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ネット断ち 毎日の「つながらない1時間」が知性を育む

齋藤孝・著 2019年

 近年、インターネットやSNSが一般的に普及し、生活に欠かせないものとなっている、通信機器。遊びから仕事や教育活動など多くの場で利用され、生活を豊かにしたことには変わりはないだろう。しかし、これらの普及は、豊かさや便利さ以外にも、様々な問題を抱えている。ネット依存、メンタルヘルスへの悪影響、集中力低下など。最近の若者の傾向、ネットが与える悪影響、「ネット断ち」の有効性、断っている時間を知的に過ごすための方法を述べた本。

 多くの人が、スマホなどの通信機器を使い、情報と触れない日はないというぐらいの必需品となっていますよね。生活を豊かに楽しくする一方で、使い方によっては悪影響を及ぼしているところもあると思います。ここ最近、SNSが若者のメンタルヘルスに悪影響を及ぼすと報道され話題になりましたよね。

 この本では「1日1時間は情報に触れるのをやめて、何か人生に役立つことをした方がよい。」と述べられていました。去年から、私も本を読んでいましたが、活字になれることや、教養力を身に着けるため以外にも、情報に完全に触れない時間を作ることを目的として始めました。本は、様々な知識を私たちに教えてくれて、様々な場でも役立ちます。正直、読書を始めて習慣にしたことは良かったことだと、最近よく思います。

 ネットは、その人の使い方次第だと思います。ただ使いたいだけ使って、情報の波に流されるだけなのか。それともしっかりルールを決めて使うかは、その人の考え方ひとつだと思います。しっかりとした使い方が出来れば、ネットやSNSもとてもいい道具だと思います。私もまだこれが完全な形ではないと思います。いや、完全な形はないかもしれません。ですが、まだまだ改善の余地はあると思います。なので、よく考えて使っていきたいです。

 

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