私の都合上定めた解釈は罪
たまに美術館に足を運びます。
作品をじっと見ている(聞いてる)と
理屈じゃなく空気の感触がその良さを
教えてくれるので
とても心地がいいです。
中には強く惹かれる作品もあり、
その場合は作品と私との
接合点を探ろうとします。
けれども、毎度ながら
作品側が私を拒絶しているような
感覚になってしまうのです。
勝手に私の文脈で定義付けするな、と。
勝手に作品の秩序を乱すな、と。
作品の向こう側にある世界は
社会の禁忌から自由です。
だから、規範に触れすぎた
私の考えは彼方からすると
不純物でしかないとおもうのです。
周りから与えられた欲望を
夢だと勘違いして生きてる
「私」だから、
ギャップを埋められないのです。
いつか、そんな「私」を
許してくれる世界に出会えたらな、と
密かに願っています。
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