おさしみちゃん

生魚がだいすきなサラリーマン。 フィクションとノンフィクションの狭間で

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最近の記事

傲慢と善良

辻村深月の『傲慢と善良』を読んだ。 周囲の女友達が「めちゃくちゃ刺さった」と評する恋愛・ 結婚小説。 心身ともに健康的なときに読んだほうがいいよ、病んでる時に読んだらもっと病む、とのアドバイスを受けていたから、公私ともに落ち着いたこのときに手に取った。 内容について触れる前に、まず朝井リョウの解説がとても良かった。私は本編を読了後に解説を読んだのだが、まんまと辻村深月の別作品『琥珀の夏』をついさっき購入した。来週からの職場での昼休みも楽しみだ。 普段特に意識して選んでい

    • 公文っ子 おさしみちゃんの回想日記

      最近、何をやっても続かない。 自炊、ジム、note、お花生活、、、 手を出しては諦め、また何かに惹かれて手を出して。 最近は英会話を始めた。 会社の福利厚生?的なやつで、週一英会話に参加している。 そんな私だが、公文は幼稚園から高校まで通っていた。 高校生の時点で、"10年続けてきたことがある"と言えるのは結構自信になっていた。 といっても、十数年毎日まじめにやっていたわけでもない。 小学生の頃こそ毎日ちゃんと宿題していたものの、中高に上がってからは部活だの学校の課題

      • 羽根なしサーキュレーターを買った話

        社会人1年目、 買ってよかったものの一つに 羽根なしサーキュレーターがある。 一人暮らしは7年目、 買ったサーキュレーターは4台目。 毎回カバー部分に埃が詰まりまくっていたのが悩みで、 やっとこさそれが解消された。 サーキュレーターって分解できないのよ。 昔実家で使ってた扇風機は、 前カバーと羽根が取り外せるから たまにお掃除できてたんだけど サーキュレーターって前カバーしか外せないのね。 だから裏側にしぬほど埃が溜まる。 めちゃくちゃ掃除できない人間なので、 社会人1

        • noteの好きなところ

          noteを始めて 1年弱経った。 わたしは会社の休み時間に主にnoteを開いている。 最近はタブレットを買ったので、こうやって家でも書くことが増えた。 会社の休み時間に開く理由は、 とにかくTwitterやインスタを見るのをやめようと思ったからだ。 たった15秒のストーリー、 たった140字のツイートを漫然と眺める時間。 YouTubeに至っても、最近はショート動画ばかりつい再生してしまう。 友達の生存確認のために、ストーリーを追うことくらいはまあいいとしても、

          病名も症例もないその感情、自分で見ないふりしないで。

          カサンドラ症候群という病気を知った。 とあるYouTuberのコメント欄で、 その名前を初めて目にした。 昨今、LGBTやらHSPやら、 あまり世間に理解されなかった個性が だんだん認知されつつある。 なかでもADHDの特徴や それが別段珍しいものでもないという認識は 広まってきているのではなかろうか。 その他にも、双極性障害や摂食障害など 同じ境遇で苦しんでいる人に向けて 自分のことをネットを通じて曝け出す 発信者も増えてきた。 精神病は現代病だ、という人がいるが

          病名も症例もないその感情、自分で見ないふりしないで。

          愛にならなかったのさ

          "違うのさ わかるでしょ 別にこのまま一緒にいられるけど 恋はもう終わったのさ 愛にならなかったのさ" 今朝、何気なく開いた動画から流れたこの歌詞に ふと心を奪われてわたしは髪を梳く手を止めた。 白を基調とした、儚げで、それでいて温もりを感じて、 優しさも感じるけれど、切ないMV。 画面の中の女の子が恋人と笑い合うのを、 わたしはぐっと見つめてすぐに逸らした。 2022年になって SCANDALにハマると思わなかった。 コメント欄の、制服で恋を歌ってたSCANDAL

          愛にならなかったのさ

          大好きだった居酒屋さんがパンケーキ屋さんになった。

          大好きだった居酒屋さんがパンケーキ屋さんになった。 居酒屋さんがつぶれて新しくテナントが入ったという意味ではない。 居酒屋さんの店長さんが同じ場所でパンケーキ屋さんを始めたのだ。 特に明言されていたわけではないが、 「夜八時以降の営業」「酒類を提供する店」 ここに当てはまるだけでなんとなく敵視されてしまう、 この世の中で生きていくためなのだろう。 私は大学から一人暮らしを始めた。 それはもう小学生のころからの夢で、 高校生になったら電車通学、 大学生になったら一人暮

