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教育熱心ではなく教育虐待?

両親は特別有名大学に行ったわけでもないが、なぜか教育家庭だった。
主に毒親である母親だが。

自分にとっては当たり前の教育だったが、大人になって教育虐待かもしれないと気付いたポイントがいくつかるので、思い出しながら書いてみる。

①勉強の強要

幼いころから「勉強しろ」「良い大学にいけ」と言われ、物心ついたころには何かしらドリルをやっていた。母親が買った問題集、親が決めた分の勉強をこなす。休日は規則正しく起き、勉強のノルマが達成しないと遊びに行かせてもらえない。

リビングの机で泣きながら、キッチンに立つ母親の背中を目の前に、嫌々勉強していたのが記憶に強く残ってる。

②友だちと遊ぶことを許さない

テスト期間はもちろん、友達とは遊べない。さらには遊ぶ友達にも文句をつけられる。

母親から見て(言葉は悪いが)偏差値低そうな友達とつるんでほしくないらしく、「Aちゃんと一緒にいるのはやめな。Bちゃんたちと仲良くしなさい」も言われた記憶がある。つまり子どもの交友関係に口を出す系だった。これについては別で詳しく書く予定。

③子どもの自尊心を傷つける言葉を言う

テストで高得点をとったとしても、間違えた部分について、延々怒られる。満点以外褒められない。「なんで○点間違えた!」と。

だからテストや部活など、頑張るモチベーションは全て親に褒めてもらうことだった。

高校卒業後、大学に行くのを辞めたときは、「恥ずかしいから日中は外を歩くな」と言われた。世間の目だ。(※翌年進学しています)

④志望校や職業など、子どもの将来を勝手に決める

志望校については、田舎だから選択肢はないのと同じ。しかしその中でも所謂、”進学クラス”に入らなければ、学校に通う意味がない、通わなくていいと言われた。

将来の職業は”公務員”一択。 

会社員は絶対ありえない、会社はいずれ潰れるものだという偏見があり、どんなに大手に入ったとしても会社員になるのは危ないからだめ、という考えをすり込まれて育ったため、大学4年になるまで公務員志望だった。

割愛するが、色々あって就活し、会社員となった。案の定、内定を祝うわけではなく、良いことは言われなかった。

教育虐待を受け、どうなったか・・・

・親に褒めてもらうために頑張り、親に決められた勉強をしていたため、どうやって自分自身で目標や計画を立てて勉強すればいいかがわからなかった。誰かのためにじゃなく自分のために頑張るモチベーションを保てなかった。(今は少しずつ成功体験を積んで良くなってきているところ)

・勉強が嫌過ぎて、問題集のページをちぎって捨てたり、答えを書き写して早く終わらせるようなズルをするように(子どもなのでもちろんバレて怒られる)

・シンプルに病んだ。問題集をカッターナイフで切り刻んで、そのままにして家を飛び出すなど(当たり前だが帰宅後めちゃくちゃ怒られた)

・親の期待するほどの成績にはならなかった。

さいごに

もちろん、子どもの教育費にかなり費やしてくれて、学ぶ場をたくさん与えてくれたことには感謝すべきだと思っている。

しかし当時は、何かにつけて「あなたのために言ってるの」という言葉が、自分のためを想って言ってくれていると受け取れず、押しつけられる勉強が苦痛でしかなかった。

幼いながらに、「お母さんは、”頭いい子どもを育てた親”になりたいんだ。そのために頑張ってあげないと」と思っていた。

兄弟に対しての教育虐待も酷いもんだった。それを書き始めると止まらないのでここで終わります。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

さわ

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