成長したければ、自己探求をしよう
こんにちは、Yoshiです。
今日は、「自己探求と成長」について書きます。
サマリ
人間の成長にはニ種類ある。
一つは、量的成長。スキルや知識を習得し、規模や量的に大きくなること。
もう一つは、質的成長。考え方やあり方を変化させ、自らの存在自体を変えていくこと。
生まれたばかりの赤ちゃんや、何か新しいことを始めた時は量的成長が大切。ある程度物事について習熟してくると、質的成長が求められる。
質的成長を果たすには、自己探求が必要。そのためには、自他との対話が有効。
はらペコあおむし
息子のお気に入りの絵本に、「はらペコあおむし」があります。
カラフルな絵柄とシンプルなストーリーで、曜日、色、数字の概念を学べるということで世界的に人気な絵本です。
もちろん子供向けに人気な絵本ではあるのですが、実は大人も学ぶことがある本なのです。
ニ種類の成長
はらペコあおむしは、物語の中でニ種類の成長を遂げます。
一つは、量的成長。
沢山食べ、青虫として大きくなることです。
人間で言うと、生まれたばかりの赤ちゃんが物理的に大きくなることや、ハイハイ、手掴みとできることが増えていく段階。
大人でも、スキルや知識を蓄積して一人で対処できる事が増えるような段階を指します。
もう一つは、質的成長。
青虫が蛹から蝶になるように、自らの存在を変容させることです。
赤ちゃんが言葉を話し、それを使って文章を作れるようになるに向けて、「言葉」という概念を習得するようなこと。
大人であれば、メンバーから作業者になったり、自分の感情だけでなく他者の感情を感じられるようになるようなことを指します。
量的成長の限界
生まれた瞬間、何かを始めた瞬間は誰しもゼロからスタートするので、最初は量的成長を志向します。
でも、これには限界があります
はらペコあおむしも、食べすぎてお腹を壊してしまいました。
人間も、あまりにも多くの知識や経験をしすぎると、頭がパンクし、逆に動きづらくなるということがあります。
量的成長には、限界があるのです。
質的成長で次のステージへ
量的成長の限界を迎えると、それ以上の成長が見込めなくなるので、質的成長に切り替える必要があります。
つまり、視点を変えたり、自らの考え方を変えることで、新しいステージに上がり、成長の余地を生み出すということです。
量的成長は、いくらでも戻ることができます。
でも、質的成長は不可逆です。
一度次のステージに上がってしまったら、もう前のステージに戻ることはできません。
そうやって質的成長を繰り返して、自分の中に成長の余地を作り出すことで、人間は成長し続けられるのだと思います。
質的成長を遂げるには
質的成長を遂げるには、自己探求が必要です。
つまり、自分とは何者で、どんな過去があって、何を大切にしていて、だからこそ今の自分はどんな人間であるかという理解。
それをすることで、自分をより深く理解し、何を変えるべきか、変えないべきか。
変えるならどうやってということが見えてきます。
これはとても難しいし面倒な作業なのですが、これを乗り越えないと決してたどり着けません。
自己探求のやり方は様々です。
何かショッキングな出来事があって強制的に考えるようになったりします。
あるいは、そもそもそういう事が好きで、自然とやってしまう人もいます。
いずれにせよ大切なのは、自己との対話だと思います。
自分に自分で問いかける。
その答えをまた問いかける。
そんなサイクルで、自己探求がより深くなっていくのだと思います。
自分との対話の代わりに、他者との対話を利用するのも手です。
誰かに自分の話を聴いてもらい、質問してもらう。
あるいは、相手の話を聴いて問いかける。
そうすることで、自分と他人の境界線がはっきりしてきて、自分の輪郭を捉えられるようになります。
自己探求をはじめよう
昨今は、リスキリングなどの言葉で、量的な成長が注目されているような気がします。
もちろんそれも大切ですが、もっと大切なのはそもそもの自分のあり方を見直す質的成長だと思います。
自己探求には、何が専門的な知識や道具はいりません。
いつでもどこでも始められます。
皆様も、自己探求を始めてみましょう。
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