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#89: こんなときだから♪グリーグ〜こんな銀婚式を迎えたい!「トロルドハウゲンの婚礼の日」

グリーグ:抒情小曲集第8集より「トロルドハウゲンの婚礼の日」(1896)

#85 -91のテーマは「憧れのジューンブライドー結婚と音楽」

エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)はノルウェーの作曲家であり,北欧らしいトロルや妖精などをモチーフにした作品を残しています。

本日お送りする「トロルドハウゲンの婚礼の日」は,グリーグの妻であるニーナとの結婚25周年,つまり銀婚式を記念して作曲されました。

グリーグは,自分たちが住んでいるところを「トロルドハウゲン(妖精の丘)」と呼んでいたそうで,というのも,グリーグ夫妻はとても小柄(二人とも約150cmくらいだったらしい!)で,自分たちのことをトロル(小柄な妖精)みたいだね,と話していたそうです。なんとも微笑ましいエピソードではないですか!!

ちなみに,グリーグの歌曲のほとんどがソプラノ歌手であったニーナのための作品なのだそうですが,銀婚式にこんなに心がほっこりする曲を送られるなんてニーナの喜びも特別なものだったと思います。曲を聴くと,時空を超えてグリーグ夫妻の幸せを一緒にお祝いしているような気分に浸れるのが,音楽の醍醐味ですね。

コロナ禍で自分たちが思い描いた結婚式を挙げられなかったカップルの皆さん,大丈夫! きっと二人で歩んできた道のりを共に祝う銀婚式の方がもっと幸せを感じられるはず! だから,この曲を聴きながら,銀婚式を楽しみに過ごしてほしいと思います。 お幸せにーーー!

そして,そして,
今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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