小野照崎神社

東京入谷にある、852年創建の「小野照崎神社⛩(おのてるさきじんじゃ)」公式noteで…

小野照崎神社

東京入谷にある、852年創建の「小野照崎神社⛩(おのてるさきじんじゃ)」公式noteです。 こちらでは神社の情報や、生活の中にある日本の文化やこころについて発信していきます😊 ◆毎月更新 ・月替わりの御朱印 ・待ち受け壁紙 http://onoteru.or.jp/

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マガジン

  • 神社の基礎知識

  • 秋詣2023

    来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある実り豊かな季節でありますが、大事な収穫感謝の祭礼が行われる季節でもあります。生活の中で馴染みが薄い文化や伝統的な習俗も丁寧に紐解き、お伝えできればと思います。

  • 月替わりの御朱印

    毎月、月替わりで替わる小野照崎神社の御朱印をまとめたマガジンです。

  • 「つぎのお祭りで逢いましょう」

    お祭りは、祈りです。 私たちは毎年、多くの方々と力を合わせて、神と人、国や地域の安寧を願ってきました。 この夏、⼊⾕で祭囃⼦を聞くことはできません。 今年は、地域をあげて心と肩を寄せたお祭りはできませんが、ゆっくり、お祭りを感じて、皆さまの心に温かい気持ちが広がりますようにと、お祭りに関わるドキュメンタリー映像や、特集記事をまとめた特設Webサイトをつくりました。 一人でも多くの方の心に届けば幸いです。 ◇令和2年 大祭特別企画 特設Webサイト http://onoteru.or.jp/taisai/ お祭りは無くとも、心静かに手を合わせるひとときを。 また、皆さまと笑顔でお会いできる日を楽しみにしております。

  • さくら詣2024

    春は芽吹きの季節、様々な区切りが整い年度が改まる「はじまりの季節」でもあります。 生活の中にある文化や伝統的な習俗を丁寧に紐解くことで、豊かな日常への気付きとなれば幸いです。 新しい春を迎えて、心新たにお参りください 。

記事一覧

【過去の足利学校講話から】『歩いて学ぶ神話の世界』著者に聞く、神話旅の世界

9月22日、当社境内にて秋季例祭の神賑である『足利学校』と『雅楽の夕べ』が行われます。 今回は、過去の講和の模様をお届けします✨ ◆『足利学校』とは『足利学校』は…

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令和6年「秋季例祭」のお知らせ

9月は当社にとって大切な月です。 9月19日は、当社が現在の入谷の地に遷祀された重要な日であり、例年この日に「秋季例祭」が斎行されます🌕 ◆御遷座を寿ぐ秋祭り小野照…

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9月は当社境内「三峯神社」の例祭月!~現代に受け継がれる江戸の山岳信仰~

9月は、当社本殿の左手にある三峯神社の例祭月です。 今月は例祭を祈念し、「三峯」特別御朱印の授与を行います🍂 「三峯」特別御朱印の中央では三峯神社の神様の使い(…

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菅原道真公の御名歌から見る、道真公のご生涯

秋も深まり、お月見シーズンが近づいてきました…🌕 令和6年の9月17日は「中秋の名月」でした🌕 これからだんだんと月が欠けていき、来月10月15日には「十三夜」を迎えま…

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9月の「中秋の名月」は、秋の真ん中!

「秋の夜長」といわれるようにだんだんと夜も長く、月を楽しむのにもぴったりな季節になりました♪ 秋の月の代表ともなる「 中秋の名月」まで、あともう少し🌕今回は、こ…

小野照崎神社
2週間前
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9月9日は菊づくし「重陽の節句」

厳しい暑さの中にも、爽やかさを感じる季節となってまいりました。 9月9日は五節句のひとつ、「重陽の節句」の日です😊 ◆季節の節目に祓えをする「節句」9月9日のように…

小野照崎神社
2週間前
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9月9日は「重陽の節句」【菅原道真公の詠んだ”重陽”】

「九月九日」は、五節句のひとつ「重陽の節句」。 最大の陽数である「九」が重なる縁起がよいとされる日です🎵 今月授与を行っております「重陽」特別御朱印は、そんな「…

小野照崎神社
3週間前
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⛩️9月の"透かし"御朱印⛩️

まだまだ暑い日も続きますが暦の上では秋を迎え、暑さも峠も越えました。 朝晩の気温の変化や風の音に、季節の移り変わりを感じるような日も増えました…🎐 ◆「三峯」特…

