初めて仕事現場を見た『ゴミやん…』と思った」２１年選手の現場社員が語る鉄クズの仕事
「大阪故鉄にあるもの・ないもの」
…はい、5○1のパクりじゃありません。笑
こんにちは、フリーランス採用広報です。
大阪故鉄のブログ更新から
思えば1周年経ってるのにあれなくない？
チクタクチクタクチクタク…
ぴーーーーーーーん！！！！！
現場職のベテランたちの声！！！！！
…ここ1年…思えば若手ちゃんやミドル社員
営業のベテラン達の話はよく聞いていたものの
大阪故鉄の歴史を作った人達。
大阪故鉄の要、心臓部分の現場職人達！
いよいよ…いよいよ…
ベテラン職人たちに取材を決行。
ぶっちゃけると職人達って話すのめは最初は
めっちゃ緊張します…これは若手ちゃん達や
今回、私でさえも正直ドキドキしましたもん…
さて、そんな秘密のラビリンスとなっている
ベテラン職人…まーずーは！
本社この道21年下元さんにお話を伺いましたー！
初めて仕事現場を見た時
「ゴミやん…」と思った
この道21年の下元さん！最初から
※ブルーカラーに携わっていたんですか？
※製造業や建設業・農業など、ものづくりに関わる現場仕事のことを総称しブルーカラーと言います。
元々は車屋を辞めてから、ビルの上に建っている
建築現場の大きなタワークレーンに乗りたくて
免許を取りに行ったんです。
けど、タワークレーンはツテがないとなかなか
乗れなくて、ツテを探すために2年間現場仕事を
しましたけど、なかなか難しくて断念しました。
クレーンでもいいかと思い、新たに仕事を
探したのですが、どこも経験がないと
面接をしてくれない中、大阪故鉄だけが
面接をしてくれたんです。
早速、大阪故鉄らしいエピソードで！
本社事務の横田さんも、最初は経験者採用の
予定がポテンシャルと大阪故鉄で働きたい
熱意で未経験でも採用のエピソードがあります。
未経験だと、最初は現場を見ても何をしてるか
分からなかったと、よく聞いています。
僕も分からなかったです。
ぶっちゃけ「ゴミ屋やん」って思った。
本当は１週間で辞めるつもりでした。
やっていて、違うなと思って。
でも、未経験で面接してくれたのは
ここだけやし、とりあえず何年かは
頑張って恩返ししようって思ったんです。
違うって、率直にどういうことですか？
下元さん板金のお仕事や現場職は
ある程度、経験されていますよね…？
初め求人票を見た時に、電気関係の取引先企業が
書いてあったから、クレーンに乗って電気関係の
資材とかをほぐす仕事だと思ってたんですよ。
スクラップ屋の存在をまず知らなかったんで。
いざ入ってみたら、鉄くずばっかり入ってくるし
そこで違うなと思って。正直、何となく何で俺が
こんな仕事しなあかんねんって思ったんです。
その時は、プライドがあったんでね。
目標があったからクレーンはすぐに乗れた
あの時は前例も無いからもう、必死
かっこよくクレーンを運転したかったのに
いざ入ったら選別ばっかりだったとかですか？
そんな感じですね。その当時、人にも胸を張って
言えるような仕事じゃないって思ってたんです。
隠さないといけないような感じがして。
最初の葛藤から憧れのクレーンに
ようやく乗れたのは入社して何年目でしたか？
その時には、やりたいことにようやく近づけて
若干納得がいっていたみたいな感じですか？
僕はすぐでした。
何ヶ月か経った時には乗ってましたね。
とりあえず経験を積んだなというのはありました。
早く一人前になりたいなって思ってたんですよね。
一番の難関資格の天井クレーン。
何年でようやく乗れるようになりましたか？
僕は本当にすぐでしたよ。
人が全然いなかったので。
乗らざるを得ない状態だから見よう見まねで。
鉄クズ社長から難関の国家資格と聞きました…
人手不足やから、必死でやったので
免許はすぐ取れました。(根性ですね！)
僕も初めて入った時、正直できない、難しいと
思ったけど、目標があったからやり遂げられました。
今でも、目標は永遠にありますけどね。
(達成してもまた目標って出来る。)
僕の時代は、正直「見て覚えろ」の世界。
本当に、誰も教えてくれなかったです。
ほとんど、自分らで考えて全部やりました。
入社した時は諸福営業所にいました。
僕、嘱託で来てた初代工場長、来間さん
今の諸福の工場長の浅井さんの4人でした。
僕が入社すぐは来間さんがパイプの事故で入院。
でも、上2人はクレーン乗りっぱなしだったんで
僕は2人で分からず、とにかく走り回ってました。
つまり、下で作業するのは僕だけだったんです。
全然、誰もほとんど教えてくれなかったので。
お客さんも来る仕事ですし、とにかくお客さんを
待たせないようには必死やったんですよね。
下元さんから見た大阪故鉄
