おさめ ますよ / 収納ライター

おもに、雑誌や書籍で片づけの取材をしています。収納のプロやブロガーのブックライターを務…

おさめ ますよ / 収納ライター

おもに、雑誌や書籍で片づけの取材をしています。収納のプロやブロガーのブックライターを務めることも。汚部屋出身の経験を活かし、整理に悩む人の相談も開始。著書に『収納が、ない!』(ワニブックス)『ざんねんな収納』(パイ インターナショナル) osamemasuyo@gmail.com

最近の記事

「片づけやめたら、片づいた。⑥」片づけたいなら“ごみ”を見直そう

全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。 汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。 なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。 * ごみ“収納”は最優先事項。ファイルボックスを活用  毎日増える物には、食品や書類のほかに、ごみがあります。片づけの苦手な人は忘れがちです

    • 【みんなの収納カイゼン②】6畳の寝室にワークスペースを確保するカイゼン

      コロナ禍以降の収納カイゼンについてレポート。2回目はライフオーガナイザー®でlaladual主宰のテヅカチサトさん。 テヅカさんがカイゼンしたのは寝室。コロナ禍で夫も在宅勤務になったため、夫婦のワークスペースを設けました。本も増えたそうで、(なんと)玄関に収納を増設。6畳の寝室兼ワークスペースは、狭い部屋ならではの工夫がいっぱいで、勇気をもらえます! パーテーションで用途と気分を分ける ―6畳に睡眠スペースとワークスペース! うまく共存させていますね。 パーテーション(

      • 「片づけやめたら、片づいた。➄」紙整理で片づけの習慣をつくる

        全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。 汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。 なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。 * 散らかる原因は紙だった! 3分類でスッキリ  転居前の家では、机や棚の上に紙の山ができていました。毎日家に届く郵便物やダイレクトメール

        • 【みんなの収納カイゼン①】ダイニングテーブルの仕事道具を3秒で片づけるカイゼン

          コロナ禍は、部屋と収納に変化をもたらしましたよね。玄関で洗面台を見かけても驚かなくなりましたし、マスク収納のアイデアは特集が組めるほど多彩。 一方、変化のスピードに追いつけず、ごちゃごちゃの沼にハマっている人からは、何から手をつけていいのかわからない……という声も。 本来収納は、こういうとき(社会や暮らしの変化)こそ、役に立つもの。ちょっと手を加えるだけで、暮らしがラクになり、自分を助けてくれます。 収納のプロや暮らし上手さんは、どこをどんなふうに変えたのか? コロナ禍

        「片づけやめたら、片づいた。⑥」片づけたいなら“ごみ”を見直そう

          【片づけやめたら、片づいた。④】毎日増える物を片づけて、これ以上増やさない

          全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。 汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。 なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。 * 手間を省く仕組みづくり。毎日増える物を帰宅後に  物のない部屋での暮らしで、掃除の習慣と心地よい空間を手に入れた私は、安易に物を買わな

          【片づけやめたら、片づいた。④】毎日増える物を片づけて、これ以上増やさない

          【片づけやめたら、片づいた。➂】何もないと一つ置くのをためらう

          全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。 汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。 なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。 * ごみ箱、床から棚の上に。「物のない空間」を 必要最小限の物しか持たずに暮らす「ミニマリスト」の本作りをお手伝いした時、「物のない部屋を一

          【片づけやめたら、片づいた。➂】何もないと一つ置くのをためらう

          引っ越しで試した段ボール箱整理法で、生まれて初めてものを減らせた話

          引っ越しでものを詰めた段ボール箱から、使うものだけを取り出す段ボール箱整理法で、「ものを減らせるか?」という実験の記録。久しぶりに床が見える生活を取り戻せてうれしかったのです。 考えすぎて決められない私はものの整理で「いる(使う)もの」を決めるのも、「いらない(使わない)もの」を決めるのも、どちらも苦手。 いるような気がするし、いらないような気もする。今は使わないけれど、この先使うかもしれない。あれに合うか? こっちにはどうだ? などと考えるのが苦痛で、いつしか決めるのを

          引っ越しで試した段ボール箱整理法で、生まれて初めてものを減らせた話

          【片づけやめたら、片づいた。②】物を箱に詰めて取り出す、という整理法

          全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。 汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。 なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。 * 捨てる物が決められない。段ボール整理で光明 私は料理でニンジンの切れ端が残ると、うどんの彩りにちょうどいいじゃないか!と取っておくタイプ

          【片づけやめたら、片づいた。②】物を箱に詰めて取り出す、という整理法

          壁面収納を簡単につくれる突っ張り棚システム

          「LABRICO(ラブリコ)」ってご存知ですか? 一言でいうと木材でつくる突っ張り棚システムで、うまく使えば有効な収納手段のひとつになります。開発メーカーの平安伸銅工業さんから新商品のプレスリリースが届いたのでシェア。 木製だからインテリアになじむ今から4年前、あるお宅で取材した「LABRICO」。もう、びっくりしました。突っ張り棒を「縦」に突っ張るという発想が新鮮で。にしても、棒というより柱よね? と編集さんとザワついたのを覚えています。以来、とくに賃貸暮らしや転勤族のお

