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勝負の先に待つもの

はじめに

 野球はプレーオフのシーズンとなり、最後の盛り上がりを見せている。我が中日ドラゴンズは見事最下位ということで、全く無関係な状態ではありますが…この時期になると「戦力外通告」とか「来季構想外」なんて言葉で、選手がチームを去る。華々しく活躍するスター選手も例外ではない。数億円もらっていた選手が、来季はクビ。そんなシビアな世界がプロスポーツの世界だよね。実力だけでなく、怪我をしてもそれでおしまい。一方オレらの仕事は、どれだけ使えない人間の烙印を押されても、クビにはならない。ただ数億円という飛び抜けた評価をされることはない。みんなは夢のある世界と、安定感のある世界、どっちが魅力的かな?オレには実力が評価される世界が輝いて見える。それは安定した世界にいるからだろう。無い物ねだりになるよなぁ。なんてことを考えながら、一日を終えています。

今日のつぶやき

 今日は久しぶりにシビアな内容のつぶやきになってしまった。学習に対する意識の低さを感じざるをえなかったからだけど。ぶっちゃけ、生徒が勉強を頑張らなくても、「はじめに」に書いたようにオレの給料は変わらないし、人生に影響はない。だけど、だから「指導しなくていい」と考えるような教師にはなりたくない。受験生が「お泊まり会」や「ゲーム」に現を抜かしている。オレの感覚からすると、全く理解できない。自分がサボっている間に、ライバルは確実に力をつける。今は遊んでいる方が楽しいかもしれないけど、将来もう少し大きなつけとなって、必ず自分に返ってくる。それが想像できていない。残念ながら、自分の甘さは「目標達成できなかったとき」や「挫折にうちひしがれたとき」にしか感じることができない。負けないとわからない。オレの仕事は「勝たせること」もあるんだけど、「負けたときにしっかりわからせること」もあると思っている。今日のつぶやきは「負けたとき」の理解を深める布石となる。勝っても負けても、人生の糧にしてやるにはどうするべきかを、考えておけるといいんじゃないかな。
 そしてオレは頑張っている人に力を全振りすると、子どもたちに公言しています。本人が頑張らないのに、強制的に背中を押すのは「お節介」だと思うからね。自分のために一番頑張るのは「自分」であるべきだからね。とにかく一言で言うなら、「もっと必死に受験生やれや!」ということだね。

今日の名言

キサマらを強くするのは毎日の積み重ねじゃ。
じゃが、逆もまた然り。
毎日の積み重ねがキサマらを弱くする。
漫然と日々を過ごすな。

By 鴨川 源二(あしたの一歩)

 今日は漫画の「はじめの一歩」から、名言を紹介します。オレもよく「つぶやき」で日々の積み重ねという言葉を使う。この言葉は前向きに作用するように使うことが多いんだけど…間違えた日々を積み重ねたら、弱くなるということを忘れてはいけない。日々の積み重ね方を見つめなおすと、自分の行く末が見えてくる。みんなの日々は、自分を強くするかな

今日のTikTok

おわりに

 「はじめに」に繋がるんだけど、教師は目に見える形で評価されることはない。生徒のアンケートをとったところで、生徒に気に入られる先生がいい先生というわけではないだろうし、保護者から支持されればいいというもんでもない。偏差値を上げていればいいわけではないし、部活を全国大会に導いていればいいわけでもない。「いい先生」ってなんなんだろうな。それを目指すこと自体が間違いなのかもしれないね。そう考えるとオレが目指すべきはどんな先生なんだろう。そんなことを考える秋の一日でした。

それでは、今日も一緒にいい日にしよう。

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