#46:グローバル・コモンズ・スチュワードシップの体系的展開🌍

2022年2月8日 21:52

この記事でお伝えしたいこと、わかること

・体系的展開って何やねん？
・協創の意味
・人間同士がシンフォニーを奏でるために

東京大学理事でグローバル・コモンズ・センターダイレクターを務める石井菜穂子さんが、
令和3年6月22日に財務総合政策研究所で講演された際の資料

「Global Commons Stewardshipで日本と世界を駆動する」
https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2021/lm20210408.pdf

から気になった内容をご紹介しつつ、
僕自身の考えも書かせていただければと思います。
今回は「Global Commons Stewardshipの体系的展開」という項目からです。

体系的展開って何やねん？

冒頭の資料の23ページのタイトルと本文が、

Global Commons Stewardshipの体系的展開
ビジネス他のステークホルダーと連携し、経済・産業の転換を協創する

となっています。

皆さま、「体系的展開」って意味わかりますでしょうか？

ア、ハイハイ、あの呪術廻戦で、
技とか繰り広げる時に言う決めゼリフね！！

って、「領域展開」じゃねえよ！！👋
鬼滅の刃の上弦の参・猗窩座(あかざ)もビックリの「術式展開」でもねえよ的な！？

ということで、まずは体系的展開について、考えていきたいと思います。

体系的展開とは、
前回の投稿#45「グローバル・コモンズ・スチュワードシップ」でも書かせていただいたのですが、
要は「手を取り合う」ためのチームを組む。
ということではないか。

個人的にはそんな風に捉えております。

僕のヒーローアカデミアで言うところの、
「チームアップ要請」ですね。

ではなぜ「手を取り合う」必要があるのか？

この答えは、資料にもあります「協創」という言葉にその意味が込められていると思います。

「協創」ってキーワード、
よく巷で聞くようになったなぁと感じております。

協力、協同することで創りだすってことですよね。
協力しなければ創り出せないもの。

それは、互いを生かし合うってことではないでしょうか。

お互いがお互いにとって素晴らしい存在として、
組み合わさった時に、新たに生み出されるもの。
その「協創のパワー」が今の時代には必要だから。

そういう時代認識のもとに、
「体系的展開」、
僕の理解では、「手を取り合う」取り組みが行われているんだと思います。

「協創のパワー」が今の時代には必要な理由、
それは経済・産業の根本から転換を図る。
つまり、パラダイム・シフトが必要だからなんです。

今までは、例えば科学の分野でも、
それぞれの専門分野で各々活躍すればそれでよかったんです。
点と点で存在していてもよかったんです。
個人の時代。
でも、これからは点と点が線になり、さらに面（ネットワーク）となり、
共に生きる時代になったんだと思います。

それは音楽でいうのならば、
音符が一つ一つの音として存在していたものを、
音同士が繋がって、一つのシンフォニーを奏でるようなもの。
協奏曲を創るようなものなんですね。

良い協奏曲を奏でるためには、
指揮者が必要ですよね。

その指揮者の役割、
つまり経済や産業の関係者、環境分野の科学者などが、
利害や立場、違いを超えて、
一致協力できる枠組みを石井菜穂子さんたちはやろうとされているのだろうと。
そのように僕は捉えています。

すごく大きな挑戦だと思います。
でも、必ずできると僕は信じておりますので、
僕は石井菜穂子さんをはじめとするグローバル・コモンズ・センターの取り組みを応援したいなぁと思っております。

聖徳太子がおっしゃられたように、「和をもって貴しとなす」という和の精神が日本には脈々とありますので、
日本が世界の中でこういう役割を担うことが、
「日本は日本の責務を全うする！」
feat：煉獄杏寿郎「おれはおれの責務を全うする！」
ということではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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