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もの整理でいつも時間切れになる人へ

先日取材先で「もの整理、がんばっているけれど、時間切れになってしまうんです……」と聞きました。それはツラい。ということで、最後まで辿り着く方法を考えてみました。

時間を見積もる

一般的に1人あたりの持ちものの数はおよそ1500点。1つのジャッジに10秒かけたとして4時間ちょっと。1分かかったら25時間……(白目)。ジャッジに悩んだり、思い出に浸ったり……と自分が思う以上に時間がかかるので、それもコミで予定を組みます

効率よく進めたい場合は……。

・1つのジャッジに3秒、5秒と時間を切る(オンラインメトロノームなど)。
・携帯アラームのスヌーズ機能を使って、スピードを維持する。
・いわゆる「捨て友」に同席してもらい、第三者の目を入れる。
・保留(迷い)箱を用意する(ただし、増やさない、見直す時期を決める)。

時間に応じた場所をやる、という方法もありますね。ただ、同種のものがあちこちに分散している場合もあるので、「ものまとめ」のほうがやりやすいかも。

ゴールを設定する

「もう、永遠に終わらない……」「なんのためにやっているの?」という停滞期を乗り切るには、ゴールが必要。

収納先生に片づけサービスを依頼すると、ヒアリングに基づいて作業の計画書が作成されます。どう困っているのか? どんな暮らしをしたいのか? そのためにどうすればよいか? これを、事前に自分で考えておきます

たとえばクローゼットなら……。

(1)どう困っているのか?      →どこに何があるのかわからず、いつも探している
(2)どんな暮らしをしたいのか?   →毎朝のコーディネートをパパッとすませたい
(3)そのためにはどうすればよいか? →服を3割減らし、全部が見えるように収納する

簡単でいいのです。1人でやるのですから。道しるべになれば。ちなみに、私は(3)を紙に書いて壁に貼り、作業をスタートします。

同時進行しない

整理中にいろいろなこと(収納、片づけ、掃除、インテリア)を同時に行うのはやめます

「ずいぶん減ったし入るかな?」とケースに並べたり(収納)、ほこりが気になってダスターで拭いたり(掃除)、懐かしい品を見つけて飾ったり(インテリア)。

別の道にずんずん入っていって、気づいたときにはけっこう遠くまできている感じ。作業が中途半端になり、余計散らかります。ここはまず、整理に全集中。

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そして、予定分は最後までやりきります。し残すと、かえって面倒なことになります。とりあえず元の場所に戻したり、空いているスペースに突っ込んだり。収納がわちゃわちゃします。

無理のないプランを組んで、成功体験を積み上げます。「またできなかった……」という挫折感は苦手意識を生み、整理の習慣を遠ざけてしまう。それは避けたいのです。

まとめ
時間を見積もる
ゴールを設定する
同時進行しない

※収納先生……片づけサービスに従事する人。



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