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飲食店が今できること/ アフターコロナにやれること/ Uber Eatsで売る方法と人気店ヒットの秘密🍽

コロナ渦の中でも影響を受けず逆に売り上げを伸ばした新しい飲食店の形態『ゴーストレストラン』をヒントに
デリバリー、福利厚生サービス、テイクアウトサービス、通販情報など、今後拡大しそうなサービスを中心にまとめました。

【はじめに、現在Uber Eatsを始めデリバリー、テイクアウトのプラットフォームの導入に殺到していますが、通常でも飲食店の売り上げを100とするとUberは10、テイクアウトは2程度なので、あくまで100→112になるようなイメージだと予め知っておくのも重要です。】

なので、お店に負担にならない手数料、対応できるオペレーション導入費用や、ランニングコスト、導入する目的や売り上げの期待値ごとに優先順位をつけ10プラスアルファを組み合わせて考える必要があると思います。
利用者がどこのエリアにいるかユーザー母数がどのくらいか想像してもらえると予め優先順位売り上げの期待値がイメージしやすいです。

❶デリバリーの導入

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Uber Eats 

※現在飲食店支援のため導入費用無料
※手数料35%(※税込38.5%)
Instagramから注文が可能になりました。
※注文の上限数の設定は不可、注文受付のストップは可

②menu 

 テイクアウトとデリバリーのプラットフォーム
※都心部エリアのデリバリーをスタート
※飲食店支援のため2年間テイクアウトの手数料無料
※デリバリー手数料は35%
※2020年4月の新規申し込み店舗数が約5,000件となり、テイクアウト・デリバリーの領域をあわせ、累計約15,000店舗を突破

③Chompy

渋谷エリア中心のデリバリーアプリ
※作り手の顔写真などが分かりユーザーに評判がよい
※手数料30%
※知人と配達料をシェアできる                                      ※渋谷周辺エリアには恩恵がありますが、審査や掲載までの時間がかかります。


※出前館、楽天デリバリー、FineDineなど大手は省略

Uber Eatsと出前館
https://hajimeteno-dx.com/article/uber-eats-demae-can

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※飲食店支援のためUber Eatsは現在は初期費用無料
※出前館は10月末まで手数料33%

※②や④のような配達手数料、売上手数料の安い新たなサービスの台頭により、今後ユーザーの注文のハードルが下がりデリバリー需要はさらに増える見通し

※デリバリーは注文が来たり来なかったり、逆に一度にきすぎて対応できないという面があるので、メニュー毎に上限設定ができるかなどオペレーション面を予めご確認ください。

❷ Instagram フル活用

① Instagram × 料理を注文(Uber Eats、出前館、Picks、ヒトサラ、Table check) 

インスタの投稿、プロフィール、ストーリーズから
注文とシェアが可能
https://ferret-plus.com/15027

②Instagram × ギフトカード
(Square、TableCheck、キッチハイク)

https://japan.cnet.com/article/35153590/
未来のチケット、レシピの購入、複数店舗で使える
サブスクチケットなどアイディア次第では面白い

③Instagram × 席を予約

https://frigater.com/news/815
※プロフィールからぐるなびの予約フォームにリンク

④Instagram × BASE

※Instagramの投稿から飲食店の通販ページにリンク

⑤Instagram × プロフィールに複数リンク

Instagramのプロフィールにお店のURL、BASE、LINEアカウントなどを1つのURLにハブ化できる
https://kmy.website/get-more-backlinks-to-blog/
※リンク+過去の投稿写真に通販ページのURLが貼れるSmart.bioがインスタにはオススメ
※リンクのみなら背景とアイコンをカスタムできるInsta.bioがオススメ
サンプル Insta.bio :左 Smart.bio:右
https://smart.bio/o_ta.naoki 👈

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Instagramはもともと飲食店と相性のいいツールですが飲食店支援のために加わった機能をぜひご活用ください

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ビジネスアカウント、クリエイターアカウントは無料で簡単にできフォロワーがどこに住んでるか分析できるので、とくにお店のエリアと#タグを関連づけて投稿する

インスタ活用術①
https://www.tablesolution.com/ja/blog/news/instagram-restaurant-1/
インスタ活用術②
https://www.tablesolution.com/ja/blog/blog/instagram-restaurant-2/

❸ ネット通販

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BASE (Instagram 提携)
https://apps.thebase.in/

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000021088.html

クラシル

Oisix
https://www.oisix.com/shop.kounyuu--oic_intro_restaurant-support__html.htm?mi2=sp_gnav&SESSIONISNEW=TRUEID&mi2=7749

Shopify (Instagram 提携)
https://www.shopify.jp

※飲食店が通販を始めたら
https://telewo-rk.com/restaurant/150/

❹ CLOUDMEAL

法人オフィス向け社食デリバリー


https://www.cloudmeal.io/start/?page_id=2081

※社員は福利厚生で加盟店からデリバリーを注文
※お店近くのオフィスにまとめて50食配達などケータリングに近い。
※配送のみの短時間のオペレーション
手数料は25%、その他コスト無し
2日前までの事前予約最低受注金額や注文上限、配送可能エリアの設定、前日にそもそも注文を受注するかの選択可 ※配送、配送代行は飲食店が手配

