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内定とか志望動機とかそんなんの前に(就活基礎編①)

今回の記事は、就職活動で悩んでいる学生のみなさんに捧げます。​今苦しんでいる方に少しでも力になることができればと思っています。

はじめに

私は上場企業に勤める入社6年目のただのOLです。
就活エージェントの差し金ではないですので、専門的な知識はありません。
この記事の途中でテキストを売りつけたり、怪しい就活コンサルタントサイトに遷移させたりもしません。noteの記事の途中での課金もしません。

就活中はバイトもできないし、交通費もかかるし、学生さんにとってこの時期が一番お金ないって知っているから。
私は就活していたとき、1日1食、お金がなさすぎてマクドナルドの100円マックで説明会と説明会の時間つぶし&食事を済ませていました。家では毛布にくるまりながら味噌汁を鍋ごと食べる日々(私の時は冬が就活解禁だった)。つらかった。

100円マックには本当に感謝。あの時のご恩を返すために、社会人になってマクドナルドに行くときは、季節のバーガーセット(ポテトMドリンクM)を必ず購入し、お金を落とさせていただいています。

ちょこっと自己紹介

さて、2021年大卒の就職活動は、もう内定出たりしているのでしょうか。
事前に知り得ている情報だと、世間的には6月1日から面接解禁のスケジュールらしいです。きっと、その前から座談会とか、相談会とか、そんな名目での面接が実施されるんだろうなぁと思っていたけれど、コロナの騒動でもしかしたら、本当に6月からになっているのかな。

さて、私は入社1年目から、所属している会社の採用説明会のお手伝いをしてきました。人事部というわけではなくて、先輩のお仕事説明とか、インターン生との交流会とか、そういうやつです。採用説明会で小グループに分かれて質問を受けたりする時間あるじゃないですか。ああいうのに参加してます。学生さんたちいつも真剣に聞いてくれてありがとう。

キラキラしている学生さんと話すのって私は結構好きで、もうなんか5年前の自分を思い出して、みんなを抱きしめたくなるわけです。
前書きが長くなってしまいました。
さて、ここからはちゃちゃっと書きます。基礎編ということなので、気軽に読んでくださいな。

一番大切だと感じていること

一番大切なのは、何を隠そう「姿勢」です。
これが大切。もう本当に。
猫背になってないですか。女性の方、足が広がってないですか。歩いて移動するとき、椅子に座るとき、全身がだらーんとしてないですか。

1次面接でよく落ちてしまう方、鏡の前で一回自分のたたずまいを見てみてください。シャツにアイロンを、とか髪はきっちりと、というのは就活本に書いていた記憶がありますが、姿勢のことって案外書いてくれてなかった気がする。
本屋に売っている就活ハウツー本とかだと、この後に姿勢によってもたらされる効果など書くのかもしれませんが、もう理由も何もないので、この章はおしまーい!

一にも二にも姿勢!復唱!叩き込んでください。

絶対に試してみてほしいこと

それができれば次のステップです。絶対に試してみてほしいこと。それは、少しの個性と人間味を出すということ。それっぽく書くと、少し自己開示しようということです。あと嘘をつかない

上場企業の一次面接や説明会については、結構会社の若手がやっていることが多いです。なので、説明会での質問とか一次面接で話すときぐらいは、リラックスして個性出していったらいいと思います。
就活生は●●じゃないといけない、●●はNG、とか、学生さん対策本読みすぎて、がちがち。みんな同じに見えちゃうことがあります。

①の姿勢をクリアしてても、そこに笑顔仮面を張り付けて、1日の仕事の流れを教えてください!と質問をされると、「毎日同じ仕事してるわけないじゃーん!あはは~!」って言えない雰囲気を感じます。学生さんが傷ついちゃうんじゃないかと思って、こっちも本音が出しづらいのです。
数年前まで学生やってたから、みんなの気持ちわかっています。揃って同じような恰好することへ反発心がありつつも怖いからやっぱり周りに合わせる感じも、不安だから繕ってしまう気持ちも、わかります。私だってそうでした。けど少しは自然体でいったほうがいいです。企業人も人間ですしね。

そして、面接が進んで年配の方が出てきたとしても、その人たちだって、学生さんに企業人のふるまいを求めているわけじゃないです。一緒に仕事したいかな、会社のカラーにあうかな、入社したらのびのび仕事してくれそうかな、そういうところを見ています。
面接なんて、相当無礼じゃなければいいんです。あとは企業施策について、努力を踏みにじるような指摘とかはしないこと。批判っぽく言うと、普通にみんな傷つくからね。

タイトルに書いた、少しの個性と人間味について。少し抽象的でわかりづらいと思うので、学生さんとリクルーターとして1対1でお話したときのエピソードを最後に紹介したいと思います。

【ケース1】
(私)どういった業界を受けてるんですか?同業他社も受けてるの~?
(学生さん)御社の業界や銀行を志望しています!御社などが第一志望ですが、同業他社も受けさせていただいています。ただ、御社の●●という点にはとても関心があって、入社することができたら、そういう仕事に携わることができればうれしいです!
(私)大変だと思いますが、頑張ってくださいね!
(学生さん)はい!お忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました!

【ケース2】
(私)どういった業界を受けてるんですか?同業他社も受けてるの~?
(学生さん)
正直、業界をしぼれていません。もちろん御社の業界に憧れがあります。一方で、食品メーカーもいいなと思ったり、銀行のお話も聞いたりしていて。就職活動をして、会社によってカラーも違うなとも思うので、お話して合うなと思う方がいらっしゃる会社を受けさせていただこうかと思っています。もちろん、御社の●●という点にはとても関心があって、入社することができたら、そういう仕事に携わることができればうれしいです!
(私)大変だと思いますが、頑張ってくださいね!
(学生さん)なぎささんとお話して、すごくイメージわきました。こうやって真剣に話を聞いてくださって、すごくうれしかったです。どんな方向になろうとも悔いのないように頑張ります。ありがとうございました!

リクルーターとしてお話したこのケース。面接前の段階ですので、合否を私が決めるというよりは、会社のことを学生さんに知ってもらう機会をつくる目的がとても強いです。ですので、ケース1もケース2も、とってもいい子でした、と人事部に報告するのみです。
ただ、恐らく、もう少し採用が進んで面接にいくと合否に差が出てきます。

圧倒的にケース2。ケース2の方が、人間っぽいんです。「この子が入社したら、悩みながらも真剣に仕事と向き合うんだろうなぁ」と想像できるからです。
面接官も人間です。自分の内側を少しだけでもさらけ出してくれた学生さんにはこちらも心開いても(=内定)いいかなと思うわけです。
自己開示、してみたらいいと思います。

あと、嘘はついたらいけません。もちろん、第一志望の会社には、必ず、「第一志望です」ということを忘れずに。でも嘘はよくないし、絶対にわかるので、正直にまっすぐ向き合うことが大切だと思います。

※ケース2で書いた事例は、リクルーターとして私が学生さんの考えていることを探りたいので、かなりフランクな形で話しています。会社によって違う点も、話す相手の年齢で変えたほうがいいという面もあると思いますので、臨機応変に。
そして面接が進んでいるときに、業界はまったく決まっていません!というのはちょっとだめかもしれない。伝えたいのは、本音を交えた自己開示してみよう!とウソをつかない!いうことです。

思った以上に長くなってしまいました。
続きは次の記事で書きますね。次も、基礎編の続きです。

悩みや質問、こういう記事書いてほしい!などあればコメントいただければと思います。

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