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御馳走帳

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僕が心からウマイと思ったものについて書いていきます。料理も食材も色々な角度から考えてみたい。ウマウマウー。
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2022年2月の記事一覧

焼きそばの果てしなき旅【その60】

焼きそばの果てしなき旅【その60】

昨年撮った膨大な写真データの整理などをしていたら、当たり前のことではあるが、昨年僕はどれだけの焼きそばを食べたのか、その物量の凄さに唖然とした。そりゃあ太るわけだ。とにかく自宅で色々作ってみた焼きそばの数量たるや、もう本当に数え切れない程であった。そして外食の焼きそばもかなり食べた。そりゃあ本にもなろうと云うものだ。その膨大な焼きそば体験の中で、2021年僕に最もインパクトを与えた焼きそばをピック

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バナナカレートースト

バナナカレートースト

心残りがあった。バナナカレーピザトーストを作った時にカレー要素がどうしても強くならなかったのだ。カレー要素がピザ要素にどうしても負ける。ならばピザ要素を一旦外して、バナナカレートーストにしてみようと考えた。本筋的にはピザを抜いては本末転倒なのだが、ちょっとカレーを贔屓する。カレーのためにちょっと我慢してくれたまえ。

前回と同じ全粒粉入り食パンを用意した。前回はここでピザトーストソースを試用したが

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まぐろ大トロ丼

まぐろ大トロ丼

我慢が出来なかった。近所のスーパーマーケットで鮮魚売り場を眺めていたら鹿児島産の養殖まぐろの大トロ刺身を売っているのが目に入った。目が釘付けになった。もうどうしようもなかった。お値段もお手頃な(1200円くらいだったかな)ところだったので見過ごすことが出来なかった。その大トロのパックを買い物かごに入れ、レジで精算し、エコバッグに他の買い物と一緒に入れて、走るようにして(気持ちだけ走って実際には早足

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丼じゃらホイ

丼じゃらホイ

丼物の記事も多くなってきたので、マガジンにまとめてみました。名付けて丼じゃらホイ。ドンジャラホイと読んでください。まあいつものダジャレ系です。軽く受け止めてください。

毎度毎度書いている通り、僕の丼物探究のバイブルは『ベストオブ丼 どんぶり探偵団編 in Pocket 文春文庫ビジュアル版』(1990年初版 現在絶盤)である。この本に出逢えたことで僕は丼物に大いに興味を持ち、天丼の世界へ深く立ち

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カキフライ丼

カキフライ丼

今回は池田満寿夫著『男の手料理』池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの番外編。先日記事にしたカキの天ぷら丼の回に、「岡山でカキ丼を食べたが、それには天ぷらでなくフライが使ってあった」との言及がある。先日カキフライを揚げた時に少し余ったので、池田満寿夫先生宣うところの「カツ丼の応用風」を作ってみることに

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フランクフルト丼

フランクフルト丼

フランクフルトに行ったことのある僕なのでフランクフルトソーセージのことを語っても良いかと思う。でも行ったことがあるだけでフランクフルトでフランクフルトソーセージを食べると云う心ときめくベタな体験は出来なかったのだ。目的はアンプメーカーの取材。ギターマガジンの依頼で2009年にドイツへと飛んだ。実はフランクフルトにいたのは空港だけでそこから数時間アウトバーンを走って(僕は乗っているだけ)サンクトヴェ

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焼きそばの果てしなき旅【その59】

焼きそばの果てしなき旅【その59】

2022年1月30日、クレイジーケンバンド仙台公演の翌日、友人たちの案内で福島県双葉郡浪江町と相馬市へ行って参りました。浪江町はやはりなみえ焼そばを食べるために訪問。なみえ焼そばの歴史は長く、1955年(昭和30年)頃から地元の名物として愛され続けてきたとのこと。2011年3月の東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故で浪江町全域は避難指示区域となり、2017年3月に帰還困難区域を除き

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【索引】焼きそばの果てしなき旅【その51〜・お知らせ】(2023/03/17更新)

【索引】焼きそばの果てしなき旅【その51〜・お知らせ】(2023/03/17更新)

焼きそばの果てしなき旅【その51・自宅で富士宮やきそば2】
・富士宮やきそば蒸し麺4種
・キムチ焼きそば
・ノーマルバージョン
・ストイックバージョン
・マルモの麺で冷やし中華
・ストイックバージョン2
(2021年8月6日)

焼きそばの果てしなき旅【その52・自宅で富士宮やきそば3】
・書籍発売のお知らせ
・マルモの麺でストイックバージョン
・カップ麺タイプの富士宮やきそば
・富士宮ヤキメシ

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【偏愛】吉田のうどん【自宅編】

【偏愛】吉田のうどん【自宅編】

久しぶりに偏愛を語ることにする。吉田のうどんが好きだ。僕は最近焼きそばの人として知られることになってしまったが、麺と云えば何よりもかによりも吉田のうどんだと考える。吉田のうどんとは山梨県富士吉田市を中心にその近隣で食べられている郷土料理のうどんである。特徴としては硬いこと。硬くて非常にコシの強いうどん。日本一硬いと云われている。

僕が吉田のうどんのことを知ったのは雑誌dancyuの誌上で、とある

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