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月替わりの御朱印

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毎月、月替わりで替わる小野照崎神社の御朱印をまとめたマガジンです。
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9月の「中秋の名月」は、秋の真ん中!

「秋の夜長」といわれるようにだんだんと夜も長く、月を楽しむのにもぴったりな季節になりました♪ 秋の月の代表ともなる「 中秋の名月」まで、あともう少し🌕今回は、この秋の象徴でもある「月」を掘り下げます…🙂 ◆2024年の「中秋の名月」はいつ?中秋の名月とは、旧暦である太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のこと。 令和6年は9月17日(火)が中秋の名月にあたります。 かつては、現在の暦で8・9・10月頃である旧暦の7・8・9月を「秋」としていました。 旧暦の8月15日は秋

⛩️9月の"透かし"御朱印⛩️

まだまだ暑い日も続きますが暦の上では秋を迎え、暑さも峠も越えました。 朝晩の気温の変化や風の音に、季節の移り変わりを感じるような日も増えました…🎐 ◆「三峯」特別御朱印今月は当社本殿の左手にある、末社である三峯神社の例祭月。 三峯神社の本社は、古事記や日本書紀にも記述がある、神話の舞台にもなっている歴史の深いお社です。 景行天皇の命により東国平定に遣わされたヤマトタケルが、埼玉・秩父にある三峯山の山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられたイザナギ・イザナミ

「花火」と「お盆」が紡ぐ鎮魂の夏

暑さが厳しい8月は、祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の季節でもあります。 「お盆」とは、古来からの日本の祖霊信仰と仏教の盂蘭盆会が融合した、先祖の御霊をお祀りする行事。 多くの地域では8月13日から15日の月曜日までを「お盆」の期間としています。 「みたままつり」特別御朱印のテーマである「みたままつり」は、漢字で書くと「御霊祀り」。 故人の遺徳を偲び、霊魂を慰めることを指します。 ◆夏の風物詩「花火大会」夏祭り、縁日、盆踊りなど、夏ならではのワクワクする行事はたく

🎐8月の"透かし"御朱印🎐

真夏の暑さ到来ですね🌞 当社では暑いなかでも、少しでも涼しく過ごして頂けるよう境内に風鈴をかけてお待ちしております…🎐 毎日暑い日が続いていますが、熱中症にはお気を付けてお過ごしください。 この祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の月に、あの世とこの世を行き来した篁卿を描いた「閻魔」特別御朱印をご用意致しました…🔥 ◆「冥官 小野篁」特別御朱印当社の御祭神である小野篁卿は、昼は政務に勤しみ、夜は閻魔大王の副官として冥府で裁きを行っていたという伝説があります…🖊 どっ

海の神「ワタツミ」の子孫が開拓した意外な場所とは

7月の第3月曜日は国民の祝日「海の日」。令和6年は7月15日です。 海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とする日です。 ◆7月第三月曜日は 国民の祝日「海の日」海の日はもともと、1876年(明治9年)に明治天皇が東北地方に巡幸した際に、灯台視察船「明治丸」で航海し、7月20日に横浜港に帰着したことを発露とし、海運の重要性を認識し、海運・海事関係者に感謝する「海の記念日」として制定されていました🍉 「海の日」として国民の祝日に制定された

「織姫神社」と「七夕🎋」

7月7日は「七夕」の日。 織姫と彦星の二星の逢瀬の成就に自らの願いを重ねて、人々が夜空を見上げて祈りを捧げる日です…🌟 この日は3月3日の桃の節句(雛祭り)、5月5日の端午の節句(子供の日)に続く五節句のひとつである「七夕の節句」の日でもあります。 季節の節目である節句には、むかしの日本人が大切な祈りの機会と捉えて、神様への感謝と繁栄の祈りを捧げてきました。 七夕の日も、そんな五節句のひとつにも数えられる「大切な祈りの日」です。 ◆朝顔は「七夕の縁起物」!奈良時代に

🎋7月の"透かし"御朱印🎋

7月は、五節句のひとつにも数えられる「七夕」の月であり、下半期のはじまりの月✨ お正月の「初詣」から始まる上半期のご奉告と充実した下半期をお祈りする「夏詣」をはじめ、神社でも多くの神事や行事が行われる参拝の好シーズンでもあります🙂 当社では6月30日・7月1日に、境内の下谷坂本富士の「お山開き」や、「夏越の大祓式」、7月6,7日の2日間(10-15時)には絵師たちが短冊に夢を描く『夏夢開き🎋』、7月14,15日には氏子青年会による「納涼踊り大会」を境内にて開催します。

