見出し画像

3分で読める 映画「ボイリング・ポイント/沸騰」感想 ブラック就業レストランの裏側

働きたくないレストラン

  • 正直、このレストランでは働きたくない。厨房とホールの連携がなく、儲けるために、過剰にゲストを入れる方針ではパンクする。現に、メインコックはほとんど寝てないようだし、新人の教育も上手く行っていない。特に厨房の負担は高く、無茶な要求にも応えないといけない。めちゃくちゃである。

  • 逆にホールは私語を話せるぐらい余裕がある。担当のテーブルから注文がないと暇になるからだ。これが厨房の比較により、かなりイライラしてしまう。しかも、客の無茶な要求を、厨房の許可なく受けてしまい、スタッフは大混乱になる。ホールの男性は女性達を口説いたりと、割と気楽な雰囲気だ。この対比も、実際の企業にもある問題だ。

ブラック作業のシェフ

  • どう見ても、シェフのアンディ仕事量がオーバーヒートしている。アンディはオーナーでもあり、衛生の監査人により、厨房が低評価になる。それにより、スタッフから見たら、パワハラまがいの対応になってしまう。さらに、ライバルのシェフや共同経営者との喧嘩もあり、精神的に追い詰められていく。

  • わたしなら、一度休むなり、撤退するなどする。どう考えても仕事が回っていない。そもそも、無理な状態で経営を開始、もしくは、儲けるために無理をしているのかもしれない。一度辞めるなり、見直すなりして、見つめ直すしかない。アンディの意見も通らない、疲労のみたまり、仕事の精度も落ちる。良いことがない。

レストランの経営を見直す

  • この物語は、悲劇的な結末を迎える。誰も幸せにならない。スタッフ全員が泣く。根本にあるのは、客が多すぎる問題だ。ラストにアンディはアレルギーかある客に、それが入ったドレッシングの使用を許可してしまう。余裕があれば、間違いはなかったはずだ。客が多く、注文がありすぎて、明らかにシェフが対応できていない。

  • アンディが睡眠不足なのを見ると、普段から客が多いとのこと。おそらく、マネージャーが若く、父親のレストランを盛り上げるために頑張っているが、厨房とまったく連携が取れていない。まずは、連携がとれるぐらい客の数を調整しなければ。スタッフも、「このレストランはおかしい」と思いつつ働いている。誰もが不満顔だからだ。アンディの相棒シェフが昇給を言っているのは、それだけ忙しいと言うことだ。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?