実存と継承 -神護寺 空海と真言密教のはじまり 記録-
こんにちは。個性収集・研究家のおかゆです。
私がもつ属性はこちら。
ストレングスファインダーでいうと私の上位3資質は
🟢収集心🟢着想🟢学習欲
どうやら、とにもかくにも知的好奇心を爆発させながら生きているらしい。
今回の好奇心の方向は「仏教」に。
週末、東京国立博物館の特別展
「神護寺―空海と真言密教のはじまり」
に行って参りました。
仏教については、釈迦の仏教、大乗仏教、小乗仏教でおおまか分かれているのは理解しているけれども、あまり細かいところまでは理解していません。
なのでこの場では、細かい各宗派の説明とか違いというお話ではなく、ただ純粋に私が感じたことを書きたいと思います。
新しい世界を開拓したい!という方への、気づきになればと思います。
なぜ仏教に興味を持ったか
もとを辿ると、昨年からVoicyをよく聞くようになり、よくきく発信者の方が仏教についてお話していたことがきっかけで気になり始めた記憶です。前述の通り、日頃から各方面の情報を拾いまくっているので、定かではないのですが、色々なことが重なってここに辿り着いた記憶。
ちょうど昨年1月が人生のどん底 season3 くらいの勢いで落ちておりまして、仕事/人間関係もろもろ、自信をなくしていました。ちょうど会社員4社目で精神的に辛さを感じてやめた時期でもあります。
そんな時に、辿り着いた「仏教」
昨年のツイートを振り返ったら、記憶とほぼ一致していました👏
今でも思想的に、とてもしっくりくると思います。
なんとなく、お釈迦様や僧侶の道に入られる方と近しい感性を持っているのかもしれない。
空海 字がうまい
空海は唐に渡り現地で密教を学び、日本に持ち帰って真言密教を打ち立てました。
語彙力皆無なのですが、空海への印象は
「字がうまい人」
「めっちゃ頭が良い人」
今でいう、レタリング的な、お手本みたいな綺麗な文字を伸び伸びと書かれていた。
当時は筆と墨と紙で書くのが基本なわけですが、文字を覚えるのだけでも当時としては一部の人であったろうし、約1年間という短い期間の中で唐で学び持ち帰って日本に伝える…というのはとんでもないことでは。
そして唐に渡れるその体力…異国の地で過ごせるレジリエンス…!
インテリジェンス空海…(真剣にいってます)
空海のすごさを語れるほどまだ理解していないので出直してきます。
両界曼荼羅をみました
展示において『曼荼羅』という、大きな絵図が展示されていました。
曼荼羅は、真言密教の世界観を絵画化したもの。
ざっくりこちらの理解で良いと思います。
イメージがあると分かりやすいと思うので、東京国立博物館の特別展サイトから参照します。
暗くて少しわかりにくいのですが、如来、菩薩、明王などがたくさん描かれている。金剛界と胎蔵界が違うということは理解したけれども、それぞれが何を指すのかはよくわかってない。
わかっていないけれど、その緻密さとこれだけの圧倒的存在感ある意志の集合体というもののエネルギーを感じました。
宗教的重要文化財、国宝も美術作品に近いと考えていて、細かい技法やすごさなんていうのは専門的な用語がわからなくても
でいいのだと思っています。
日曜日に訪れて大盛況だった本展、中学生~ご高齢の方まで老若男女問わず多くの来場者がみられましたが、空海や真言密教の全てを理解しているのは一握りかと。それでもみな、遥か昔の文化/世界観に惹かれている。
両界曼荼羅からみる"輪"という概念
さて、私が両界曼荼羅をみて感動したのは、"輪"という概念
よ~~くみると、真ん中にいらっしゃる方から周りに向かって円がどんどん広がっているのがわかるかと思います。
この中心にいらっしゃるのが大日如来、その周りに諸仏、諸菩薩、明王など。この図柄によって宇宙の本質的真理、密教の世界観を表現しているそうです。
まだあまりわかっていないけれど、妙に納得感がありました。
なにが納得か、というと、私は人間関係において『縦の関係』が苦手 および 嫌いです。嫌いになるのは、相手を見下している人と遭遇した時、および相手に見下されているように感じたときです。
私の属性に「自己投資額は高級車1台分くらい」と記載していたのですが、今までビジネスコンサルや講座、スクールなど様々うけてきました。その中でも、『縦の関係』のように感じたところは、続かなかった。
もともとは私自身が自分の信条を堅く持っているので、相容れないというところもあったかと思います。
『あなたの信条はあると思うけれど、この世界にそれだけが正解と思ってない??』と。
私の倍以上の年齢を生きている人であっても、年収何千万/何憶であっても、社長でも、道理が通っていない/納得がいかなければ心が頑なに受け入れません。
話を戻すと、密教が宇宙の真理であるとして表現した両界曼荼羅における世界観。ピラミッドのように縦型に降りてくるのではなく、中心にいて広がっていく感じ。私も、人間関係やコミュニティ運営、仕事においても大切にしている感覚だったので、「これが宇宙の真理だなぁ」と妙に納得したのでした。
奥深き仏教の世界
宇宙の真理といっておきながらも、まだまだ密教について分かっていない私。これから整理してみます!
最後に、今読んでいる本が密教についてもわかりやすく解説していたので、おいておきます。
持論としては、紀元前であっても、現代であっても、みんなおなじ『人間』
仏教の開祖はお釈迦様(ブッタ)であり、お釈迦様は人間です。
仏教というのは、情報過多のなかの取捨選択、自然災害など、あらゆる試練・困難・災厄のなかで我々がどのように生きるのか?を見つめるヒントになると思います。
自灯明法灯明。
自らを信ぜよ。受け継いできたことを信ぜよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう。
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