歌とピアノのデュオによる、クラシック音楽にまつわるあれやこれ。そして演奏会ごとの解説&裏話。
何から話しましょう、、、 2017年から始めたソプラノの工藤夏子ちゃんとのデュオコンサート。元々私たちは中高の同級生で、ただし決して仲が良かったわけでもなく(笑)もちろん歪み合う様な仲の悪さもなく。共通点と言えば、他大学だけれども互いに音楽の道へ進んだこと。彼女は歌、私はピアノ。 それぞれに大学を卒業して、夏子ちゃんの演奏会に一度は行ったことがあって。でも何故携帯のアドレスを知っているのかも謎なくらいの関係(笑) 第1回のデュオコンサートの更に1年前くらいに、ひょんな事
ピアノ部 ピアノパートはどちらが1st、2ndを受け持つか ハイライト版にするためにどうやって抜粋していくか 全体を把握するために、ひと通り譜読みしよう〜なんて軽い気持ちで始めたものの膨大すぎるので、せめて1st、2ndを決めよう。これは序曲あたりを弾いてみて、夏子ちゃんにバランスを聴いてらい、1st松元さん、2nd私と直ぐに決めました。 さてさて、ピアノ部の始まり。これがまた、、、なんとなく全てをひと通り合わせてみたものの曲数が多すぎて、お互いの耳でどこを聴くか、各
9/9午前中はまだ台風の影響が残っていて、さわさわと濡れる雨が降っていました。足をお運びいただいた皆様、本当に有難うございました! さてどこから話したら良いでしょう・・・、あまりに凝縮された数ヶ月。ラスト1ヶ月は合宿状態でした。(泊まりこんではいません笑) 夏子ちゃんとのデュオコンサートを通して色々お喋りしているうちに、むくむくと語りやオーケストラ音楽を取り入れたプログラムを実現させたいという想いが強くなりました。 私がお世話になっている重松正大先生と門下で開催した「連
そうそう、12/3の旧前田家本邸洋館で1曲目に演奏した山田耕筰“この道”。 私の住む川崎市の夕方5時の防災無線チャイムにこの曲が含まれているのですよね。おそらく1年の中で3曲が時期によって順に流れてきます。 今の時期は“浜千鳥”(鹿島 鳴秋作詞/弘田 龍太郎作曲)が聞こえています。夏くらいが“椰子の実”(島崎藤村作詞/大中寅二作曲)。どの曲も少しレトロな鐘の音で、物悲しさもあるような。でもなんとなくほっこりして好きなのですよね。「5時だな〜」「今日も日が暮れていくな」と日常
年越しに除夜の鐘を聴き。簡素ながらお正月にはお節を食べ初詣をし、7日の七草粥、鏡開きにはお汁粉を食べて。とあっという間に1月も過ぎ去り。 今年もひとりでも多くの方と音楽を楽しみながら共有できますように。 そうそう【中国地方の子守唄】の “ねんころろん ねんころろん” という言葉が日本語の可愛らしい響きだなと。 【松島音頭】は今回初めて知って、しっくりくるまでがなかなか大変だったね。楽譜は4/4拍子で書かれているけれど、漁師さんとかが “エンヤードット エンヤードット”
12/3旧前田家本邸での演奏会、お天気にも恵まれたくさんの方に足をお運びいただき本当に有難うございました。 夏子ちゃん、先に書き始めてくれてありがとう! ピアノはヤマハのG3。今はもう生産されていないGのシリーズ、私は温かみがあって好きです。コロナ前に試弾させていただいた時、この空間にちょうど良いサイズ♪と好感を持ちました。ピアノの置いてあるお部屋はお客さまが入っても響きが聴きやすく、窓の外に見える庭園で遊んでいる親子連れを眺めて和み、夏子ちゃんの曲間でのお話にはお客さま
宮沢賢治、確かに現世と異世界の行き来である種の怖さを感じることもあるね。大人になったからすっと入って来たのかしら。 6月はピアノ教室発表会にて夏子ちゃんに歌って頂きました。 小さな生徒さんも聴きやすく、大人の方にはどこか懐かしい日本の情景が浮かぶものを一緒に演奏したいなと思って選曲を。 夏子ちゃんに相談して、 う〜み〜は ひろい〜な おおきいな〜 ではなく、漁船のある情景が浮かぶ“海”に。 実はこの曲、私も知らなかったのですがひとフレーズ歌ってもらって「好き!」とこちらを
夏子ちゃん、花々がたくさん咲き始めたね! マスク越しにも色々な花の香りがして、春を感じています。と言いながら花粉症の私には辛い季節でもあり(苦笑) 新しいプログラムを考えるために過去のプログラムをふり返ってみたり。 最近宮沢賢治の童話を読み返していたのだけど、 銀河鉄道は何度か読んだことがあるのにタイタニック号のことが関連していると初めて気付いた!! 銀河鉄道に途中で乗車してきた青年と幼い姉弟のお話のところに出てきた讃美歌は、夏子ちゃんとのプログラムでも扱った沈みゆくタ
