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【片づけやめたら、片づいた。④】毎日増える物を片づけて、これ以上増やさない

全国の地方新聞に寄稿した連載「片づけやめたら、片づいた。」(全15回)を、配信元の許可を得てシェアします。

汚部屋から引っ越しを経て片づいた部屋に暮らすまで。片づけが苦手でも、発想をちょっと変えることで、快適な空間を手に入れる方法を綴っています(暮らしの変化で今とは少し異なる箇所あり)。

なるべく、毎週配信する予定(がんばれ)。

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手間を省く仕組みづくり。毎日増える物を帰宅後に


  物のない部屋での暮らしで、掃除の習慣と心地よい空間を手に入れた私は、安易に物を買わなくなりました。
 
 相変わらずの”ズボラー”っぷりで部屋はすぐに散らかりますが、片づくのも早いので翌日に持ち越すことがありません。「物が少ない→片づく→快適」の好循環が生まれたのです。
 
 すると、今度は家に入ってくる物が気になり始めました。買ってきた食品、届いた郵便物や宅配便などなど。他の物と違って、これらはほぼ毎日増えていきます。何も手を打たないとどんどん増え、みるみるうちに部屋はごっちゃり…。
 
 逆に言えば…、最低でもこれらをやっつければ、家の中の物量があまり変化せず、大散らかりにはならないのです! ハッと気づきました。それだけやってみよう、意志が弱い私でも、一つだけなら続けられるかも!
 
 そこで翌日から、帰宅後すぐに郵便物を処理し、食品を収め、開梱した段ボール箱を畳むようにしました。「どこに置くんだっけ?」と考えながらやると時間がかかり、うわっもう面倒!と後回しになるので、片づく仕組みをつくっておきます
 
 入ってくる物を洗い出し(肝!)、行き先を決め、収まる量を確保し、開封用のはさみなどの位置を決めます。すると、手だけ動かせば自然と物が片づきます。この間、約5分。「ご飯何作ろう?」などと思ううちに、あっという間です。
 
 中でも食品は、お店で袋に入れる時に一工夫。冷蔵庫内の収納先別に分け、帰宅後の手間をカット。これは、“アップデーター”という肩書で活動する整理収納アドバイザーの、はらむらようこさんに教わりました。
 
 仕事、子育て、健康管理…と日々忙しく、常に片づけのことを考えてはいられません。だから、毎日増えると分かっている物をガッツリやる。それだけでも、そこそこ片づいた部屋は手に入ります。

まとめ

・帰宅後の片づけを日課にする
・片づけに必要な道具をそろえておく(はさみ、カッター、個人情報保護スタンプなど)
・食品の袋詰めは収納先別にする




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