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服を着るときに意識していること。

 こんにちは。こうです。
 今回は、ぼくが服を着るときに意識していることについて、自分自身の振り返りも含めて書いていきたいと思います。

※ヴィンテージ、古着の着こなしが前提となります。昨今のファッショントレンドなどとは異なる視点での内容であることをご理解した上で、読み進めていただければと思います。



1.「好きなもの」を「カッコよく」着る

  結論、これに尽きます。
 自分の大好きな洋服たちを少しでもおしゃれに、「お、イイかも」と思う着こなしで着ることができる。
 これほど幸せなことはないと思うのです。
 当たり前といえば、当たり前ですね。笑

 この「カッコ良く着る」ということに関して、強く意識している点が2つあります。

① 洋服同士の「文化的背景」の関連性を意識する。

② 色彩、サイズ、シルエットなど「全体のバラン
 ス」を意識する。

 この2つです。

 1つのスタイリングを例に、それぞれ説明します。

アメリカのハットメーカー「NEWYORKHAT」のハット
アメリカのカジュアルウェアブランド「McGREGOR」の
50s レーヨンシャツ
リーバイス 50s 503BXX
VANS オーセンティック
「アウトローカルチャー」をベースに、各年代のそれを象徴するアイテム同士を組み合わせたスタイリング。


① 洋服同士の「文化的背景」の関連性を意識す る

 このスタイリングは「50~80sアメリカのアウトローカルチャーのMIX」がテーマとなっています。
 アイテムとその特徴について、時代背景とカルチャーに沿ってそれぞれ解説します。


50s~60s
レーヨンまたはギャバジンの開襟シャツ(ロカビリ
 ーカルチャーから発展。当時の不良も着用するよ
 うに)
ハット(ギャングやマフィアなどが被っていた背景
 がある)
リーバイスのデニムパンツ(当時はファッションと
 しては浸透しきっておらず、不良やバイカーなど一
 部の人が反抗の象徴として穿いていた。きっかけ
 の1つに、1953年公開の映画「乱暴者」がある)

70s~90s
VANSのオーセンティック(西海岸のスケートチーム Z-BOYSのスケーター達が愛用)
リーバイスのデニムパンツ(VANSに同じ)
ハット(Z-BOYSのメンバーであるジェイアダムスが愛用)


 いずれも各時代背景の特徴を示した「アウトロー」なカルチャーと関係が深いアイテムとなっています。
 そのカルチャー間の「関連し合うポイント」を意識しながら、組み合わせる洋服を選んでいます。
 今回のスタイリングに関しては「西海岸近郊のアウトロー」という点が、関連し合う主なポイントとなります。


② 色彩、サイズ、シルエットなど「全体のバラン
 ス」を意識する。

 洋服をカッコよく着こなすためには必要不可欠な要素になるかと思います。
 画像を見ながら、着こなしのポイントを解説していきます。

 ごちゃごちゃですいません。笑
 画像にあるように、今回は着こなしのポイントを4つに分けています。
 それぞれ順に解説します。

①全体の色彩バランス
 全体の色味そのものを抑えめにし、色数も3色に絞っています。
 アウトローカルチャーを意識し、ルードな雰囲気に少しでも近づけるためです。
 ただそこに「西海岸っぽい雰囲気」「古着ならではのフェード感」も取り入れたい。(全体的に「ぼんやり」した印象にならないよう意識しつつ。)
 そのためシャツの色は明るめなグレー、デニムは薄すぎず濃すぎず、かつ色落ちしたブルーのものをチョイスしています。

②黒のハットとスニーカー
 ルードな雰囲気づくりと全体を引き締めるために、上下の両端を黒い小物で固めています。
 なによりルードといえば黒のハット、西海岸といえばVANSという、これらの要素も大事にしたかったためです。

③シャツの形とサイズ感
 スタイリングは「アウトロー」がテーマ。
 そのため、シャツはカッチリした雰囲気のものではなく、開襟でボックスシルエットのものを。
 ほどよいラフさを演出できます。

 レーヨンシャツは、縮みが出て着丈が短いものが多いですが、今回着用のものは程よい丈感。
 長すぎず短すぎず、深めな股上のデニムパンツともバランスよく組み合わせることができます。(ちなみに、長めor短めな場合は極端に目立たないようボタンを開けて着ることが多いです。)


④ デニムパンツの色味とサイズ感
 
①でも書いていますが、「アウトロー」をベースとした「ルード感」と「西海岸っぽさ」をMIXした雰囲気を「古着で」演出したい。
 そう考えた場合、シャツやハットとの相対性も含め黒いパンツだと重すぎると思いました。
 やはりデニムだ!と思い、いちばんしっくりくる色味がこの「薄すぎず濃すぎず、ほどよく色落ちしたデニム」でした。

 サイズ感については、「ルード感」への意識と「アメリカンカルチャー」へのリスペクトから、ジャストサイズで足元もそれほどクッションしないものをチョイス(昔のアメリカ人のデニムの着こなしを見ると、ゆるめな穿き方はほぼないと言っても過言ではありません)。
 また個人的に細身で背が低いため、できるだけ不格好に見えないよう普段からジャストなサイズ感にはこだわりたいと思っています。


・「好きなカルチャーを、色彩やシルエットも含めス
 タイリングで表現すること」
・「そのために、できる限り自分の体型に合うように
 な着方を考えること」

 を意識しています
 
 
また、少しでも「おしゃれ」、「カッコイイ」という視点で理にかなったスタイリングができるよう、コーディネート面での知識を学んだり、他人からの見え方なども参考にしていきたいと思っています。
 えらそうに色々書いていますが、まだまだ自己満の領域で、勉強が必要です…。


2.まとめ

 好きな洋服を着る上で…

① 洋服同士の「文化的背景」の関連性を意識する。

② 色彩、サイズ、シルエットなど「全体のバラン 
 ス」を意識する。

=毎日洋服を着ることがより楽しくなり、洋服のさ
 らなる魅力を発見、深堀りできることにつなが
 る。


3.最後に

 洋服には、辿っていけば必ずといっていいほどその1着1着に「ルーツ」「カルチャー」が存在します。
 そしてそれらに基づいた、大枠の「カッコイイ着こなし方」もあるように思います。
 歴史や文化の深い「ヴィンテージ古着」だからこそ、これらの背景を紐解き、理解をしながらスタイリングに落とし込む。
 そうすることで、「カッコよさ」を追求していけるほか、「洋服の魅力」をより深堀りしていけるのではないかと思います。

 
 今回は以上となります。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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