg → -0.4kg、目標ほぼ【達成】
体脂肪:8.2kg → -6.4kg、目標【未達】
BMI:23.2kg/㎡ → -2.4kg/㎡、目標【未達】
体脂肪率:12.4% → -7.4%、目標【未達】
腹囲:74cm → -10cm、目標【達成】

2022/3/12

筋肉はほとんど落とさず、体脂肪を減らせていますので、うまく減量できている印象です。

しかし、2カ月という短期決戦では目標達成には間に合いませんでした。

3月13日@東京で行われた大会の結果は17人中14位。
※正確には11位以下は順位がつかないので点数からの予測です。

選手は直接、主審からのフィードバックがもらえるそうですが、
オットが指摘されたのは「腹筋」。
腹筋が小さいうえに、皮下脂肪のせいで隠れているということです。

この大会に出場して分かったことはたくさんありました。

まず第一に、

腹筋の大きさ、美しさで審査のふるいにかけられるということ。

そして上位選手と比較して分かるのは、

一に筋肉が小さい、二に脂肪を絞り切れていない、ということ。

この完敗からオットは、12月大会でのリベンジを決意します。

III. 今回大会の成績

今回は12月10日@大阪での大会に出場しました。
過去最多の選手が出場し、その数、のべ600名にも及んだそうです。

朝10時に開場し、夜の21時に閉会するという過去最高の長丁場になりました。

オットが出場したカテゴリーは2つ。
メンズフィジークのノービスチャレンジとトゥルーノービスです。

ノービスチャレンジは大会出場2回目、3回目の初心者かつ上位種目のノービスクラスで過去に6位以内に入賞したことがない選手がエントリーできる種目です。

また、トゥルーノービスはノービスチャレンジより一つレベルが上の種目であり、過去にオープン及びノービスクラスで6位以内に入賞したことがない選手が対象です。

気になるオットの結果はというと、

ノービスチャレンジ:点数なし(順位不明)/29名
トゥルーノービス:13位/17名

※点数からの予測。公式順位ではありません。

でした。

最大限の努力はしましたが、壁は高かったというのが正直なところです。

IV. およそ9カ月の軌跡

12月までのおよそ9カ月間は、3~7月までの前半4カ月で筋肉量の底上げを目指し、後半の5カ月で体を絞ることにしました。

3月から12月の体の変化について、写真で比較してみましょう。

左が3月、右が12月

パッと見、よく分からん!と思われるかもしれません。

しかし、よく見たら確実に成長はしています。

例えば、脂肪の少なさ。
腕に浮き出ている血管、腹筋の割れ目の深さや脇あたりから斜めに入っている腹斜筋、お腹周りなどを見比べると3月の時よりも締まっているのが見て取れると思います。

また、筋肉量の変化について最も分かりやすいのは”肩”と”腕”です。
12月の写真では3月のときよりも力こぶの辺りがモコモコっとしているのが分かると思います。

ちなみに背中はこんな感じ。
こちらは前回の写真がないので比較できなくて残念ですが、3月の時よりもゴツゴツした背中になっています。

中央の選手がオット

インボディの結果をグラフにするとこんな感じです。

体重
筋肉量
体脂肪

ここで言えるのは、いわゆる”増量期”だった3月後半から7月中旬にかけて、体重が増えていますが、その中身のほとんどは筋肉ではなく体脂肪だったということ。

この間、オットがバクバクと食べたいものを食べて、筋トレを怠っていたということでは決してありません。

きちんと本人なりに計算し尽くした食事管理をし、ほとんど毎日のように仕事帰りにジムに通ってトレーニングをしていました。

その結果がこれなのだから脂肪を付けずに筋肉を増やすことがいかに難しいかということがよく分かるかと思います。

一方、7月下旬以降の"減量期"については、ある程度良い成果が出たと言えるでしょう。
特に10月後半から11月中旬にかけての3週間ほどは、体脂肪が減る以上に筋肉が増え、結果的に体重が増えています。

この間にオットが何をしていたかというと、1日3000キロカロリーを摂取する日と500キロカロリーに留める日とを交互に繰り返し、トレーニングは日々変わらずに行っていました。

”減量期”といえども単に食事を減らせばいいというものではありません。
なぜなら食事を減らして代謝が落ちると1日の消費カロリーが少なくなり、減量のペースが落ちてしまうのだそうです。

代謝を落とさないように減量していくため、”ほどよく”食べる日と食べない日を繰り返した、という作戦だったのですが、これが良い結果をもたらしたようです。

V. 種目の転向と今後の目標

今回の大会出場で大きな課題を感じたのが2点あります。

  • 腹筋の形が悪く不利

  • ウエストが太い

フィジークにおいて、第一にふるいにかけられるのが「腹筋」ですが、オットの腹筋には縦線がなかなか入らず、形があまり整っていません。

この要因は、単に腹筋のトレ不足もありますが、遺伝的な要素があるのも事実です。

また、ウエストが太いという点においては、オットの腰骨が発達していることが要因の一つです。

腹囲は1月当初よりも10cm以上細くなり、12月の大会直前では70cmにまでになりましたが、上位の選手陣と比べると太く見えました。

一方、筋肉量については、入門者が多く出場しているノービスチャレンジやトゥルーノービスにおいては、上位の選手と比較しても大差があるようには感じられませんでした。

そのため、オットの体の特徴としては、

  • 筋肉量が比較的多い

  • 腹筋が弱点

  • ウエストが細くならない

の3点が挙げられるため、クラシックフィジーク以上のクラスの方が実は向いているのではないか、と感じています。

オットは2023年も10月頃以降の大会に出場することを目指してトレーニングに励むそうなので、次の大会では種目を転向しているかもしれません。

また、もう一つ検討しているのが、パーソナルトレーニングです。

2022年は彼の独学で食事管理とトレーニング内容を計画&実践し、見た目の変化は私のシロウトの目でここの筋肉が小さいだのこの筋肉は良いだのと意見していましたが、やはり頻繁にではなくてもいいから時々はプロからアドバイスをもらう機会があってもいいのではないか、と話しています。

また、オットとしては、より負荷が大きいトレーニングができるようになるためのトレーニングとして、重いおもりを付けた器具を持ち上げられる練習をしたいと言っています。いわゆるウェイトリフティングですね。

ボディコンの世界は非常に奥が深く、結果を出すことが困難な競技であることがよく分かりました。

そしてオットの心に灯った筋肉への愛の火はまだともされたままですので、2023年も日々試行錯誤を重ねて、より成長を目指していきます。

「ツマ」の私はそれを見守っていきたいと思います。



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