見出し画像

完全復刻とーちゃん焼きそばとツバメソースの話。

「アラフィフは女性ホルモンが減り、骨粗鬆症や高血圧になりやすくなる」
そう婦人科で聞いてからせっせと食べているもの。

納豆、小魚の佃煮、ヨーグルト、サバ缶。

サバ缶は災害時用に、と常に備蓄しているのだけれど。
忙しい時にとても便利で美味しくて、ついつい食べてしまう。
スライス玉ねぎと鰹節を乗せ、マヨネーズ・醤油を少々かけてそのまま食べたり。
サバ缶とじゃがいも・にんじん・玉ねぎ、みりん・醤油・酒で煮込む簡単サバじゃがにしたり。

健康のために、と食べるのもいいけれど。
美味しいもの・好きなものを食べる。
これが心身のために一番かも。
食欲の秋、ということで今日は食べ物のお話。

好きな食べ物はたくさんあるけれど、中でも好きなのは。
夫が作る焼きそば。
うちではとーちゃん焼きそばと呼んでいる。

娘が生まれた時、「パパ、ママ」か「お父さん、お母さん」かの呼び名で夫と意見が分かれた。
「パパ、ママ」がいいと言う私に夫は「パパなんて柄じゃないから”とーちゃん”がいい」と言った。
結局、私は「ママ」で夫は「とーちゃん」になった。

という、とーちゃん焼きそばの名前の由来は置いといて。

夫のバイト履歴はほぼ飲食関係。
料理を作ったりお皿を洗ったりが好きらしい。
大学生の頃、京都の飲食店でバイトしていた時にいろんな料理を覚えた。
その中に焼きそばがあった。
普通の焼きそばで、隠し味にカレー粉が入っている。

ほぼ40年前のある日。
焼きそばを注文したお客さんに聞かれたそうだ。
「君はいつからこの焼きそばを焼いているのか?」
「半年前からです」と夫が答えると「旨いな!もう一杯くれ」とお代わりをした。
そして、そのおじさんはその後も焼きそばを食べに来た。

リピーターがつくほどのとーちゃん焼きそば。笑
そのエピソード含めて美味しい。

そのとーちゃん焼きそば。
本当は当時の味じゃない、と4年前に知った衝撃?の事実。
「ツバメソースがあったら当時の味になるんだけどな」と夫の一言。

ツバメソース
何それ?

創業昭和5年のツバメ食品で作られている京都の地ソースらしい。
地ビールならぬ地ソースっていうものがあるのね。

ネットでも買えるけど、京都にあるいくつかの酒屋さんで販売しているのを知り。
じゃあ、京都にツバメソースを買いに行こう!と1時間半かけて伏見の酒屋さんへ。

せっかくだから伏見観光も。
懐かしい昭和な感じの竜馬通り商店街。
坂本龍馬が襲撃を受けた寺田屋。
伏見・十石船・三十石舟。
月桂冠大倉記念館に黄桜カッパカントリー。

画像1

月桂冠本社跡のレトロなカフェ「伏見夢百衆」。
大正時代建築の旧本店社屋をそのままお店に。
お酒づくりに使われる銘水使用の「水出しコーヒー」が美味しかった。
日本酒好きな人なら、バニラアイスに清酒をかけて食べる「清酒アイスクリーム」がオススメ。

と、すっかりグルメブログみたいになってきましたが。
この日の最大の目的はツバメソース。

少し道に迷いつつもツバメソースを販売している酒屋さんに到着。
ウスターソースやオリソース、とんかつソースなど何種類かあり。
ボトルにはレトロなツバメのマーク。
その中から焼きそばソースを選び無事購入。

その日の晩ごはんは焼きそば。
ちょっとピリ辛で香辛料の香りが良く、美味しい!
完全復刻とーちゃん焼きそばを味わえた2017年の思い出。

楽しい思い出は食べ物を更に美味しくするね、というお話。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?