※最近はUberなど個人デリバリーをいくつか導入した
飲食店がオフィス稼働後の準備に加盟するケースが多い

配送代行サービス

※出前館、楽天デリバリーなど自社配送の場合、手数料が10%になるため配送代行でのデリバリーは今後一つの手段として有効

スキマ便
https://sukimabin.com

DELICA
https://spot.logiquest.co.jp/delivery/delica/

ソクハイ フードデリバリー
https://www.sokuhai.co.jp/outsourcing/food.html

Pick Go
https://pickgo.town/shopping/store/

❺ 福利厚生が使えるサービス

会社の福利厚生で加盟レストランの食事ができる
※通常であれば福利厚生サービスは強いですが、勤め先周辺でお店に直接来店して食事をするため、こちらも今はオフィス稼働後の準備になると思います。

Green
https://lp.green.work

どこでも社食
https://dokodemo-shashoku.com/?gclid=CjwKCAjw4KD0BRBUEiwA7MFNTfX-zxS5SFIh2G0op2oprxM5StuQ7m3RC_lAYXx5Od4LUIEwV95-MBoCTusQAvD_BwE

❻テイクアウトアプリ

Picks

※知名度とシンプルな使いやすさではPicks一択
Instagram から注文可能
※飲食店支援のため9月まで手数料無料
※picksはあくまで売り上げを期待するというよりは、常連さんなどに向け事前決済などのオペレーションを
簡単にするため導入するイメージ

POTLUCK
月額定額制テイクアウト&デリバリーサービス

※ユーザーは月額定額制いわゆるサブスクが強み
(テイクアウトが定着した時に他サービスに無い強み)
※飲食店支援のため渋谷エリアでデリバリー開始
※掲載可能なメニューは650円〜、または650円の倍数
(チケットの価格に合わせたメニュー掲載が必要)
※別途サラダなどサイドメニューのオプションも掲載可
(複数枚チケット、オプションの掲載は年内まで)
※ユーザーは渋谷エリアを中心に密集している

#テイクアウトしよう

LINE テイクアウト
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000052385.html

ClickDishes
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000056483.html

テイクアウトのプラットフォームは直接来店できるお店が限られるため、通常でも売り上げの母数は少ないですが、アプリ上に掲載してふだん店舗周辺にいるユーザーにメニューやお店を確実に目にしてもらい初めて来店するきっかけを作れる点と(来店できるお店のみ見るため)
口コミが同じ職場などそのエリア中心に広がったり、
直接受け渡しすることで様々な温かい瞬間を作り出せる点がデリバリーにない部分になります。

リピーターを増やすよりも新規集客が圧倒的に難しくUberでもありがとうと一言メッセージを書くだけで評価が上がるので新たなファン作りにぜひご活用ください。

❼クラウドファウンディング

Camp Fire
https://camp-fire.jp/projects/category/food
※商品のお届けや未来のチケット、お店のロゴ入りエコバッグ、Tシャツの販売、来店時の特典などを付けて支援を募る

❽Uber Eatsで売る方法、人気店の秘密

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Kitchen BASE主催の第1回クラウドキッチン会まとめ

1. 売りたいものではなくて売れるものを作る
2. メニュー写真は超重要
3. 最初の2週間が勝負
4. 上位表示されるためオンライン率を下げない
5. 原価率(食材費+包材費)を25%以内に抑える
6. レーティング(星の数)は4.5以上を目指す
7. お客さんとコミュニケーションを取る

1. 売りたいものではなく売れるものを作る

自分が売りたいもの・作れるもの・美味しいと思っているものを商品にしてしまいがちですがユーザーのニーズを明確にしてマッチしたメニューを作ることが最も重要

今だとヘルシー系ガッツリ系のニーズが高く、
家では作れないもの専門店が少ない料理も売れる

例えばうどんやパスタは自分で安く美味しいものを作れるがルーローハンや台湾まぜそばは自宅で作れない
専門店も少ないので「じゃあUberで頼もう」となる

これはBASEなどの通販でも同じことを言えそうです🤔

2. メニュー写真は超重要

メニュー写真は全メニューで用意する。新規出店時にはUberEats側でカメラマンが15枚までは無料で撮影してくれるので、最低でもこの枠は全部使い切った方が良い(追加料金を払えば30枚まで撮影可)

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ヒーロー写真と呼ばれるメインの写真にはロゴや店名を入れると認知度が上がる

メニューの特徴をダイレクトに伝えることが重要

店舗名も「何これ食べてみたい!」と思わせるようなものが良く、話題のゴーストレストラン「究極の鶏胸肉とブロッコリー」などはまさにその典型的なネーミング

3. 最初の2週間が勝負

なぜかというと、Uber Eatsは出店から最初の2週間はアプリ上で新規店舗は上位に表示されるように設定されているのでこのタイミングでどれだけお客さんを捕まえられるかが重要になってきます。

