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「つぎのお祭りで逢いましょう」

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お祭りは、祈りです。 私たちは毎年、多くの方々と力を合わせて、神と人、国や地域の安寧を願ってきました。 この夏、⼊⾕で祭囃⼦を聞くことはできません。 今年は、地域をあげて心と肩… もっと読む
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年に一度の「大祭」 5月は当社の例祭月!

5月は当社の例祭月!  風薫る清々しい季節の中、当社では、一年に一度の大祭を5月の第3週末、19-21日に当社の「大祭」が執り行われます。 一年に一度の大きな祭りの機会。 今年は4年ぶりの「本祭」! 神幸祭の年ということで露店も戻り、賑々しく神社の大神輿の渡御が執り行われます。 ◆「神様」と「人」と「地域」の絆を結ぶ祭り祭りは神様と人と地域を結び、絆を深めるものでもあります。 当社の氏子地域は入谷・中入谷・坂本・北上野・松が谷という5地区17町会から成ります。 本

令和4年「秋季例祭」のお知らせ

本年も9月19日に「秋季例祭」が執行されます。 9月19日は、当社が現在の入谷の地に遷祀された大事なご縁日です。 御遷座を寿ぐ秋祭り小野照崎神社は、御祭神である小野篁公がお隠れになられた仁寿二年(852年)に上野照崎の地(現在の寛永寺 輪王殿付近)に創建されました。 現在の入谷の地に遷祀されたのは、それから約800年後の1629年9月19日のこと。 幕命により江戸城の"鬼門封じ"として、京都の比叡山 延暦寺に倣って東叡山 寛永寺を建立するために移転を命じられ、末社である

令和4年「納涼踊り大会」のお知らせ

強い日差しに入道雲。日増しに暑さを感じる、本格的な夏の訪れが感じられる季節となりました。 「海の日」の前日の17日の日曜日には、境内で氏子青年会主催による「納涼踊り大会」が開催されます。 ■小野照崎神社 納涼踊り大会 7月17日(日)17:00-19:00  ※雨天時、18日(月祝)に順延 やぐらを立て、賑やかな屋台が立ち並び、提灯に煌々と照らされた境内はいつもとはまた違う雰囲気。 どうぞ皆さまお誘いあわせの上、お越しください♪ こういった時世下での開催となりま

7月は「夏詣」特別期間! 七夕と神社の特別な関係🎋

夏詣期間中の7月7日は「七夕」。 織姫と彦星の二星の恋愛成就に自らの願いを重ね、人々が夜空を見上げて祈る日です。 季節の節目である節句は、むかしの日本人が大切な祈りの機会と捉え、神様への感謝と繁栄の祈りを捧げてきました。七夕の日もそんな五節句のひとつにも数えられる大切な「祈りの日」です。 当社ご祭神、小野篁公の御孫にあたる小野美材は、七夕を詠んだ、この時期にぴったりな「二星」という雅楽の朗詠曲にも採られた詩を残されているのでご紹介します。 小野美材《おののよしき》が詠ん

「下谷坂本富士」1年で2日だけの「お山開き」【6月30日・7月1日】

今年も「お山開き」の季節がやって参りました。 当社境内にある「下谷坂本富士」は、毎年6月30日・7月1日の「お山開き」の期間のみ、一年で2日間だけご登拝頂けます🗻 ◆下谷坂本富士とは 国の重要有形民俗文化財にも指定されているこの富士塚は、江戸時代に富士山から溶岩石を運んで作られたもの。 普段は扉を固く閉ざし、立ち入ることはできませんが、“6月30日・7月1日の2日間”に限り、一般の方もご登拝を頂くことが可能となります。 例年富士山の開山に合わせて斎行される、当社摂社で

「夏詣」半期に一度の大切なお参りに ~期間中の行事のお知らせ~

本格的な夏の暑さとなりました。 季節はすっかり夏ですが、同時に半期の納めと新たな半期のはじまりの時期。 神社では、お正月の「初詣」に対しての半期の「夏詣」をと、多くの神事や行事が行われる、参拝の好シーズンでもあります🙂 こちらでは「夏詣」開催期間中に行う、皆さまにもご参加いただける行事をご紹介します。 ◆「夏詣」とは?「夏詣」は、初詣から半年の節目に行う参拝の習慣です。 私たちは大晦日に「年越しの大祓」で一年の罪穢れを祓い清め、翌日の元日にはその年の平穏を願い、神社・

「夏夢開き」世界にひとつの“あなただけ”の短冊を飾りましょう♪

7月7日は、七夕の日🎋 織姫と彦星が天の川を渡って出逢う日ですね😊 当社では、令和5年7月2,8日(日・土)の2日間(10-15時)、夢絵師があなたの夢を短冊🎋に描く『夏夢開き』を境内にて開催します🎵 ◆「夢開き」とは? ~描く力で夢の後押しを~当社御祭神の小野篁公は、芸術・芸能・仕事の神様。 狩野派をもって「博学広才にして人の及ぶところではない。その絵は神に至る。」(本朝画史)と言わしめた絵画の神様。 また境内には「技芸上達」の御神徳がある織姫神社も鎮座しております。