          大好きだった居酒屋さんがパンケーキ屋さんになった。

          メンタルが白菜

          豆腐メンタルでもなく、鋼メンタルでもなく、ガラスメンタルでもなく、白菜メンタル。 なんだかふと、そんな言葉が思い浮かんだ。 今日のわたしはちょっぴりしおれていた。 特に劇的ななにかが起こったわけではないけど、 ちょっぴりしおれていたんだ。 わたしは多分、 豆腐ってほどメンタル弱くはない。 だけどなんだかふとした瞬間に しおれてしまうことがある。 こういうの何に喩えられるかな、 と車を運転しながらぼんやり考えていた。 学生の頃、和食屋さんでアルバイトをしていた。 そこ

          メンタルが白菜

          反省文 社会人初寝坊

          はじめて寝坊した。 社会人初寝坊だ〜 目覚ましをかけずケータイの充電もせずに 寝落ちしたらしく、 起きたらいつも家を出る時間を10分過ぎたところだった。 しかし目覚ましなしで起きたので 目覚めはスッキリで、 体感11時くらいになってしまったのではないかと 思っていたのでそこまで大遅刻じゃなくて 本当によかった。 お盆休み直前に 大寝坊だなんてだらしないにも程がある。 頭の中は明日から何をしようかということで いっぱいだったのだ。 幸い、うちの会社はフレックスが使え

          反省文 社会人初寝坊

          ラーメンズに今さらハマったという話。

          ラーメンズにハマった。 というと、ああ、渦中のラーメンズね。 と思われるかもしれない。 しかし私のラーメンズとの出会いには 開会式は全く関係ない。 きっかけはQuizKnockのふくらPのブログだ。 ふくらPが大学生だったころ、 YouTubeでラーメンズに出会い それが今もQuizKnockの企画のヒントになっている という話だった。 ラーメンズという単語自体は、 私も聞いたことがあった。 それほど仲良くもない友人が数人、 Twitterで時たまラーメンズへの愛を綴

          ラーメンズに今さらハマったという話。

          綺麗なまま終わりにする。

          彼氏と別れた。 就職して文章力をあげたいからとnoteを始めた女が、 それから2ヶ月音沙汰なしだったくせに 彼氏と別れたからnoteを書こうだなんて、 なんとも間抜けな話だ。 荷物をまとめて、崩れたメイクを直し じゃあそろそろ行こうかな、と 私が腰を浮かせたとき 彼が「もうちょっとだけ待ってくれる?」と言い残し ベランダへ煙草を吸いに行った。 もう来ることはない彼の部屋で、 私はひとり手持ち無沙汰。 いつもそうだった。 ヘアドライヤーを買いに行った秋葉原の駅前で、 ラ

          綺麗なまま終わりにする。

          倉式珈琲店のサイフォン

          カフェでお茶する、という経験を初めてしたのは、 小学生のころだったろうか。 ゲームとほぼ無縁の家庭で育った私は、 ゲーセンに行くとか、友達の家でゲームとかを殆どしてこなかった。 友達と遊ぶといえば、 雑貨屋で買いもしない商品を眺めて回ったり、 100均のレジ横に設置された200円のプリクラを撮ったりしていた。 初めて珈琲館に行った日は 飲み物一杯に500円もするのかと驚いたものだが、 高校生にもなると、テスト勉強を口実にデニブラン+コーヒーを頼めるようになった。 (コメ

          倉式珈琲店のサイフォン

          青春

          映画「くれなずめ」を見た。 その晩、大学時代の友人と カラオケでアジカンの「遥か彼方」を熱唱する夢を見た。 何故か肩を組みながら、マイクを奪い合って 馬鹿みたいに騒いでいた。 くれなずめでは 高校の友人同士の青春が描かれていたが、 私にとっての青春は大学生活である。 高校生活も確かに楽しかったが、 大学のサークル以上に濃厚な時間は 後にも先にも無いと思っている。 音楽は好きだが、趣味を聞かれて音楽と答えるのは賢くないな、と最近思う。 大学では軽音サークルに所属してい