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大人だって自由研究しよう。

 先月、「自由研究学会」なるものを立ち上げた。

大人だって自由研究したい

"小学校などで、主に夏休みなどの長期休暇中に生徒に与える宿題の一。自分で題目を見つけ、図書館などで調べて報告をまとめる。(デジタル大辞典より)"

「自由研究学会」は、
子どものような無垢な好奇心と、大人の着想と手法で自由研究を進めていくコミュニティ(的なもの)。

  という趣旨のもの。1ヶ月に1度のペースで学会(発表会)を開き、まとめた自分の自由研究をみんなに共有する。

 形としては、自分の学びを深めるための「アクティブ・ラーニング」に当たるんじゃないだろうか。学習定着率を上げるためのラーニング・ピラミッドにある「他の人に教える」という部分を、自由研究を通して行っていくあんばい。

 そう書くとちょっと気難しそうな気もするが、単に自分が好きだったり、気になることを、いつもよりは少々踏み込んでみたり、すでに収集してる情報だったりを整理し直してみる、その後押しする”きっかけ”だったり、「発表するよ~」という小さな渦にみんなで飛び込むことで一人ではなかなか進みきれない怠け者の自分を奮い起こさせるための”ゆるやかな強制力”なのである。

日常における

①「あ!」を拾う・・・発見
②「ん?」を拾う・・・違和感、可能性
③「あたりまえ」を拾う・・・無意識
④「(他の人からの)ねぇ」を拾う・・・質問、依頼

 ちなみに、自由研究テーマをどのように見つけるか、というキーワードとして、ボクなりに考えたのは以上のこと(ここらへんはまたどこかで詳しく書いてみようかしら)。

 とにもかくも、第一回目の自由研究学会を先月終えた。

①たのしい動画づくり_動画は料理である、食材はまだない
②野菜はなぜ育つ?
③あなたの知らないスズメバチの世界
④タイムマシーンを使って本気で甲子園優勝する研究
⑤こんな場づくりは××だ!
⑥ホロスコープの入り口

 蓋を開けてみれば、6人の発表者が募り、上記のタイトルをつけ、1人10分の持ち時間で発表したのだった。

 ボクは、「こんな場づくりは××だ」というタイトルで、普段の仕事で関わるイベントや会議などの「場の起こし方」についての発想や手法についてよく人に聞かれること(④「ねぇ」の質問、依頼)をまとめ、発表した。

 六人六色、テーマは勿論、発表方法にも違いがあり、たがいに学びがある場になった。発表後の参加者のリアクションを聴いてると、思っていた以上に濃密な場になっていた気がするし、「自由研究」をツールにすることで深まること・広がることはあるのだねぇ、という感想だったので、またその詳細については別の機会にちょっとずつまとめてみたい。

 なんで大人になると自由研究をやめてしまうのか。宿題としてやらされないとなぜやらないのか。どんな些細なことであっても、ニッチであっても、自分の好奇心は蓋するのはもったいないし、どんどん突き詰めていけばいい。たまに、発表してみればいい。

 不定期になるとは思うが、「自由研究とは」についての自由研究noteを書き溜めていこうかな。が、その前に、また来週末には第二回目の学会が開かれるので、そろそろテーマを決めなくちゃだなぁ(候補がたくさんありすぎて...汗)

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