          壁面収納を簡単につくれる突っ張り棚システム

          リビングから丸見えのワークスペースをすっきり見せるコツ

          家がオフィス化して落ち着かない問題。収納先生はどうしているかと思ってライフオーガナイザー®の田中由美子さん宅を訪ねたら、ヒントがたくさん見つかった話。 もの選びでオフィス感を抑える田中さん宅のワークスペースはリビングの隣。間仕切りがないので、どちらからも丸見えなのですが、見た目にうるさい感じがしません。暮らしに仕事が溶け込んで、同じ心持ちで行ったり来たりできる感じ。実際のところ、すごく落ち着きます。 その理由は……。 ・PCや事務機器は、白やシルバーで存在感を抑える

          リビングから丸見えのワークスペースをすっきり見せるコツ

          【片づけやめたら、片づいた。①】朝のちょっとした習慣を続ける

          全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。 汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。 なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。 * “汚部屋”からの卒業。収納のスゴ技は必要ない 「ン? これって片づいてる…!?」「前より少しラクじゃない?」 その瞬間は、ある日突然や

          【片づけやめたら、片づいた。①】朝のちょっとした習慣を続ける

          【ブックレビュー】「本当に片づけたいの?」と問いかけてくる本

          片づけたいのに動こうとしない自分に痺れをきらし、思わず手に取った本。 『もうモノは片づけない!』(ジェニファー・マッカートニー著、潮出版社)。 片づけない主義の著者による片づけないメソッドなのですが、読了後にはなんと、片づけようと決意することに。 著者が「一種のパロディ」(「おことわり」より)と位置づけるように、内容は刺激的で読者を選びます。 ものを散らかして、充実した生活を送るこの本の発売は2016年で、世の中はミニマムブーム。雑誌を開けば「すっきり」「少ない」とい

          【ブックレビュー】「本当に片づけたいの?」と問いかけてくる本

          もの整理でいつも時間切れになる人へ

          先日取材先で「もの整理、がんばっているけれど、時間切れになってしまうんです……」と聞きました。それはツラい。ということで、最後まで辿り着く方法を考えてみました。 時間を見積もる一般的に1人あたりの持ちものの数はおよそ1500点。1つのジャッジに10秒かけたとして4時間ちょっと。1分かかったら25時間……(白目)。ジャッジに悩んだり、思い出に浸ったり……と自分が思う以上に時間がかかるので、それもコミで予定を組みます。 効率よく進めたい場合は……。 ・1つのジャッジに3秒、

          もの整理でいつも時間切れになる人へ

          いる? 使う? 好き?  もの整理の基準いろいろ

          いらないものを取り除く「整理」の基準について。取材の現場でよく目にするものをまとめました。自分の物差しをもっておくと、ものを減らしたいときに役立ちます。 自分に合う物差しを見つけようものを整理する基準とは、たとえば断捨離なら「いる、いらない」。 片づけの団体によっても異なりますし、雑誌をめくれば収納先生が独自の提案をしていますよね。 要は分け方なので、自分がピンとくるキーワードを選んでやってみるといいと思います。 ポピュラーな分け方。 ・いる、いらない ・使う、使わ

          いる? 使う? 好き?  もの整理の基準いろいろ

          片づけでもっとも大事なのは順番です

          片づけで大事なことを考えてみます。私が思うにいちばんは順番。引っ越しシーズンの今は見直すチャンスです。 「収納」から始めない片づけでもっとも大事なのは順番です。順番を間違えなければうまくいく、と思っています。 とくに間違いやすいのが、整理→収納の順番。 整理・収納の言葉の定義は団体や個人によって異なりますが、私は次のように理解しています。 ・整理 不要品を取り除き、使用頻度などで分ける ・収納 ものを適切に配置し、使いやすく収める 片づけの基本とされ、たくさんの本や

          片づけでもっとも大事なのは順番です

          マンションによくあるリビング収納を使いこなす3つの工夫

          先日取材に伺った『暮らしの最適化』著者のヨリさんが、造り付けのリビング収納をうまく使っていたのでシェアします。巣ごもりやテレワークで、リビングが片づかない人へ。 「なんでもあり感」を出さないリビング収納は難しいですよね。いろいろ収納するので、「この棚にはこれ」と決めても、使っているうちにごちゃごちゃします。 ではなぜ、ヨリさん宅はこんなにスッキリしているのでしょう? ものが元の場所にきちんと戻っているのです。だから最初に決めた配置が崩れず、「ペン立てに耳かき!?」なんて

          マンションによくあるリビング収納を使いこなす3つの工夫