「夏越の大祓」でケガレを清め、来る下半期の充実を祈る

梅雨の6月は、祓えの季節でもあります。 上半期の最終日である6月30日には、当社本殿前で16時よりこの半年のケガレを祓い清めて下半期の充実を祈る「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が斎行されます。 大祓式は、個人のお祓いにとどまらず、そこに暮らす皆が健やかな生活を送ることが叶うようにと、701年の大宝律令で制定されて以来1300年以上の長きにわたり、宮中を始め全国の神社などで行われてきた大切な神事です。 この半年の間に知らず知らずのうちに積もったケガレを落とし、残りの半

令和四年「お山開き」のお知らせ

今年も「お山開き」の時期がやって参りました。 毎年6月30日と7月1日は、当社境内に鎮座する浅間神社の例祭日です。 例祭に合わせ、富士山の開山に合わせた年に2日間だけの「お山開き」が斎行され、天明年間(1782年)に築山された富士塚「下谷坂本富士」も門を開き、この2日間だけ登拝が許されます。 重要有形民俗文化財に指定されているこの富士塚は、一合目から十合目まで、360度全てが富士の溶岩石でつくられた幅15メートル高さ約6メートルに及ぶ、霊峰・富士の分身ともいえるお山です。

お祭りは、地域と神様をつなぐ大切な絆

神社では、毎朝行われる「日供祭」にはじまり、年間を通してたくさんの祭りを斎行しています。 その中でも年に一度の最も大きく大切なお祭りが、「大祭」です。 当社では5月の第3週末に斎行しています。 ◆一年に一度の大切な「大祭」大祭は、目には見えない神様への日ごろの感謝の心と、街と人を育んでいく大切な絆を目に見える形に変え、一年に一度神様に特別な感謝を捧げるために行う神事。 神様と人と地域を結ぶ大切な役割を持つものです。 現在は忌み慎む期間という意識の高い「厄年」も、人生の

「祭事万端」特別御朱印のお知らせ

この間桜が咲いたと思ったら、あっという間に新緑の季節。 今月5月は、一年に一度の当社の大祭月です🍃 一年に一度の大きな祭りの機会。 今年も例年通りの肩を並べてお神輿を舁ぐ “いつものお祭り”は叶いませんが、大切なのは深く向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。 この「大祭」に際し、様々な形でご参加・ご参列をいただけるご用意をしております。 この節目のお祭りに、心を合わせてお祈りを頂ければ幸いです。 ◆「祭事万端」特別御朱印5月に行われる「大祭」は、年間を通して多くのお祭

令和4年「大祭」のお知らせ

風薫る清々しい季節の中、この5月20-22日には当社の「大祭」が執り行われます。 一年に一度の大きな祭りの機会。コロナ禍ということで、神輿に肩を並べるいつものお祭りは出来ませんが、大切なのは深く真摯に向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。 神賑の日曜日には、南鳥居前にて、本社神輿を据えて奉賛団体・氏子17ヶ町会を挙げて大規模な祈願祭を執り行います。 5月20日(金)宵宮 5月21日(土)大祭式 5月22日(日)神幸祭斎行祈願 並びに 感染症終息祈願祭(午後3時~於南鳥

「節分」ではなぜ「大豆」を撒く? 豆まきのふしぎ

毎日寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 今年の冬は例年以上に厳しい寒さが続き、まだまだ「冬」⛄という感じですが、暦の上ではもうすぐ春がスタートします🎵 感染症の影響で例年のような形の「豆まき」の挙行が難しいこともあり、授与所では一足先に「福豆」の授与を、また授与品をお受けなられた方に、「ぷち福豆」(立春まで)をお分かちしております。 立春を目前にしたこの節目に春の到来を寿ぎ、除災招福の福豆をいただかれて、健やかにお過ごください。 ◆災厄を払う「豆まき

「福豆」の授与が始まりました

立春の前日に行われる追儺神事(豆まき)は、「年越の大祓」のように、大きな節目の前日に「災厄を祓って、芽吹きの春を呼び込む」除災招福の神事です。 当社では、例年「節分祭」の後に、追儺神事として「豆まき」が行われています。 福のおすそ分けをということで期間中、授与所にて「福豆」の授与を行っております。 当社では豆まきの際に、豆だけでなく子供にお菓子なども撒きますが、これには「福を分ける」という意味があり、春の到来を寿ぎ萌芽の喜びを皆で分かち合いましょうというメッセージでもあ