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響き合う 演奏後記 雑談編⑧

ワーグナーのオペラ「パルジファル」の一部分はフンパーディンクが書いたのだそう。どれだけ信頼されていたのでしょう。

「ヘンゼルとグレーテル」の初演は、「薔薇の騎士」を作曲したリヒャルト・シュトラウス指揮の元行われて。

ワーグナーは1日3〜4時間×4日間かけて完結される、かの有名な4部作「ニーベルングの指環」の作曲に26年(!!気が狂いそう、、、)もの歳月をかけ。

前半プログラムの“ゴリヴォーグのケークウォーク”の中間部には、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」(悲しき恋愛物語)のメロディ(記事画像部分)が子供達の笑い声を表す様な装飾を含む音と交互に書かれています。
私にはドビュッシーとワーグナーの関係性を自分の言葉で語れるほどの感覚が無いけれど、子供から見たら四半世紀も大真面目に頭を焦がしている?大人を見たって、真剣な愛の告白シーンに出会ったって、何してるんだろう?意味も分からずクスクス、きゃっきゃって笑ってしまいそうです。今回演奏をしながら、そんな事を感じていました。



そしてこちらで↑夏子ちゃんが書いてくれた様に、シューベルトの子守歌の日本語訳を書いた内藤濯さん。初めてドビュッシーを日本に紹介なさった方だったのですね!こんな風にプログラムの繋がりが後から見えてくるパターンも有り。私も今頃クスクス笑っています。

メンデルスゾーンなどの繋がりは夏子ちゃんが書いてくれていた通り。そう、そしてどの作曲家もJ.S.バッハ無しには現れなかったのではないだろうかと感じてしまう。それともバッハが居なかったとしても時代のうねりの中からバッハの様な仕事をする誰かが生まれたのでしょうか。好きでも嫌いでも、ただその時代に生きて響き合っていくものなのかな、なんて終わりの無い想像をしながら。9/9アルマリウムコンサート演奏後期を終わります。次の演奏会、、、近いうちにご案内出来る?かもしれません。

追伸:シューベルトの子守歌は私の子守歌でした。ドイツ語も日本語も、好きだなぁ。

完。


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