凄いですね！今の新人さんに関しては
そんな感じではないですよね…？
例えば、ガス切りひとつにしても
手順しっかりですよね？それって
いつぐらいから変わったんですか。
今までにない勢いで教えているつもりです。
今の子達が羨ましいくらいです。
変わったのは…本当にここ最近ですね。
新人さんを大事にしていこうという風潮が
出てきたのは3代目(鉄クズ社長)になったぐらい。
元々見て覚えて世界から、言葉にして…
切り替える苦労、ありましたよね。
いや…意外と、そんなこともなかったです。
我流でやってきたことを、今でこそ俺も
出来ているから、同じようにやったら
出来るってやり方を教えてますね。
例えば、クレーンも感覚の乗り物でしてね。
センスもないと上手くならないのもあるし。
故鉄でめっちゃクレーンのセンスある人は
下元さんから見てどなたですか？？
これ、すごく難しいんですよ。
誰が上手い、下手っていうのは。
正直、下手な子は分かるんです。
でも、上手いっていうのも、何をもって
上手いって言うのか…も色々あるんです。
ただ単に上手い下手、だけで
片付けられるもんじゃないんですよね。
これはどうしても、本当に経験した
人間じゃないとわからないと思います。
大阪故鉄の現場職で働く心意気
「これは持ってほしい！」を教えてください！
また、その理由もお願いします。
根性。根性論になりますね、正直。
体力もいる、 正直きつい。汚れるし、厳しい。
現場も新人に付きっ切りで…ていう
気が回らないのも正直な話でね。
それに耐えられるかどうか。
手取り足取り、一から十まで出来ないことは
何度でも聞いてねと言う感じの令和の働き方や
多様性は、正直今は難しいですかね。
しっかり聞いてくれて、言ったことを
次ちゃんと守ってやってくれてるのであれば
それでもいいと思います。
言ったことを忘れたり、基本通りにやらないと
それは正直、ちょっと困りますねぇ…。
これからの大阪故鉄
新しい職種の方や新人が増えた大阪故鉄。
下元さんから見てどう映っていますか？
また、違う職種の人と話すことはあるんですか？
本当に人の入れ替わりがなかったので
やっと、ここ数年で人の入れ替わりが出てきました。
違う職種のメンバーとは無線のやりとりとか
休憩時間に来てくれて、そこで話したりします。
自ら興味を持って歩み寄ってくれたら
結構コミュニケーションが取りやすそうな
感じなんですかね？
そうですね、飲みに行ったりもするので。
昔は本当に現場だけで飲みに行ったりとか
そんな感じだったんですけど(変わったね)。
人の入れ替わりが出てきたことで
下元さん中で仕事のやり方や
感覚が変わったことってあるんですか？
仕事のやり方が変わったことはないですが
今から次の世代の子らをしっかり
育てていかなきゃというのはありますね。
本当にそれは毎日感じていることです。
中村君とか中川君とかにしっかりと
バトンタッチしていかなきゃいけないです。
次世代を背負っていく方だと思っているんで。
入ってまだ半年ちょっとの中川さん！
まだ正直足りない部分もあるんですけど
今からそこは育てていかないといけないので。
まだまだ伸びるかもしれないですし、
ここで成長は止まってしまうかもしれない。
今後、どうなるかは本人次第ですね！
下元さん、ありがとうございました～！
最初は…フリーランス採用広報も緊張して
下元さんもポツリ、ポツリ…
この取材どうなるんだ!?と序盤15分は
冷や汗が止まらずだったのです💦
が、どんどん話すにつれて
『ぶっちゃけ「ゴミ屋やん」って思った。』
…ここから双方の体温が上がったのは
言うまでもありません。
「正直、何となく何で俺がこんな仕事
しなあかんねんって思ったんです。 」
思いの丈を素直に話してくださった下元さん。
下元さんが21年間現場にいてくださったからこそ
田所くんや岸さんが「ここで働きたい」って
思ってくださったんだと、私は感じました。
最後に、大阪故鉄のブログ読者と
次世代メンバーにメッセージをお願いします！
やればやるほど味が出てくる仕事です。
噛めば噛むほど味が出るみたいな感じで。
やっていけばやっていくほど
色んなことが見えてくる。
クレーンも毎回下ろし方が一緒じゃない。
毎回色々なパターンがあるんでね。
決まった下ろし方は、ほとんどないんです。
それをいかにこうやったら、上手くできるなとか
後から気付くこともあるので、やればやるほど
自分の中でも成長していく部分もあると思います。
大阪故鉄では引き続き仲間(宝)募集中～！
大阪故鉄で働くには全職種
職人さん達とのコミュニケーションは必須。
だからこそ、そんな職人さん達を輝かせる
あなたの力が必要です！よろしくお願いします！
