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バトンをつなぐ-小売業はリレーのアンカー?

【今回のブログ:約2000文字 読了時間:約4分】

こんにちは!!
バラエティショップオリンピアの人事責任者の島後です。

今回は、自分が現場で店長をしていた時にずっと大切にしていたことについてお話しします。

このことを理解していなかったら自分はただモノを売っているだけだったんじゃないかと思います。

『販売って、オリンピアの店長っておもしろい』

と元々思っていましたが、さらに面白くなり、何より充実感や責任感、誇り、やりがいをより感じるなど、さまざまな良いことがありました。

目に見えて行っていることは、『モノを売っている』ですが、そのことの、

「とある側面」

からお話ししたいと思います。

ではどうぞ。

前置き(店長=経営者)


オリンピアの店長は「経営者」とイコールです。
具体的にお伝えすると、

商品選び、仕入れ、レイアウト、アルバイト採用、教育、販促、企画など様々な権限が渡されています。

自分のお店は自分で経営します。

メーカーさんに商品の商談に行くも良し、展示会にいくも良し、自店でSNS運用するも良し、イベントをするも良し、自店ならではの売り場を作るも良し(最近はレトルトカレーや食品サンプル、アイスクリーム、アニメグッズなど店長によって様々な売り場ができています、バラエティの強みですね)です。

それを達成するために店長は

「自立」して「主体的に」

お店を創ります。

商品をセレクトしバイイングをします。

店長は例えるとリレーのアンカーという立場

私は店長だった頃、店長というのは

「リレーのアンカー」

だということに気づきました。

どういうことかと言うと、

商品はいろんな想いを乗せて、いろんな人を介して、お客さまに届くからです。
特にこの想いを

『バトン』(=商品)

だと思っています。

誰かの想いから商品というものは生まれます。
その想いは商品という形になります。

『子どもたちに喜んでもらいたい』

『子どもたちの役に立ちたい』

こういう想いから商品は始まります。

作り手(第一走者)からスタートし、その想いに共感した人たちがそのバトンをつなぎます。(企画、生産、物流など)

そのバトンは走者の手を渡るたびに想いがプラスされてより想いの詰まったものになります。

最終的にそのバトンは店舗つまりは「アンカー」に渡されます。

そして、

お客様という「ゴール」に届けます。

このように「リレーのアンカー」「バトン」であるという意味を意識すると、

気持ちがグッと入ります。関わってきたいろんな人の顔が浮かびます。

たくさんの人たちが関わってきたという想いの重さを実感することでアンカーとしてより全力で走ることができます。
また、走りたい!!って思います。

「商品を売る」

のではなく

「バトンを届ける」

のです。

お客様がレジに商品を持ってきていただいた時は

「ものが売れた」

のではなく

「想いが届いた」(この想いに共感した人がいる)

のです。

それが店長の役割の一つです。

どのバトンを届けるのかを選ぶこと

「お客様にどういうバトンを届けるのか」

「お客様はどういうバトンが欲しいのか」

それを決めることがオリンピアの店長の大きな役割の一つです。

また、店長が自ら決められるのはオリンピアならではです。

実際に店長たちはメーカーさんに行って商品を直接みたり、話を聞いたりすることがとても多いです。(最近はオンライン展示会や商談も増え、より多くのメーカーさんや商品に触れる機会が増えてきました。)

『どの想い(バトン)を届けるのか?』

店長は決めます。

この想いは、オリンピアのお客さまに届けるべき想いか?

店長が決めます。

『バトンをつなぐ』

先日とあるファンシーメーカーさんのデザイナーさんに店長がインタビューをしていました。

デザイナーさんの想いを聞き、お客様に伝えようという取り組みです。

この取り組みはオリンピアのHPの記事になりました。(こちら↓)

直接、想いを届ける。面白い試みだなと感じました。

インタビューにお邪魔したのですが、実際にデザイナーさんの想いを聞くとグッと熱くなるものがあったし、これを届けたい!!という気持ちに自分自身もなりました(店長に戻りたい、、、)

デザイナーさんに直接インタビューできたりするのも店長に権限がある弊社ならではです。



以上です。いかがでしたでしょうか。

改めてこのことを文字にすると、

グッと熱くなり、自分達の仕事に誇りを持つことができると同時に、

もう一回店長やりたい!!

って思います。。。



「自分たちがやっていることは誰の何のためになっているのか」

それを理解したり実感するとこの仕事はより面白くなりました。

『バトンをつなぐ』

やってみませんか?