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子どもの悪口を止める魔法の指導。

カッとなったら「だまれ」「バカ」。
やる気が出ない時は「だるい」「めんどくさい」。

子どもたちはそんな言葉使わない方がいいと分かっています。
しかし、やめられません。

なぜなら、自分事として考えられていないからです。

そこでこんな話をしました。

みなさんはなぜ「バカ」などの悪口を使ってはいけないか知っていますか?
 (子ども「人を傷つけるからです」)
そうです。人を傷つける言葉だからです。しかし、それだけではないんです。
実は悪口を言うと、ドーパミンという脳内物質が出ます。
これは少し気持ちがよくなる物質です。そして、何度も言いたくなります。
しかし、それだけではありません。同時にストレスホルモンという物質も出ます
このストレスホルモンの影響で、病気になりやすくなったり、太りやすくなったり、記憶力が低下したりします。
 なんと恐ろしいことでしょう。
ですが、人間の体はとても良くできていて、反対に良い言葉を使ったり良いことをすると体に良い物質が出ます
「βエンドルフィン」と言います。
これは、どんな病気や痛みもやわらげる物質で、ものを覚えたり勉強する力を強めて、さらにやる気を引き起こしてくれます。
みんなが口から出す「言葉」にはこんな魔法のような力があるんですよ。

渡辺道治「心を育てる語り」2022 を参考にしています。


こんな話をすると、子どもたちは一生懸命前向きな言葉を使います。

また、反射的に「え~」や「だるい」などの言葉を使ってしまっても、「今のリセット!だるいけど、がんばる」と前向きな言葉に変換することができていました。

子どもはまだ、他人の気持ちを考えることが難しいです。そんな時は、自分事として捉えることのできる話をして、行動を変えていきたいですね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからも子育てや教育について大切なことを皆さんと共有できれば幸いです。


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