大きくなったら何になりたい?→えっ、自分
私は2018年6月東京の外資系メーカー管理職のキャリアを捨てて、地方移住しました。
私には1歳の娘と、4歳の息子がいます。
そして、ある教育方針があります。
・子供には「何にでもなれるよ」ということ
・欠乏感を感じさせないこと
この2つです。
これは自分自身に対しても、田舎に引っ越してからつくづく大事にしないといけない考え方だなと改めて感じています。
ありきたりな言葉ではありますが、あくまで型にはめないで、自分軸で考えてほしいんですよね。
そして自分も自分軸で考えたいんですよね。(子供に言い聞かせることで自分も奮い立たせているところがあります。)
だって将来〇〇になりたいって、その時点で自分を型にはめようとしていますよね。
〇〇という職業はこうあるべきとか、こういう職業であるとか。
そもそも今ある職業の枠の中でしか発想していないんです。
そうすると人間の思考って足りないものを補うって発想になるんですよね。
例えばですが、
医者になるにはこういう勉強が必要だから、もっと理系脳を鍛えなければならない、
とか
画家になるには、いろいろな画法や美術史、色彩感覚を学ばなければならない、
とか
小説家になるには、もっと古典文学を読み漁って表現力を身につけなければならない、
とか
職業に自分を当てはめていくってすごい悲しいことですよね。
何かが足りてないから補うという自分への欠乏感から始まる発想です。
個性からどんどん離れていくってことです。
今、学校教育でやっていることってどんなことかっていうと、皆さんもよくご存じの通り、
アウトプットする能力が足りないのでアクティブラーニング!
相互に教えあうことで理解がよく深まり、積極性も増すはず!プレゼン力も鍛えられる!
IT人材が不足している!プログラミング教育だ!
これじゃあ職業訓練校です。
しかも10年、20年して今小学校の子たちが自立するようになった時にはそのスキルって役に立たないくらい社会って変わっているはずなんですよね。
職業訓練校やってて、しかも時代に追いついてないんです。
〇〇が足りないって発想からは個性は生まれないんですよ。自分からどんどん離れていくことになるんです。
だから子供に〇〇(職業)になりたいとは言わせたくないです。
問い詰めていくと究極、「自分は自分」ってことなんですよね。
自分である限り、なんにでもなれる。なんでもできる。
これが一番子供に教えたいことです。
そして自分自身も体現していきたいことです。
父「大きくなったら何になりたい?」
子供「えっ、自分」
って回答してくれたら最高ですね。
今回もお読みいただきありがとうございました。
ことり 拝
いつもお読みいただき有難う御座います。私の目標は人が自分らしさを発揮して生きている社会をつくる事です。