平凡な朝の光景

6時少し前に目が覚めた

ブラインドを開け空を見る

空色のくれよんのイントロが浮かぶ晴天

ベランダの植物たちを眺めては飽きもせず

メダカの鉢にかぶせておいた蓋を取る

イタチか何かに荒らされたから

無事で何より

もしかしたらあれはむささびかももんがだったかもしれない

珈琲を淹れながら

小さな庭を窓越しに

芝は昨日より青々と

オリーブの新芽がすくすくと

あしたもてんきになあれ

風音と鳥の鳴き声をつまみに珈琲を

モンステラを眺めながら昨日より少し大きくなったかな

ブラインドの隙間から外を眺めていたら

鳥がメダカの鉢の淵に載っているのがいるのが見えたんです

それで　ぼくは

犯人はあいつかと思ったんです

風をあつめて　追い払わないと

蒼空を翔けていけ

ブラインドの影が先程より鮮明に

陽が昇ってきた

小さな庭の芝を照らす

鳥たちの会話がいつもより激しい

春らんまん

ギンギンギラギラの夏はまだ先だ

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この時期になると聴きたくなる1枚

曲名と詩をいくつか拝借させていただきました

探してみてください

平凡な朝の光景　　2021年5月3日

風街ろまん