小野照崎神社
3週間前
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【天神さま】菅原道真の類まれなる才能とそのご生涯⚡

こんにちは。厳しい暑さの中にも涼しさを感じられる季節になってきました。 そろそろ夏の暑さから解放され、穏やかな風が心地よく吹き抜けはじめます。これから来る、新し…

小野照崎神社
1か月前
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神社の祭礼と、地域のきずなを深める場としての「夏祭り」

セミの鳴き声が一段と大きくなり、夏真っ盛りですね🌞 太陽が眩しいこの季節が来ると、自然と気持ちも上がるものです。 暑い夏の楽しみといえば、各地で行われるイベント…

小野照崎神社
1か月前
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「花火」と「お盆」が紡ぐ鎮魂の夏

暑さが厳しい8月は、祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の季節でもあります。 「お盆」とは、古来からの日本の祖霊信仰と仏教の盂蘭盆会が融合した、先祖の御霊をお…

小野照崎神社
1か月前
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「納涼」は古くからの暑い夏を乗り切る工夫🍉

夏真っ盛り。毎日厳しい暑さの日が続きますね…🌞 「納涼」と銘を打った催しが多く行われるこの季節。 風鈴、浴衣で花火、打ち水など…日本人は蒸し暑い夏を工夫して過ご…

小野照崎神社
1か月前
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8月11日は「山の日」 意外と身近な「山の神様」

8月11日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」を趣旨として制定された国民の祝日、「山の日」です😊 ◆2016年に新設された「山の日」山の日は、2016年(平成28…

小野照崎神社
1か月前
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閻魔大王の副官⁉ 小野篁卿が翔けた”あの世”と”この世”

今月は祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の月。 今月はあの世とこの世を行き来したという伝説を残した、当社御祭神である小野篁卿を描いた「「冥官 小野篁 」特別御…

小野照崎神社
1か月前
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🎐8月の"透かし"御朱印🎐

真夏の暑さ到来ですね🌞 当社では暑いなかでも、少しでも涼しく過ごして頂けるよう境内に風鈴をかけてお待ちしております…🎐 毎日暑い日が続いていますが、熱中症にはお…

小野照崎神社
1か月前
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海の神「ワタツミ」の子孫が開拓した意外な場所とは

7月の第3月曜日は国民の祝日「海の日」。令和6年は7月15日です。 海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とする日です。 ◆7月第三…

小野照崎神社
2か月前
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【過去の足利学校講話から】『歩いて学ぶ神話の世界』著者に聞く、神話旅の世界

9月22日、当社境内にて秋季例祭の神賑である『足利学校』と『雅楽の夕べ』が行われます。 今回は、過去の講和の模様をお届けします✨ ◆『足利学校』とは『足利学校』は、御祭神の小野篁卿が日本ではじめての学校として足利学校を創設されたという故事にちなみ、秋季例祭の神賑として文化人を講師に招いた講演という形で催されています。 今回は、國學院大学教授である平藤喜久子先生に「歩いて学ぶ神話の世界」というテーマで神話を通して見る日本をわかりやすくご講義いただきました。 平藤先生は令

令和6年「秋季例祭」のお知らせ

9月は当社にとって大切な月です。 9月19日は、当社が現在の入谷の地に遷祀された重要な日であり、例年この日に「秋季例祭」が斎行されます🌕 ◆御遷座を寿ぐ秋祭り小野照崎神社は、御祭神である小野篁卿がお隠れになられた仁寿二年(852年)に上野照崎の地(現在の寛永寺 輪王殿付近)に創建されました。 現在の入谷の地に遷祀されたのは、それから約800年後の1629年9月19日のこと。 幕命により江戸城の"鬼門封じ"として、京都の比叡山 延暦寺に倣って東叡山 寛永寺を建立するため

9月は当社境内「三峯神社」の例祭月!~現代に受け継がれる江戸の山岳信仰~

9月は、当社本殿の左手にある三峯神社の例祭月です。 今月は例祭を祈念し、「三峯」特別御朱印の授与を行います🍂 「三峯」特別御朱印の中央では三峯神社の神様の使い(神使)であるオオカミがお祝いされています🎵 ◆三峯神社と山岳信仰三峯神社の本社は、古事記や日本書紀にも記述がある、神話の舞台にもなっている歴史の深いお社です。 景行天皇の命により東国平定に遣わされたヤマトタケルが、埼玉・秩父にある三峯山の山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられたイザナギ・イザナミの

