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凄惨な夏のあの日から毎日ツイッタの政治リストをながめていた。わたしはこんなにもなにも知らなかったしこんなにも知っていたのにそれだけだったとどうしようもないきもちにさいなまれて過ごした。有志が開設してくださった献花にすれすれ参加できたおかげでようやくどこかひとくぎりをつけられた。その花の膨大さに言いがかりをつけようとする偏向報道にまたこころがやられそうになった。支持者でも信者でもないただ祈りたいだけの一般人すらせめたてる、その様子にこの国へはいりこんでいるものたちの存在を確信しながら。グローバルということばを人類みななかよくの標語だとおもっていた小学生のころがひどくなつかしい。

憂慮は身近なことから放射線状にひろがって、右手をうごかすこころは悲哀ばかりにゆれうごく、食欲はいつもどおり。おさないころそのストーリーにいたくこころふるえいつかもう一度とおもっていた作品タクティクスオウガ、まさかのリメイク発売を知る今冬。すぐに手のとどく蒸気ハードということもあり、気づけばデスクトップに鎮座していた。時勢にかさなる場面がおおくいちいち思考がとぶ。諸所にはさまれる伝説のオウガバトルサウンドのここちよさとともに、大人になったいまもまた、おさないころとはちがう意味でカオスデニムの青さに救われるおもいがした。

反省はしても後悔はしないのが座右の銘。 日本の報道は観ない。世界の流れをネットで追いつつ、しゅくしゅくと備蓄をしている。師走のせわしない日々。 怒涛の情勢、先の見えない来年、再来年。みんなのこころはだいじょうぶだろうか。すこやかに過ごせているだろうか。とりとめもなく、まとまりもなく、いたずらに書きなぐってしまう夜ふけ。年末はせめて、おだやかに過ごせますように。