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【みんなの収納カイゼン①】ダイニングテーブルの仕事道具を3秒で片づけるカイゼン

コロナ禍は、部屋と収納に変化をもたらしましたよね。玄関で洗面台を見かけても驚かなくなりましたし、マスク収納のアイデアは特集が組めるほど多彩。

一方、変化のスピードに追いつけず、ごちゃごちゃの沼にハマっている人からは、何から手をつけていいのかわからない……という声も。

本来収納は、こういうとき(社会や暮らしの変化)こそ、役に立つもの。ちょっと手を加えるだけで、暮らしがラクになり、自分を助けてくれます。

収納のプロや暮らし上手さんは、どこをどんなふうに変えたのか? コロナ禍以降のカイゼンについてレポート。まずはわが家から。

書類、文房具……。出し入れの動作数を減らす

わが家で収納をカイゼンしたのはダイニングです。

ダイニングの一角にワークスペースがあり(見出し画像)、ダイニングテーブルで仕事をしているのですが、ウチ飯の機会が増えたため、片づけが追いつかなくなりました。

あっご飯! と気づいたときにはたいていお腹がすいているので、1秒でも早く、テーブルの上を片づけたい。ブルドーザー的にザザーッとかき集めて、何かにドサッと入れたいのですね。

この「ザザーッドサッ」を叶えるため、ファイルボックスを使うことにしました。

プロジェクトごとに、取材ノートやコンテ用紙、資料をまとめます。大がかりなプロジェクトのときは、より容量の大きいダイソーの「スクエア収納ボックス」を利用。あれなら、使わないときはスタッキングできますから。

右が進行中の書籍の資料一式。中央は新聞の切り抜きなど、左はレシート類。これもテーブル上に散らばりがちなので、帰宅後に財布から取り出し、いるものをここへ。といっても、棚とファイルボックスの隙間からねじ込むだけ。

ファイルボックスは背面棚の上段に置くので、片づけ手順としては、イチ(集める)ニ(入れる)のサン(降り向いて置く)という感じ。私にできるのはこれが精一杯。動作の数が1つでも増えるとアウトです。

やっかいなのは、テーブル上に散らばったこまごま系(文房具など)。これらは一箇所にまとめず、使用頻度で2つに分けています

よく使うものを小さなかごに入れて机の上へ。散らばりを最小限にします。棚上段の本の上を定位置にし、出し入れの動作数をできるだけ減らしました。

一方、使用頻度の低いものは、棚下段の引き出しの中へ。必要に応じて取り出すため、カトラリーケースに分類して一覧性をアップ。出し入れの動作数は増えますが、使用頻度が低いので我慢できます。

棚下段の扉を上げたところ。引き出しには、用途やアイテム別に分類収納しています。請求書セットは引き出しごと抜き出し、テーブル上の散らばりを防止。よく使うWebカメラは最前列に。


ほかには…….食品ストック用の引き出しを半ケース追加

もので増えたのは食品ストックで、こちらは収納を拡張。

買い物頻度が週2→週1に減ったため、一度に買う量が増えたのです。ときどき使っていたネットスーパーで、バラ買いがしにくくなったのも原因。

食品ストックはガス台下の引き出しに収納しているのですが、引き出し半ケース分、スペースを増やしました。もともと入っていた食器は空いている場所に移動。

引き出しは無印良品の「PP収納ケース引出式・小」。あっこれ、いいのですよ。ガス台下に収まりやすい奥行き44.5cmで。私は高さ18cmと24cmを組み合わせて使っています。

下段がコロナ禍で増やした食品ストックのスペース。食品は立てて、パッケージが見えるように。何度もキッチンに立つのがイヤで、つくり置き用の保存容器がフル回転。

食品ストックは全部で引き出し2ケースと半分に。ちょっと多いかなぁという印象。

もともと溜め癖があるのですね。将来に対する不安がそうさせると、ある収納先生から指摘されたことがあります。

コロナ禍の収納には住む人の不安が見て取れます。優先度の高いものが一等地に集中し、押し出し現象が生まれて、しくみが崩壊する恐れも。あるお宅はキッチンカウンターにあらゆる除菌グッズが一生分? と思うほど並んでいました。

私の場合は食品ストック。この時代なのに飢餓に対する恐怖心が人より強いよう。果たして食器を入れ戻す日がくるのか? 観察を続けたいと思います。

まとめ

・仕事はダイニングテーブル派。仕事道具を出し入れする手間を減らし、テーブル上を片づけやすく
・買い物頻度が減少。食品ストックの増加に伴い、引き出し半ケース分を拡張

※収納先生……片づけサービスに従事する人。



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