菅原道真公の御名歌から見る、道真公のご生涯

秋も深まり、お月見シーズンが近づいてきました…🌕 令和6年の9月17日は「中秋の名月」でした🌕 これからだんだんと月が欠けていき、来月10月15日には「十三夜」を迎えます。 9月の「月詣」特別御朱印でも、月をモチーフに、御祭神の小野篁卿、御配神の菅原道真公や神社の動物たちが大きな月を眺めて月詣を楽しんでいます♪ ◆9月「月詣」特別御朱印季節のさまざまな美しい情景の和歌を多数詠まれてきた当社御配神・菅原道真公。 今月の「月詣」特別御朱印にあしらわれた道真公の御名歌は、

9月の「中秋の名月」は、秋の真ん中!

「秋の夜長」といわれるようにだんだんと夜も長く、月を楽しむのにもぴったりな季節になりました♪ 秋の月の代表ともなる「 中秋の名月」まで、あともう少し🌕今回は、この秋の象徴でもある「月」を掘り下げます…🙂 ◆2024年の「中秋の名月」はいつ?中秋の名月とは、旧暦である太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のこと。 令和6年は9月17日(火)が中秋の名月にあたります。 かつては、現在の暦で8・9・10月頃である旧暦の7・8・9月を「秋」としていました。 旧暦の8月15日は秋

9月9日は菊づくし「重陽の節句」

厳しい暑さの中にも、爽やかさを感じる季節となってまいりました。 9月9日は五節句のひとつ、「重陽の節句」の日です😊 ◆季節の節目に祓えをする「節句」9月9日のように奇数の重なる月日は、めでたいながらも「陽の気が強すぎるため注意が必要」ともいわれ、こうした季節の節目となる日を「節句」という形で、お祝いと同時に様々な方法で厄払いの行事を行います。 5月5日の「端午の節句」は「こどもの日」という祝日だったり、7月7日の「七夕の節句」は、各地で「七夕」にちなんだ行事が残っており

9月9日は「重陽の節句」【菅原道真公の詠んだ”重陽”】

「九月九日」は、五節句のひとつ「重陽の節句」。 最大の陽数である「九」が重なる縁起がよいとされる日です🎵 今月授与を行っております「重陽」特別御朱印は、そんな「重陽の節句」をモチーフに奉製しました。 御朱印には、大輪の菊の花が咲く暖かい雰囲気の中、当社 御配神の菅原道真公がお詠みになられた、「九月十日」の詩が記されています。 「九月十日」は、「九月九日」の「重陽」に対する題なのですが、この裏には涙なしには語れないドラマがあるのです…! ◆道真公が詠んだ、残菊の詩「秋思

⛩️9月の"透かし"御朱印⛩️

まだまだ暑い日も続きますが暦の上では秋を迎え、暑さも峠も越えました。 朝晩の気温の変化や風の音に、季節の移り変わりを感じるような日も増えました…🎐 ◆「三峯」特別御朱印今月は当社本殿の左手にある、末社である三峯神社の例祭月。 三峯神社の本社は、古事記や日本書紀にも記述がある、神話の舞台にもなっている歴史の深いお社です。 景行天皇の命により東国平定に遣わされたヤマトタケルが、埼玉・秩父にある三峯山の山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられたイザナギ・イザナミ

【天神さま】菅原道真の類まれなる才能とそのご生涯⚡

こんにちは。厳しい暑さの中にも涼しさを感じられる季節になってきました。 そろそろ夏の暑さから解放され、穏やかな風が心地よく吹き抜けはじめます。これから来る、新しい季節への期待が高まりますね♪ 今回は、当社で相殿にてお祀りしている学問の神様・菅原道真公の特集です! ◆道真公の圧倒的な才と、波乱万丈なご生涯🌊当社の御配神であり「天神さま」とも親しまれる菅原道真公は、学者としては勿論、漢詩や和歌で多くの名歌を残され、書では「三聖」と称されるなど、類まれなる才能の持ち主でした。