※出店して2週間で売れないものはずっと売れない

2週間で売れなかったら新しいコンセプトで出店し直す
逆に売れるメニューを作れた場合は最初の1週間で1日に5,60オーダーが入る。
一番人気店(個人店)は月商600万・100オーダー/日
Kitchen BASEではこのタイミングを有効的に活用するために、出店日は必ず金曜日に限定している。
週末はUberEatsの注文が増えるため、金土日に上位に表示されることで認知を一気に高める。

また、雨の日はドライバーが少なくUberEatsの注文がストップするので、6月中(梅雨の時期)の出店はできれば避けた方がよい

4. 上位表示されるためにオンライン率を下げない

UberEatsアプリで上位に表示される=飲食店における駅近くの店みたいなもの。飲食店で立地が重要なのと同じように、UberEatsではアプリでいかにして上位表示されるかが大事で、上位表示されるための指標として
オンライン率」と「売上」が重要

UberEatsに出店してる店舗は登録した営業時間に対してちゃんと注文を受け付ける状態になっているかが
「オンライン率」

オンライン率を下げる要因は「注文の一時停止
店舗が忙しくて、てんやわんやの状態になると注文を止めるために一時停止ボタンを押したくなりますがここをぐっと我慢するのが秘訣

注文に対応できない時は調理時間の長いメニューや手間のかかるメニューだけを品切れにする

こうするとオンラインを維持しながら、面倒な注文は入らなくなり厨房の負担を軽減することができる。

また、配達までの時間の設定(調理時間)を長くすると注文が入らなくなるので有効な手段

5. 原価率(食材費+包材費)を25%以内に抑える
UberEatsでは売上の35%が手数料ですが実際は売上の38.5%が手数料として引かれます。

この手数料のことを考慮してできることは大きく2つ。値段を上げること。もうひとつは原価を下げること。

価格設定については店舗の値段×20%くらいが妥当
あまり値段を上げすぎると売れないので、原価率25%以内で作れるオリジナルメニューを出すのも有効な手段

UberEatsでは専門店の方が売れるので、例えば洋食屋さんであっても、「洋食屋」ではなく「オムライス屋」の方がユーザーに響き『なんでも屋は売れない』

6. レーティング(星の数)は4.5以上を目指す

UberEatsでのレーティング4.5は食べログでいう3.5の点数に感覚に近く「4.5あればまずくはないだろう」という意識が働くのかこのレーティングを超えると注文数が一気に増える

なので、まずは4.5を達成できるように頑張ると良い
具体的な策として手書きのサンキューカード
袋に大きくありがとうと書くだけでも効果がある

7. お客さんとコミュニケーションを取る

店舗や店員の顔が見えない分、料理のこだわりや想いを伝えることが非常に重要

デリバリーだからこそ、サンキューカードチラシ
お客さんとコミュニケーションを取る有効な手段

新規客を増やすよりもリピーターを増やすほうが
 圧倒的に楽

8. キャンペーンを活用する

〜円以上の注文で100円引きや、一つ注文するともう1品ついてくるなど、UberEatsでもキャンペーンをうまく活用できると売上をしっかり維持できる。
とりあえず、『できることは全部やってみると良い』

9.他のプラットフォームも使ってみる

UberEatsなどアプリ系サービスのユーザーは一つのアプリ内を回遊するため複数のサービスに登録してリスクヘッジすることは有効です。

飲食店側としてはどこから注文が入ろうが作るものは一緒なので、メニュー写真などは使い回して複数のサービスにまず登録してみて、手数料やオペレーション面で
使いやすいサービスを残していくというのが効率が良い

10.決まった担当者と仲良くなる

問い合わせ窓口で聞くと順番待ちになって結構時間がかかるので、1人の担当者と仲良くなって基本的にその人に問い合わせるようにしたほうが反応が早く、情報が濃い

特に3ヶ月経過してから「レポートをください」と言うと、そのエリアで何が売れているのか、平均単価はいくらくらい等詳細のレポートがもらえてめちゃ参考になる

なぜかというと、僕もこのnoteを書いたきっかけでもありますが、どのサービスの人も日頃常に携わっているのは飲食店さんたちであり力になりたいと思っています。

さいごに、

従来型の店舗は持たずプラットフォームを活用し1つのメニューだけで瞬く間に7店舗まで拡大した『究極の鶏胸肉とブロッコリー』
今回参考にした複数のお店が集うシェアキッチン型
ゴーストレストラン『Kitchen Base』
zoom店でのオンライン営業やレトルトカレーに始まりスパイスキットの通販など、常にいち早く動く会員制
コミュニティ『6curry』
Instagramストーリーズを活用し、未来のチケットや
回数券、貸し切りチケットや冷凍カレーを販売した渋谷の超人気店『Sta.』など 

今後もレストラン+テックのアイディアの参考になると思うのでぜひチェックしてみてください。

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あっ、Google マイビジネスも忘れずに!

https://meo.omotenashi.com/importance_of_myvusiness/

❾※飲食店支援情報まとめ.


まだまだできることがありそうですね!🍽

※画像カオスマップ. よじげんスペース





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