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#2.新事業について①

鮪のシマハラ株式会社は名前の通りマグロ専門の居酒屋です。
大将の島原がマグロ漁師の息子ということもあり、
「うまいマグロを食ってくれよ!」という単純明快なコンセプト。

そんな鮪のシマハラ株式会社は今年、新たな試みとして一つ価格の高い業態に挑戦します。

とりあえず進めてみないと何もわからないよね

ということでまだ何も決まってないけど試食会をやってみました。
6/17 (月)@汐留横丁

プレゼン中の代表

総勢20名。
著名な企業の役員の方や行政の方。
島原の知り合いから繋いでもらった方々に来店していただき、率直な意見を伺えた貴重な機会となりました。

厳しい現実と可視化される課題

そもそもこの新業態のコンセプトはなんなのか?
という話なんですが、シンプルにわかりづらいと言われてしまいました。

高知県の観光特使でもある島原は郷土愛にあふれた人間です。
地元の人は気づかないが、うまいものが非常に多い!
うまいものを作る高知の人が好きなのか、
大好きな高知の人が作るからうまいのか。

細かいことはわからないが、とにもかくにも
「俺がおいしいと思ったものを食べてくれよ!」
実際に高知の生産者さんに会いに行き、
話をして実際に説明を聞きながら見て食べてきました。
(僕も同行させてもらいました。)

高知県ミートプロのセリ場見学

こういった取り組みから社内では盛り上がり、
こんなにおいしい食材と生産者さんの熱い思いを届けなければ!
という強い思いが、より一層強くなっていきました。

試食会の話に戻りますが、総評はなかなかに厳しいものでした。
頂いた評価はこんな感じ↓

わかりづらく印象に残りづらい
コースが単調。作り込みが甘い
全体的に重い

惨敗です。。。

今回は食材をなるべくそのまま。
細かく手を加えないで食材のパワーで勝負をしたかったのですが、
我々にはうまく伝える力がまだありませんでした。

惨敗です。。。

しかしながらここから得たものもたくさんあります。

前述のとおり散々な評価ではありましたが、正直なところ真っ二つに割れていました。

わかりづらく印象に残りづらい⇔魅力が伝わり、生産者さんの顔が見えた
コースが単調、作り込みが甘い⇔素材の味が生きていておいしかった
全体的に重い⇔もっとボリュームがあってもよかった

好き嫌いは人それぞれとはいえ、ここまで意見が割れる要因は1つです。

コンセプトが明確ではない。

これに尽きます。
鮪のシマハラのコンセプトはいたってシンプルです。
マグロ漁師の息子です→マグロが大好きです→おいしいマグロ食べてほしい
簡単に言うとこれだけです。
今回も
高知出身です→高知への郷土愛は負けません→高知のおいしい食材です
と、今回は同じように考えたつもりだったのですが、うまくいかず。
なぜか?
何屋さんか明確ではなかった。
ということに行きつきました。
我々が伝えたいこと=お客様が感じることではないということでした。

伸びしろしかない!

ポジティブアクティブ集団な我々は今回の経験を非常に良かったと感じています。
・コンセプトの整理
・ターゲットの明確化
・コース内容の見直し
当たり前のことではありますが、
社外の方に意見を聞けるということは非常に貴重なことだと感じています。
一般的にはオープンしてから初めて伺えるものです。

今回はまだ箱も決まっておりません。
当然スタッフもこれからで、最悪オープンに至らない可能性も0ではありません。
そんな中でも色んな方に声をかけさせていただき、貴重なお時間をいただいて開催にこぎつけた今回の試食会。
頂いたご意見は全て真摯に受け止め、今後の業態開発に取り組んでまいりたいと思います。

社運をかけた今回のプロジェクト。
また進捗があり次第こちらに記載させていただきます!

ご興味ある方はぜひご連絡ください。
次のイベントにはお声かけさせていただくかもしれません!

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