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”感情的”って言う時、マイナスなことを思い浮かべていない?

仕事で言われた。
「環さんが感情的になっているで冷静に話せる状況じゃないと思いました」
この言葉を聞いて、一旦冷静を装った。
でも納得できなくて、また怒った。

上記のことは仕事上、これ以上詳しくは書けない。
だけど、私はこの「感情的」という言葉とともに語られる様々なマイナスなことにどうしても納得ができない。
人間の個性とはつまり、その人の感情を元にしたあれこれだと思う。
その個性の源である感情を平坦にした状態で、コミュニケーションなんてとりたくない。どんどん感情的になれ、とさえ思っている。

「自分が他人より”感情的”だ」と思う一番の事柄は、人間関係に関してだ。
少しわかりづらいかもしれないが、多くの人はスポーツ、賭け事、恋愛、音楽などなどいろいろな面で自分の感情が表出すると思う。
私はこんな例たちと同じように、人間関係を築いたり、友達と話したりするときに感情が出やすい。

いつもの親友たちやパートナーとの時が一番わかりやすいだろう。
親友、特に行天とはしょっちゅう言い争っている。
この前はお酢とラー油のどちらが美味いかといって盛り上がっていた。お互いの言い分はわかるものの、お酢だと言って譲らない行天と、寄り添いつつもぐいぐいと語る私の意見は平行線をたどった。
そのまま駅近くの中華に行き、「どっちもうめ〜」っていって終了だ。
お互い譲れない意地をぶつけながら、うまいものを食べてニコニコして帰った。

大学生のころ。私は美香の前で泣いたり、笑ったり忙しかった。
「あいつのここが嫌だ」
「許せない!」
と言ったと思ったら、美香が打ち明けてくれたいろいろなことで新しい発見や思いやりが生まれて泣いた。
そして美香ともものづくりとは?みたいなところで喧嘩して仲直りして、そして路上で腹を抱えながら寝込むくらい笑っていた。大学生のころは〜とかいったけど、今も変わっていないかも。

桃香ともこの前イルミネーションの前で大はしゃぎしていた。街を歩いている警視庁の人たちでさえ笑えて大変だった。翌日腹筋がだるかったのは、きっとあの笑った代償だ。
パートナーを見るといつもニコニコしてしまう自分もとても好きだ。

話しを少し戻す。仕事でも私はどんどんと感情を出してほしいと思っている。
後輩たちは落ち込んだときも嫌な時も結構態度に出す。それはそれで「おいおい」って思う日もあるけど、自分の感情を押し殺してばかりいる人よりはよっぽどいい。
「まあさ、こんなこともあるから」
「君は悪くないよ、本当に。次頑張ろう」
「いいじゃーん!めっちゃいいじゃーん!」
とフォローもできる。
そして思い出になる。いいじゃん、それで。

だけど、社会には感情的にならず冷静なことがよしとされる風潮がある。
感情的になって犯罪に繋がったり、フーリガンみたくなって他の人に迷惑をかけるのはもちろん違う。
ただ、もっと喜怒哀楽を出して生活していいじゃないかと思う。私は友達からいろいろな感情を打ち明けてもらったり、向けられたりするのが大好きだ。仕事をしていて「お互いの想いが通じて成功する」という体験もとても気持ちが良い。利害関係があった人と打ち解けて利害関係がなくなった関係になったときも最高だなと思う。

そうそう、前に少し書いた美容師の友達とも、いまでも定期的に飲みに行く。
出会ったのは向こうの仕事の場であったけれども、お互いにいろいろな感情をシェアしていって仲良くなったから、今はただの友達だ(髪の毛は切ってもらっているけど)。酒を飲んでは社会に怒ってくだらない話しをして映画やドラマを語って、眠くなって帰る。それが心地よいのだ。

感情的になっているからダメ!と押し付けてくる人には思い切って言ってやろう。
「私の感情は私で決める!うるせえ!」ってね。
さ、今日もニコニコ、ワクワク、メソメソしながら生きていくんだ。

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