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🎐8月の"透かし"御朱印🎐

真夏の暑さ到来ですね🌞
当社では暑いなかでも、少しでも涼しく過ごして頂けるよう境内に風鈴をかけてお待ちしております…🎐

毎日暑い日が続いていますが、熱中症にはお気を付けてお過ごしください。

この祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の月に、あの世とこの世を行き来した篁卿を描いた「閻魔」特別御朱印をご用意致しました…🔥


◆「冥官 小野篁めいかん おののたかむら」特別御朱印

当社の御祭神である小野篁おののたかむら卿は、昼は政務にいそしみ、夜は閻魔大王の副官として冥府で裁きを行っていたという伝説があります…🖊

どっしりと構えて冥府の裁きを行う閻魔大王のもとに駆け付ける篁卿。
朝廷の最高機関である参議の官職を務め、法律にも精通していた篁卿は、その卓越した政務能力で閻魔大王の副官としても活躍したといわれます✨

例えば、篁卿の良き理解者であった藤原良相ふじわらのよしみが病で命を落とした際、篁卿は冥界の裁判官として良相を救い、生き返らせたというエピソードや、藤原高藤ふじわらのたかふじが死に瀕したときにも、「閻魔大王の隣に小野篁がいた」と語ったと『江談抄ごうだんしょう』に記されます。

篁卿の上申じょうしんにより特別な待遇が許されたことからも、いかに閻魔大王に強く認められていたかがわかりますね…🎵

近年は「芸術・芸能の神様」の側面を取り上げられることが多い篁卿ですが、その際立った才をもって昼も夜も朝廷に冥府にと政務に精力的に取り組む姿は、まさに「仕事の神」といえるのではないでしょうか。

◆「海の日・山の日」特別御朱印

8月11日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」を趣旨とする国民の祝日「山の日」です。

御朱印ではハイキングを楽しむ御祭神の小野たかむら卿。
神社の動物たちも登山や虫取りで自然を満喫しています♪

山の中には祠やお社を示す鳥居が見えます。
当社境内にも浅間神社や御嶽おんたけ神社・三峯みつみね神社のお社があるように、江戸の町には関東近県の山岳信仰が隆盛を極めていた歴史を今に伝えています。

三峯神社の神使としても知られるのは白いオオカミ。御朱印では親子のオオカミも山頂で山の護りとして備えています。

「山の日」特別御朱印は7月の「海の日」特別御朱印ともつながる特別な仕様で奉製いたしました。海から山へ、4面で繋がる御朱印で夏を感じて下さいね♪


◆「夏紅葉なつもみじ」特別御朱印

夏紅葉なつもみじ」特別御朱印では、御配神ごはいしん菅原道真すがわらのみちざね公と神社の動物たちが暑さを避け、水辺で納涼を楽しんでいます…🎵

こちらは特別な3面の御朱印ですが、文字や景色あしらい含め、中央の1面を軸にした「清爽せいそう」と「爽涼そうりょう」の移り代わりにご注目いただき、ひとときの涼を感じて頂ければ幸いです。

記された漢詩は、道真公の『菅家文草かんけぶんそう』の『夏日偶興』からの一節です。

しては新圖しんと臨水りむすいさわりを見る行きては古集の納凉の詩をぎん區區まちまちなる心地、わずらわしき熱無し

『夏日偶興』
寝そべっては絵師に新たに描かせた水辺の図の屏風をながめ
散策しては古集に記された、古人の納涼の詩句をくちずさむ
せせこましい心地ではあるが、(このような恵まれた境遇にあるから)わずらわしい猛暑というものを感じない

当社の杜も緑が生い茂り、木陰では特に涼しさを感じて頂けると思います。皆さまのご参拝をお待ちしております♪


◆「みたままつり」特別御朱印

8月は、祖霊を迎えて家族の時間を過ごす「お盆」の季節🎐
精霊迎えや、五山の送り火など、この季節には祖霊を迎えて様々な形でもてなし、一族で共に同じ時間を過ごすことが何より大切にされています。

こちらの御朱印のテーマである「みたままつり」は、漢字で書くと「御霊祀り」故人の遺徳を偲び、霊魂を慰めることを指します。

写真では再現しづらいのですが、実際に手に取って頂くと特別仕様のラメがキラキラです…✨

御祭神の小野たかむら卿が、天神さま(菅原道真すがわらのみちざね公)の雲に乗って夜空を颯爽と駆け抜け💨花火を見物♪

納涼のイメージが強い花火ですが、花火大会のはじまりとされている「隅田川花火大会」は、悪疫退散や慰霊の意味を込めて行われたのが最初といいます。

また、こちらの御朱印には「みたままつり」、「花火🎆」というモチーフ以外にも「隠された裏モチーフ」があるんです!  

〇〇雲に乗って花火を見物する傍、山のサルには謎の輪っか…サングラスをかけた亀…仙人!? ネコも謎のボールを大事そうに抱えて神龍🐉を探します…✨

一体なんでしょうか…😁 考えてみてくださいね🎵 

◆月参りのご案内

「月参り」とは、月に一度ないし二度、特定の神社に参拝することを言います。

御神前ごしんぜんで呼吸を整え、背筋を伸ばして手を合わせながら、日頃の感謝を申し上げること。また、自身を振り返り気持ちを整え、今後の誓いを立てること。――こういった「祈り」の積み重ねが、神様と私たちの心の距離を、少しずつ近づけてゆきます。

当社では毎月の「月参りのおしるし」に、日本の美しい季節や文化を感じるあしらいの特別御朱印に加え、毎月の祭事や暦、日本の文化のコラムを掲載した特別なリーフレットを無料でお分かちしております。

当社は学問芸能の神様をお祀りする神社ということで、毎月楽しみにお待ちいただけるような内容を目指し、心を込めてお届けしております。
ぜひ一度、ご覧ください。

また、「小野篁公とめぐる季節の旅」と題し、神社の四季を感じる特設サイトを公開しております。

毎月、月替りで2種類の『特別御朱印』に加えて、2種類の『待ち受け壁紙』(無料)のダウンロードも可能です。

御祭神と巡る四季の旅を通じて、親しくお参りをいただき、日々の中で四季の彩りを感じて頂ければ幸いです。

◆小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)

東京の下町 入谷にある学問・芸能・仕事の神様をお祀りする神社です。
御祭神は、平安時代有数のマルチアーティストである 小野たかむら卿。文鳥を愛する絵画の神様で、百人一首にも登場したり朝は朝廷に夜は冥界に出勤される多動な神様です。852年⛩創建 、境内には重要文化財の富士塚も🗻


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