「子子子子子子 子子子子子子」の読み方は? 機知に富んだ小野篁卿

今月の「小野篁」特別御朱印は、当社御祭神である小野篁卿にまつわる逸話を基としています😊 「子子子子子子 子子子子子子」 子が12個並んだこの言葉、皆さまは何と読みますか? 篁卿が20代前半の頃、時の天皇であった嵯峨天皇にこちらの言葉を読むよう申しつけられます。 どうしてそんなことになってしまったのでしょうか……? 今回は宇治拾遺物語に収録されている「小野篁 広才のこと」を中心に、篁卿の数々の逸話をご紹介します☺ ◆若き日の小野篁卿篁卿の父 小野岑守は漢詩に優れ、時

花札のあの人物は誰? 「書道の神」小野道風に迫る🐸

しっとりと潤いを含んだ空気に、夏の香りを感じられるような季節となってきましたね…😊 今月の「小野道風」特別御朱印で登場する貴人は、和様の書の礎を築いた書の三蹟と称えられる「小野道風」という人物で、当社御祭神の小野篁卿の御孫にあたる方でもあります。 「小野道風と蛙」「柳に小野道風」などの名称で知られる、花札の11月札であり最高得点札である光札にも採用されています。 小野道風公の御事績についてはよく知らなくても、この花札の絵柄は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか😊

6月なのに「五月雨」なのはなぜ?「五月雨(さみだれ)」の秘密に迫る

立春から数えて135日目、6月11日頃からの約30日間は、暦の上では梅雨に入る「入梅」の頃です☔ 今年は全国的に梅雨入りが平年より遅く、梅雨明けは平年並みの予想になっています。 雨量は全国的に平年並みか多くなる見込みだそうですが、6月下旬から7月上旬にかけての大雨には注意が必要だそうです…☔ 梅雨時には紫陽花などその時ならではの楽しみがありますね…😊 ◆「雨過天晴」特別御朱印 雨が続くと気持ちも何となくじめじめしてしまいがちですよね…☔ 今月の「雨過天晴」特別御朱印に

💧6月の"透かし"御朱印💧

早いもので今年も折り返し地点を迎えようとしています。 6月といえば夏の雨季・梅雨ですね。 曇天でじめじめと気持ちも沈みがちな6月は身も心も祓い清め、気力を満タンに下半期に臨む「祓えの月」。 6月30日には「夏越の大祓」も執り行われます。 「大祓」は半期に一度の心身の大掃除の機会。 半期の納めに綺麗さっぱり祓い清めて、新しい半期の始まりに備えましょう✨ ◆「雨過天晴」特別御朱印「雨過天晴」とは、雨がやんで空が晴れる意味から転じて、芳しくない事態が好転することを意味する言

【遥拝】離れた場所から、心を寄せて

神社に直接参拝に行くことが難しい時、遠く離れた所から神様に祈りを捧げることを「遥拝」といいます。 神社の方角に祈る、神札や授与品を通して祈るなど様々な形で行われてきました。 遥拝は古くから紡がれてきた、離れていても神様へと想いをお伝えする「祈りのかたち」です。 5月は、年に一度の当社で最も大きなお祭りが行われる当社の例祭月です。 しかしながら様々な理由でお祭りに参加できない方もいらっしゃるかと思います。 そんな年に一度の大祭に際し、是非「遥拝」という祈りのかたちをお

🎏5月の”透かし”御朱印🎏

あっという間に新緑の季節になりました😊境内では緑が溢れています🌿 今月5月は、一年に一度の当社の大祭月です。 一年に一度の大きな祭りの機会。 この「大祭」に際し、様々な形でご参加・ご参列をいただけるご用意をしております。この節目のお祭りに、心を合わせてお祈りを頂ければ幸いです。 ◆「こどもの日」特別御朱印◆「端午の節句」特別御朱印現在「こどもの日」として祝われている5月5日は、五節句の「端午の節句」にあたります。 「端午の節句」では、鯉のぼりや五月人形などを飾り、ちま

🌸4月の”透かし”御朱印🌸

今年は3月になっても寒い日が続きましたが、晦日に記録的な夏日を迎えて境内はすっかり春模様🌸 様々な草花が咲き乱れ、ようやくソメイヨシノも咲き始めて春真っ盛りです😊 4月は、待ちに待った桜の季節🎵 やはりこの季節は気分が上がりますよね…❣ 今月は季節に合わせた、桜をテーマにした特別御朱印をご用意しております🌸 ◆「あをによし」特別御朱印あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり 小野老 【意味】 奈良の都は、花が咲き乱れて香り高く、今を盛りと咲いていま