神社の祭礼と、地域のきずなを深める場としての「夏祭り」

セミの鳴き声が一段と大きくなり、夏真っ盛りですね🌞 太陽が眩しいこの季節が来ると、自然と気持ちも上がるものです。 暑い夏の楽しみといえば、各地で行われるイベントやお祭り🍧 ◆日本人が愛する「祭り」四季がうつろうごとに自然や神様に感謝をするという文化の中で、皆のこころを寄せ合う「お祭り」を日本人は愛してきました。 古来から日本人は、いつもの日常を「ケ」の日、お祭りや年中行事などの日を非日常の「ハレ」の日と呼び、「ケ」の日常を生きる上で「ハレ」である祭の機会を活力の源として

「花火」と「お盆」が紡ぐ鎮魂の夏

暑さが厳しい8月は、祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の季節でもあります。 「お盆」とは、古来からの日本の祖霊信仰と仏教の盂蘭盆会が融合した、先祖の御霊をお祀りする行事。 多くの地域では8月13日から15日の月曜日までを「お盆」の期間としています。 「みたままつり」特別御朱印のテーマである「みたままつり」は、漢字で書くと「御霊祀り」。 故人の遺徳を偲び、霊魂を慰めることを指します。 ◆夏の風物詩「花火大会」夏祭り、縁日、盆踊りなど、夏ならではのワクワクする行事はたく

「納涼」は古くからの暑い夏を乗り切る工夫🍉

夏真っ盛り。毎日厳しい暑さの日が続きますね…🌞 「納涼」と銘を打った催しが多く行われるこの季節。 風鈴、浴衣で花火、打ち水など…日本人は蒸し暑い夏を工夫して過ごしてきました。 当社境内では暑い日が続く中でも、ふとした瞬間に感じる「涼」を大切にと、多くの風鈴で皆様をお迎えしています🎐 ご参拝の際は、涼やかな音で風を感じてみて下さい…😊 今月の「夏紅葉」特別御朱印も、透かし紙との二層構造を活かし、「涼」を感じる奥行のある3面の見開き御朱印となります。 是非ご覧ください♪

8月11日は「山の日」 意外と身近な「山の神様」

8月11日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」を趣旨として制定された国民の祝日、「山の日」です😊 ◆2016年に新設された「山の日」山の日は、2016年(平成28年)に施行された比較的新しい祝日です。 この「山の日」の新設により、今まで祝日のなかった8月に祝日ができ、祝日がない月は6月と12月だけになりました。 山が身近にある日本では、国土の7割ほどが山地と丘陵地であり、さらに国土のおよそ3分の2は森林に占められています。 いかに私たちの身近に山や緑が存在するか

閻魔大王の副官⁉ 小野篁卿が翔けた”あの世”と”この世”

今月は祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の月。 今月はあの世とこの世を行き来したという伝説を残した、当社御祭神である小野篁卿を描いた「「冥官 小野篁 」特別御朱印をご用意致しました…🎵 ◆昼は朝廷、夜は冥府…「仕事の神」小野篁卿当社御祭神である篁卿は、昼は政務に勤しみ、夜は閻魔大王の副官として冥府で裁きを行っていたと伝わります。 御朱印ではどっしりと構えて冥府の裁きを行う閻魔大王のもとに駆け付ける篁卿。 朝廷の最高機関である参議の官職を務め、法律にも精通していた篁卿

🎐8月の"透かし"御朱印🎐

真夏の暑さ到来ですね🌞 当社では暑いなかでも、少しでも涼しく過ごして頂けるよう境内に風鈴をかけてお待ちしております…🎐 毎日暑い日が続いていますが、熱中症にはお気を付けてお過ごしください。 この祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の月に、あの世とこの世を行き来した篁卿を描いた「閻魔」特別御朱印をご用意致しました…🔥 ◆「冥官 小野篁」特別御朱印当社の御祭神である小野篁卿は、昼は政務に勤しみ、夜は閻魔大王の副官として冥府で裁きを行っていたという伝説があります…🖊 どっ

海の神「ワタツミ」の子孫が開拓した意外な場所とは

7月の第3月曜日は国民の祝日「海の日」。令和6年は7月15日です。 海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とする日です。 ◆7月第三月曜日は 国民の祝日「海の日」海の日はもともと、1876年(明治9年)に明治天皇が東北地方に巡幸した際に、灯台視察船「明治丸」で航海し、7月20日に横浜港に帰着したことを発露とし、海運の重要性を認識し、海運・海事関係者に感謝する「海の記念日」として制定されていました🍉 「海の日」として国民の祝日に制定された