映画『猿楽町で会いましょう』感想
ーこれはありふれたラブストーリーのひとつだ。ー
本当にそうだと思う。ありふれたラブストーリーだからこそ胸が苦しい。
小山田はボタンをかけるもに手間取りながらも一個ずつ着実にボタンをかけていける一方で、田中ユカは全てのボタンを掛け違えていることに気づかずにどんどんボタンをかけていっているように思う。
モデルになりたくて上京してきたはずなのに女優が向いていると言われ簡単に目標を変える。ろくに資料も読まずに演劇学校に入学し授業料も払えない。その結果メンズエステで働くだけではなく