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【裏側】2度目のJICA海外協力隊経験者が感じた任国で大変なことベスト3

こんにちは、ススム(@Susumu_Shimoda_)です。

私はJICA海外協力隊として、2023年9月25日よりインドネシアへと派遣されています。
実はこの協力隊は2回目となります。
前回の協力隊では、ミャンマーに派遣されておりました。
そして、なぜ2回目の協力隊へ参加したのかについては、下記にまとめてありますので、興味があれば是非、お読みください。

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任国での活動

協力隊は任国に派遣されて長期隊員なら2年間、短期隊員なら1年未満、それぞれの配属先で活動していきます。
そして、現地の生活や活動をする中で難しいことや悔しいこと、楽しいことなどがあると思います。
今回は、私の協力隊経験や周りの協力隊員の体験談を通して「任国で大変なことベスト3」をご紹介します。
※必ずしも当てはまるとは言えないので、参考程度にお読み下さい。

任国で大変なことベスト3

任国で大変なことベスト3は「生活環境」です。
任国に行くと日本とは異なる「文化・言語・慣習・食習慣・経済状況」の中で生活しなければいけません。
派遣国は新興国や途上国が殆どなので、日本と比較して生活水準は少し低いかもしれません。なので、現地の生活にいかに適応出来るかで、2年間の生活が決まります。
特に、2年間の生活で私が感じたポイントは2つあります。

1つ目は「自己管理」です。
ミャンマーでの協力隊を通して生活面では、「体調管理」「安全管理」などの大切さを知りました。

ミャンマーでの協力隊の際、体調管理の面で「デング熱」に罹患した経験があります。日本ではあまり馴染みのないことかもしれませんが、特に東南アジアではデング熱はとても多いです。
デング熱にかかると、「高熱」「倦怠感」「味覚異常」「発汗」「頭痛・めまい」「発疹」などの症状が出ます。そして、血小板の数値が正常に戻るまでは病院に入院しなければいけません。そして、私は、1ヶ月間活動を休んでいました。
そこで、防蚊対策として、「虫除けスプレー」をすることや「長袖長ズボンを着用する」などがあります。

このように、自分自身の体調管理も必要だと思います。
海外に行けば現地のルールに従う事や病気になった際に充分な医療を受けられない場合もあるので、自己管理能力が求められると感じました。

そして、安全管理の面では、ミャンマーでは「2回の盗難被害」に遭った経験があります。
状況を簡単に説明すると、私は配属先内の陸上競技場で練習をしていた際に、荷物を部室の目の前にあるベンチに置いていました。
その時、教え子と同期の隊員もいて「大丈夫だろう」という気持ちで軽く100mダッシュをしていました。
そして、部室に戻ると、もう荷物はありませんでした。
この様に、少しの油断と余裕で事件は一瞬で起きてしまいます。
そして、現地の方を犯罪者にしてしまう可能性もあり、場合によってはその国のことを良く思えなくなるかもしれません。
また、事件後の対応に協力してくれる関係者にも迷惑をかけるので、安全管理はとても大切です。
安全管理として、「リュックは前掛けする」「夜道は歩かない」など徹底しましょう。

2つ目は、「許容する力」です。
任国では、言葉も文化も違う環境の中で、現地の人と同じ目線になって活動をする事が求められます。
なので、「これをやりたい」や「何かしなくてはいけない」など、一方的な指導ではお互いの信頼関係も構築することが難しいです。

なので、小まめにヒアリングをする中でお互いに相違点がないかニーズの理解と進捗の確認をするよう努めます。
また、任国では、現地の方のペースとやり方があるので、「マイペースすぎる」や「なんで分からない」などの、固定観念で活動すると自分自身が疲弊してしまう為、相手を許容することが重要です。

JICA海外協力隊では日本では気づく事が出来ない管理能力や物事に対する許容力を身につけられ、自分自身を成長させる機会となります。

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