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美しい本に出会った

それはそれは美しい本でした。
モデル梨花さんが同時発売した二冊。
「わたしのユリイカ」
「What l'm doing 73  私がしていること73こ」

とくに「わたしのユリイカ」。
ドキドキしながらそっとページを捲ってみると、想像していたよりも余白のある、シンプルな言葉の配置。その削ぎ落とされ方が、より心に響いた。

情報過多な現代で、仕事に家事に人間関係にいっぱいいっぱいな日々で、確実にオーバーヒートしていた産休前。

産休に入り自宅安静になったことで、何もしない時間を過ごしてみて感じたことと絶妙に絡み合い、読み進めるほどに気持ちが緩んでいく感覚だった。
頑張らなくちゃ
成長しなくちゃ
何かしなくちゃ
自分らしくって何?
そんな風に考える必要はないのだと。変わりたいのに変われないことのしんどさや焦燥感に寄り添ってくれる文章。きっと色んな経験をされてきた梨花さんだからこそ、素敵に歳を重ねたからこそ内側から湧き出る言葉。

今私が一番掛けて欲しかった言葉って、こういう言葉だったんだと、読み終えて気付きました。お腹の子が産まれてくる前にこの本を読むことが出来て本当に良かった。


私にはこのタイミングだったけれど、どんな状況でもこの言葉たちが必要な人はきっと沢山いる。少しでも多くの人に優しい言葉たちが届きますように。

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