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日本民藝館で感じた日本文化

こんにちは。
自己探求、世界探求は自己流への道。

結構、守破離という考え方が好き。
というわりに脳内では大体「破」をしまくっている。

個性研究家のおかゆです🐧

ここは、個性研究所のおかゆの部屋。
外界に飛び出しては、分厚いおかゆ辞書と🔎&🔭を携えて、収集しています。

今日は世界探求のお話です。


先日、日本民藝館にいってきました

落合陽一さんの番組・weekly ochiaiが非常に好きで、そちらをきっかけに落合さんの思想に触れる機会が増えました。民藝について知ったのも、恐らくは落合さんがきっかけだと思います。

知ったのは落合さんがきっかけで、実際に民藝を提唱する柳宗悦(やなぎ むねよし)氏の存在をリアルに感じたのは、書籍「「利他」とはなにか」を読んだときでした。

少し前に読んだ&まだ読み切っていないので若干記憶が怪しいけれど、「宗教哲学者の柳宗悦氏が~」といった文章があり、なんか聞いた事あるな~あ、民藝の人だ!!!となった感じです。

気になって「柳宗悦 民藝」とググって、その時に日本民藝館を見つけたのだと思います。(すぐ調べる)

日本民藝館は、東京都目黒区に所在しており、京王井の頭線の駒場東大前駅から徒歩7分。初めて降りたのですが、素敵な住宅街でした。

あまり事前情報を入れすぎず、当日のインプレッションを楽しもう!というノリで行って参りました。
未だに民藝については細やかには説明できない&この場では説明しないけれど、アウトプットしたくなったので、感想を置いていきます。

木の香りがする日本民藝館

素敵な建築物。今回は本館のみいってきました。

日本民藝館本館のうち1936年に竣工した建物部分を旧館と呼ぶ。旧館は柳宗悦が中心となり設計されたもので、外観・各展示室ともに和風意匠を基調としながらも随所に洋風を取入れた施設となっている。旧館および道路に面した石塀は、2021年に東京都指定有形文化財(建造物)に指定された。なお新館は旧大広間のあった位置に1982年に建て替えられたものである。

日本民藝館公式サイトより

ちょっとわかりにくいけれど、東京都指定有形文化財(建造物)に指定されているとのこと。たしかに、あの雰囲気、懐かしさ。重要文化財といった趣がありました。

廊下に椅子があって、そこに座ることもできる。なんだかずっと、そこに座ってぼ~っとしていたい。天井とか眺めていたい。そんな気持ちになる空間でした。木造家屋ってなんであんなに落ち着くんですかね。

フィトンチッドの作用?
*植物から発散される殺菌・防腐作用のある物質。森林浴で癒される要因のひとつ。木材になっても効果が持続するといわれている。


私が感じた日本文化

「民藝」という概念自体は、一般市民が創り出した営みの中から生まれた芸術と美…という理解で差し支えないと思います。
柳宗悦氏が提唱した美術運動の一環であり、「民衆的工芸」の略語です。

(GPTさんの回答を貼っておこう)

日本民藝館には、陶器や服、掛け軸、ガラス工芸など…今でいう「デザインフェスタ」みたいな感じでしょうか、色んな物がある。柳宗悦氏がご存命であったならば、デザフェスにお連れして、奇抜なキャラクターグッズなどについて論じたい。(時制がおかしい)

写真禁止と掲載があったので、外観以外おさめていないのですが、脳内にほわっとインプットしてきました。

常設展と特別展があるようで、今回の特別展は「柳宗悦と朝鮮民族美術館」。朝鮮時代の工芸が展示されていました。常設の方で日本や海外の工芸もあり、朝鮮の文化と、日本の文化の比較が自分の中で始まりました。

🐧「朝鮮工芸、なんだかピンとこないな。日本のものほど愛着がもてない。これはなんでなんだろうな」

そんなことを頭の片隅に置きながら、観察していきます。
*朝鮮工芸への批判ではなく、個人の好み

たまたま日本民藝館での展示物に偏りがあったのかもしれませんが、今回の朝鮮工芸はトーンが暗めのものや、自然物をモチーフにしたものが少なかったように思います。これも私のバイアス?(桃の形をしたものはあったけれど、それもピンとこない)

日本工芸でいえば、菊型のお皿、梅型の小鉢、麻の着物など…
なんだか、懐かしい。落ち着く。

なぜか?

これって私が育ってきた環境に依存すると思ったんですよね。私が朝鮮文化(朝鮮民族美術館は現在のソウルにあるので、韓国と仮定)で生まれ育ったのであれば、今回の特別展の感じ方は全く異なったものであったであろう、と。

日本って、自然が多いんだなぁ、結構身近なのかもなぁ、と思いました。

とはいえ、今回の展示だけでは朝鮮文化のすべてを理解しているわけではないので、もっと違う作風があるかもしれないけれど。今はこんな感覚でした。

人の営みはアートである

民藝の文脈で言えば、実用的なものをつくるなかにも、芸術や美がある。
人の営みのなかに、芸術性やアートがある、ということであると私は解釈しました。

昨年から「デザインとアートの違いは?」「アートって癒しだな」と考える機会が増えました。

柳宗悦氏の凄みを感じたのは、日本民藝館の所蔵品は約17,000点ある、ということ。それらを収集、保管・管理すること。これは情熱とともに多額の資産や人脈がなければ成り立ちません。

そういった柳宗悦氏の民藝運動それ自体が『アートであるな』と思うのでした。

今度柳宗悦氏の書籍を手にとり、もう少し彼の人生の背景や思想について深めたいと思います。たぶん、noteかX、スタエフあたりでアウトプットしていると思うので、ご興味あればまた遊びに来てください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

非日常のどこか。
好奇心を大切にしたい。
個性研究所、おかゆの部屋より🐧

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