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無花果おやつ・朝ごはん

美味しい果物がお店にたくさん並ぶ、いい季節になりましたね。夏から秋にかけての果物と言えば、無花果。みなさんは無花果をどう食べていますか?

そのまま食べても美味しいし、ヨーグルトと食べたり。ジャムやコンポートにしたり。いろんな食べ方があると思います。

私が好きなのはパンと食べること。なぜパンと一緒かというと、大好きだったカフェの懐かしい味がするからなんです。(以下、カフェTと呼びます)



1.カフェTのベーグルサンド


学生時代に通っていた、お気に入りカフェTの看板メニューはベーグルサンドでした。棚には色んな種類のベーグルが置いてあり、好きなものを選んで、その場で作ってもらえるのです。

ベーグルを半分に切って温め、レタスとハムをのせ、マヨネーズと黒胡椒。その絶妙なバランスが大好きでした。

特に好きだったのが無花果のベーグルです。じんわりと甘くてプチプチして、サンドイッチにすると甘じょっぱい味になるのも美味しかったのです。

お菓子の包装やメニュー表、ポストカードもオシャレで。持ち帰り用の紙袋にはオリジナルのスタンプが押してありました。紙モノを持ち帰るのも楽しみだったのです。


2.無花果トーストで朝ごはん


さて、毎年この時期は大量の無花果が冷蔵庫に冷えています。父の友人の家に無花果の木があって、ありがたくいただいております。

よく熟した無花果をスプーンですくってパンにのせるだけで本当に美味しい。甘くてプチプチして瑞々しくて。まったく火を通してないのにジャムみたいなんです。

小皿にはオクラと大根のスープ浅漬け。
ヨーグルトの上にのせ、オリーブ油と
ブラックペッパーを振りました。

焼いてバターを塗ったパンにのせると、キラキラして美しいなぁ〜と思います。いったい何色と書けば良いのか分からない、不思議な色でした。皮ギリギリをすくうと、もっと薄いピンク色になります。

秋にかけて、まだまだ果物の朝ごはんを楽しみたいです。



3.花咲くクロワッサン・プディング


あるとき、無花果を贅沢に使ってみよう!と思い付きました。

皮を剥いて薄く切った無花果を
放射状に並べます。彩りにミントを
散らしました。赤と緑の対比が綺麗でした。


普段は面倒くさがって無花果を食べない妹も、薄切りならと食べていました。のせたら嫌がるかと思ってたので意外です。

薄切りにして並べると「花みたいで綺麗ね〜」と母が喜んでました。華やかなものが好きな人です。

自分で収穫してきた父も満足気でした。

《 クロワッサン・プディングの作り方 》

1.クロワッサンを角切りにする
2.耐熱容器で卵をとき、少しずつ牛乳を加えてよく混ぜる
3.2に1のクロワッサンを加える
4.器ごとレンジで火を通す
5.フライパンにうつし、焼き目をつける

 ※ 甘くしたいときは、2で砂糖を加えます



少し寄りました。
ケーキシロップをかけて艶出し。


初めて作ったのに、食べたことがあるような懐かしい感じがしていました。訪れることのできなくなったカフェTの無花果ベーグルを思い出していたのです。

そのことを妹に話すと、なるほどと共感してくれました。そして、妹とよく食べたメニューを思い出して、2人で懐かしんでました。

おやつに食べましたが、朝食にも良さそうです。


❀ おまけの自然派おやつ


ドライの無花果も、とても好きで。ナッツやドライフルーツのたっぷり入ったパンをたまに買います。そして、翌日おやつに作るのがチョコをのせたパン。

《 チョコのせパン 作り方 》

・ドライ無花果とナッツのパンを購入する
・高カカオチョコレートをのせ、レンジで温める
 パンが少し温まって、チョコが溶ける程度
・ミルクティーと一緒にどうぞ


こうしてnoteを書いていると、思い出ごと食べているんだなぁ〜と実感します。食いしん坊なので一度好きになった味は忘れられません。

食べものの画像は残って無かったのですが、
昔のポストカードを発見しました!


趣味のうちのひとつがポストカード集め。お店に置いてあると、ポストカードやショップカードばかり持ち帰ってしまいます。右の2枚は、à la campagneとcoffee Kajitaです。美味しそうなポストカードを並べて撮影してみました。


失うものが多すぎて、辛くなるときが時々あります。出会わなければよかったでなく、出会えてよかったと思える自分でいたいのです。残してくれたものは大切にしたい。

大好きだったカフェTの閉店は本当に悲しい出来事でしたが、思い出して懐かしむことは自由だと。美味しい味を忘れないで、これからも積み上げていきたいと思いました。

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