大学職員(医大職員・病院事務職)になりたい方へ、向いている人・向いていない人(就活生・転職者向け)その①
今回の記事では医大職員になるための方法と向いている人・いない人について書いていきます!
最近大学職員(私大職員)は人気が高まっていますよね。
その中でも医大職員は、倍率が比較的低いので狙い目です!
ネット記事を探しても、医大職員はやめた方がいいという記事ばかり…
ですが病院で働きたい!病院・学校と幅広い部門で働きたい!という方にとって医大職員はとても良い選択肢のひとつだと思います。
それでは書いていきます。
(具体的な仕事内容はこちらの記事も参考にしてください)
(2/12追記)
ブログも始めました!ぜひご覧ください!
※出来るだけ内容は被らないようにしています。
1.医大職員とその他大学職員の違いとは
まずは「医学部があるかないか」ということです。
そして、「病院勤務があるかないか」です。
ご存知ない方も多い点として、医学部を設置する大学は附属病院を持つことが定められています。
(参考:大学設置基準 第三十九条)
つまり、(頑張って探せば病院のない医大もあるかも?)というアイデアは残念ながら叶いません。
2.選考はどうやって行われるの?
医大職員になるには、その大学を運営している学校法人または国・公立大学法人職員採用試験を受ける必要があります。
ここでは私立医大をベースに書きます。
基本的に、一般企業と同じように、能力試験・適性試験・面接によって選考が行われます。
あくまで私調べですが、同期に話を聞くと「能力試験の出来が悪かった」という人がほとんどでしたので、民間大手のように「SPIは8割5分が最低ライン!」なんてことはないと思います。
応募者数についても、病院勤務が嫌なのか、他の私立大学は受けても医大は受けないという方が結構います。
そういった面でも、競争率は他の大学より低くなります。
大学の歴史や独自の文化を重視する医大も多いので、面倒くさがらず創設者の理念なども必ずチェックしておきましょう。
3.医大職員に向いている人、向いていない人
私が思う医大職員に向いている人、向いていない人はこのような人だと思います!
向いている人:忍耐強さがある人、スルースキルがある人、嫌なことも寝たらすぐ忘れられる人、体育会の古いノリに合わせられる人
向いていない人:ストレス耐性が低めの方、落ち着いた環境で働きたい方、非効率なやり方が耐えられない方
細かい説明は省略します。
4.医大の雰囲気は?(附属病院勤務)
事務職員として医大病院に勤めるにあたって覚えておいてほしいことは、常に「アウェーな環境」であることです。
その理由はいくつかあります。
(1)医大で働いている医療職の多くは、その大学のOB・OGである
医療系の学部を卒業した方々は自分の出身校(の附属病院)で働くことが多いです。
医療業界(特に医師)には学閥があるため、どこの大学を卒業したかということが評価に大きく関わります。
そのような状況で、自分のことを一番高く売り込むことができるのは自分が卒業した大学ということになるのです。
また、看護師や薬剤師も、先輩が働いていることや学生時代に実務実習などで雰囲気が分かっているということで、そのまま就職するという方が多くいます。
一方、事務職員は他大学出身者がほとんどです(医大出身の方は医療系専門職になります)。
このアウェー感は実際に働いてみると結構感じると思います。
(2)大勢の医療従事者と少数のサラリーマンという構図である
院内で働く人の8割は医療従事者であり、経営側に回ることの多い事務職員とは様々な面で対立します。
医療職のなかには、「医療収入を稼いでいるのは我々医療職、事務はコスト部門」という意識が根強いです。
もちろん病院運営、補助金などの資金獲得には事務部門が欠かせないのですが、そのことを知っているのは各職種の管理職以上(さらにその中でも決裁権限者、運営に携わる方)です。
病院運営のために必要な届出や調査回答の協力を求めたのに「今忙しい、事務と違って患者の相手をしているんだ」と言われるのは慣れないうちは辛いものです。
このような環境をイメージして、前項の「向いている人」を書きました。
5.次回の内容について
次回は、医大職員として働いてよかったこと、採用試験でのポイント、その他についてご紹介しようと思います。
お読みくださりありがとうございました!
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