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日本のゆがんだ就活ルール

おはようございます!

大阪市淀川区を拠点に活動している
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です😄

最近の日経新聞の記事で、
興味深いものをみつけました。

それは、
6月1日で新卒採用選考が解禁となり、
企業が選考を開始した
、という内容。

ただし一方で、現時点での内定率は約65%
半数以上の学生がすでに内定を得ている
実態が明らかになりました。

この内容を見て、
あなたは何を感じるでしょうか?

日頃就活に関わりがない方からすると、
「ふーん、そうなんだ。」
という感じかもしれません。

ですが、
日々就活生と向き合っている私からすると、
やはり6月1日で採用選考解禁というなぞの慣習には
違和感を感じざるを得ません。

この慣習はそもそも経団連が定めたものですが、
以前から早期に学生を囲い込み内定を出す企業も多く、
実態との乖離が問題視されていました。

私は、
この慣習を守らない企業が悪いという訳ではなく、
このなぞの慣習が形骸化しており、
企業サイドにも学生サイドにも不自由を押し付ける
構造的欠陥が生まれていると感じています。

企業サイドとしては、
情報発信の仕方に注意を払う必要がありますし、
6月解禁というルールを愚直に守ると、
そのルールを守らない企業によって、
優秀な人材を先に取られてしまうリスクが発生します。

そうなると、どの企業も当然選考を早めるか、
何らかの形で学生にアプローチせざるを得ません。

学生サイドから見ても、
いつから就活の準備を始めたらよいかわからないし、
6月解禁というルールを愚直に守ると、
自分が志望する企業の選考はとっくに終わっていた
なんてこともあります。

実際に、現時点での内定率は65%となっていますが、
この数値は、就活支援をしている私の体感的にも、
正しいという納得感があります。

そもそも、
日本の学生の多くは
大学在学中に就職活動をしていますが、
海外の大学と比較すると
これはかなり異常なことです。

海外では、
大学は学問を納めるところであって、
就職をさせるための機関ではないからです。

このように、
日本の新卒就活のシステムは、
企業側と学生側、どちらにとっても
やりにくい構造になってしまっています。

このシステムの廃止・改正に向けた動きはありますが
すぐに大きく事態が変わるとは思えません。

ぼんやりしていて、
就活ルールにしたがっていたら大丈夫、
と思っていたら、一生に一度の大きな決断をするときに
悔いの残るかたちになるかもしれません。

ただ一つ言えることは、
自分の手で情報をしっかりつかみ、
自分の頭で考えて行動していくこと。

もちろん、
自分だけで考えるのが難しいよという学生さんには、
私が無料でサポートをしています。

新卒就活は、
自分の人生を決めるターニングポイントのひとつです。

すでに内定率65%というデータは出ていますが、
もう企業の選考が終わったわけではありません。

形骸化したルールなどにとらわれず
自分から正しい情報を取りに行き、
自信をもって行動していきましょう!

今日はここまでです!


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