重松先生から時間確認の連絡と共に “明日はカザルスが拙宅においでです”との一文。。 あのチェロの巨匠カザルスが!? レッスンへ伺うとカザルスのSP盤をかけて下さいました☆ (あぁぁ、、、、本当だ、、真横で演奏してるんですか。。。)と放心する 耳の奧で鼓膜が震える、、、(そりゃ鼓膜は震えるのですけども) ビンビンくる 今はAmazon、Apple、YouTube、、、古い録音も手軽にささっと検索出来て、色々と聴き比べることが出来て本当に便利ですよね。私も活用しまくりです。
夏子ちゃんと年末に会う機会を持つことが出来たけど、本当に話すことが尽きず時間が足りない 。。。けれどメッセージでのやり取りより直接会って話すと感情の機微が感じ取りやすい。 会えない時間のもどかしさ、不便さを感じざるを得ない状況だから より同じ時空間を過ごす心地良さを感じられたのかも!? 2022年もよろしくお願いします☆ なんて、、、もう2月後半ではないか、、、自分に突っ込みを(苦笑) 年末、スマホにマイク(Shure MV88)を取り付けて自室でピアノソロの曲を 何度
風が冷たくなってきましたね。 ショパン国際ピアノコンクールも終わり、、、もう直冬季オリンピック?このまま動かせるものが増えていくと良いな。 日々の発声練習は必要。うん、基礎って大事だね。 生徒さんだけでなく、やはり自分もエチュード(=練習曲)は日々の練習の中で必ず入れてる。 エチュードは同じ動きを必然的に繰り返すので、その楽器に必要な動きを支える筋力を少しずつ鍛えられるよね。 ツェルニー30番、40番、50番…、ショパン、 手を解すためにここ何年かはブラームスのエチュード
夏子ちゃん、話題だったバレンボイムの演奏会へ行ってきたのね!(ここまで下書きしてひと月も間が空いてしまいました、、、汗) 夏子ちゃんの記事の写真も鍵盤だったので、同じく鍵盤写真にハチさん乗せてみたというだけのこと。 うちわやペンライトなんて言うから、ついバレンボイムが80年代アイドルみたくキラッキラのスパンコール衣装を着ている図が浮かんできてしまって吹き出しそうになってしまった、、、失礼。。 平行弦のピアノはどんな感触なんだろう、やっぱり弾いて体感してみたいな。楽器とし
いつの時代もブームってあるね。 そんなちょっとワクワクする様なブームがニュースに乗ってくると良いよね。 そんな日常が戻る日が近いと信じてる。 否ಠ_ಠ?コロナ禍でのブームもあるね、きっと人間てどんな時も楽しみを見出す精神を持っていると思う。 コジ・ファン・トゥッテ、しっかり全幕見たことないのです、お恥ずかしながら。。。オペラは少し内容掴んで観る方が楽しめるよね。個人的にはやはり原語で聴きたいという欲求もあるから、調べてから観よう。。 トルコは本当に大ブームだったみたいだよ
今は北の方で桜が見頃でしょうか。 母校の藤棚、八重桜も記憶に残ってるなぁ。 夏子ちゃんが書いていたイタリア古典の「陽はすでにガンジス川から」ひらがなで原語の歌詞を書くとなんかおかしくて笑っちゃう、、、 というのはさて置いて メンデルスゾーンの歌曲「歌の翼に」の中にもガンジス川が出てくるよね。異国の地への憧れを形容するものかな?歌詞には他にも何かを暗示している言葉、名詞などあるって話していなかったっけ? “小夜啼鳥サヨナキドリ=独Nachtigall /英Nighti
デジタルよりアナログが好きだけれども、読みたい本を全て紙で置くのは無理だと思いKindle unlimitedを試しています。 初めに思わぬ本と出会いました!それがこちら↓ https://www.amazon.co.jp/dp/B07B6NMZ1V/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_7IgWFbJRGJ8AR ハリエット・ブラウアー(ニューヨークのピアノ教師)が1913年に行ったインタビューをまとめたもの。Kindle Unlimitedの読み放題の中で読む事
夏子ちゃん、そのお花(“春が来るね”の記事で使われた写真)はベゴニアかしら? 先日はちょこっと本番お疲れ様でした。門下の小音楽会で、イタリア古典“sento nel core”と“le violette”を演奏しました。定期的な本番練習?ちょこっとホールで、ちょこっと人前で、という機会が持てるのは本当に有難いこと。 久しぶりのホールで、気持ち良かったね。良い意味でも緊張するし、課題も見えてくる。 植物プログラムは確実に出来そうね! シューマンの“クルミの木”“蓮の花”