あくせくせちがらい時勢のなかインドア生活の根もついぞ地の底へ根を張り、備蓄以外のやる気を逸している昨今。プレッパー的視点とポリティカルな時事を追うほかにyoutubeの用途もない月日を経、さいきんはもっぱらゲーム実況の動画がこころのオアシスとなっている。そのなかでも群をぬくTOP4。ゲームの枠を超えた彼らの絶妙なバランスをたのしむ日々。
「Return of the Obra Dinn」。保険調査官である主人公が、無人となって帰港した商船オブラ・ディン号の残留思念をたどり、
愛猫の死とともについてまわる愛憎の記憶も形骸と化し、あれほど雪ぶかい年もなかったなとただそれに似た景色をおもいおこしては胸のあたりがじわじわと詰まる冬。どんぞこで我に返ったきっかけはOGRE YOU ASSHOLEのアルバムと、そのインタビュー記事でボーカルがフラットに語った「百年後にはみんな死ぬ」ということばだった。どうでもよいものからなくしたくないたいせつなものまでいつか必ずみなすべてを失う。その事実をポジでもネガでもなくただそのままにみとめたときようやく拓けた感覚があっ