文字の役割
印刷物が好きだ。本が好きだったが、文字を読むのが好きではなく、写真や文字を一緒に見るのが好きなのだと最近気づいた。買って全て目を通すわけでもないのに、雑誌をよく買う。常に手に取ってパラパラ見ているのが楽しいのだ。
フォントについての本を、何冊か持っている。こちらも持っているだけで詳しくはないのだが、フォントは見る人の気持ちを変えることが出来るのかもしれないと思っている。
買い物に行く。食品や日用品、お店のロゴ、紙袋などのフォントは重要と思う。商品のパッケージはフォントで印象が大きく変わる。初めて見る商品だけど、欲しい。パッケージのデザインが気にいると、すぐ買いたくなる。
たまに買うスキンケア商品のカタログを見ていたら、リニューアルした商品が載っていた。パッケージのデザインが変わっていたのだが、私はこれを可愛いと思った。説明に「敏感肌用」と書いてあるのだが、私は特に敏感ではない。でも、もう買ってみようかという勢いだ。スキンケア用品というと、どのような効果があるかなど調べて、他の商品と比べて購入を決めるものなのだろうが、私はその商品にデザインの美しさを感じて欲しいと思っている。
あるファストフード店によく行く。好きなメニューがあるし、そこのフライドポテトが好きだ。そして、何より、その店のロゴ、紙袋、フライドポテトのケースが好きだと感じている。
文字は伝えるものだが、そのカタチでイメージをも伝える不思議なものと思う。
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