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#5ストレスに効く運動の種類、米国心理学会が推奨するソーシャルサポートの構築法など【ストレス対策大全】
「ストレス対策大全」の5回目です!このシリーズでは、ストレスを管理・対処するための戦略を様々な角度から紹介しております。
👇(1~4回目の記事はこちらから)
もちろん、ストレスは捕食者や危険に対応するための自然な防御機能であって生存に不可欠なものなわけですが、身体が過剰に反応してしまったり、一度に多くのストレッサーに曝されたりすると心身の健康を損ない、有害なものとなってしまいます。
簡単におさらいしておくと、ストレスを目の当たりにした体が放出するコルチゾール、エピネフリン、ノルエピネフリンといった化学物質によって以下のような身体反応が発生します。
血圧と脈拍の上昇
筋肉の緊張
発汗
呼吸が早くなる
消化器系の働きが鈍くなる
免疫機能の低下
覚醒が強化され眠気が減少する
目の前にライオンが現れたときなんかにはこれらの反応も役に立ちましょうが、この状態が慢性的に続いたら体のあらゆる点で異常が出てしまうのは想像に難くないでしょう。実際、慢性的なストレス(ストレスホルモンが日常的に上がっている状態)が心血管系、呼吸器系、睡眠、免疫系、生殖器官にダメージを与え、2型糖尿病、高血圧、心臓病、うつ、不安神経症、PTSD、自殺などのリスクを高めることが広く確認されています(R)。
ストレスを誘発するストレッサーには家族の死、失業、騒音、罵声、煽ってくる車、中絶、地震、初デートといった「ザ・ストレス」といえるもののほかにも、出産、旅行、昇進といった一見ポジティブに見えるんだけど実はストレスにつながっているってケースも多め。昇進で給料が上がるのはうれしいけど心の奥では「その分責任が重くなってしまうのでは……」って心配が渦巻いているようなパターンですな。
加えて、ストレスによる怒り、集中力の欠如、物忘れ、食べ過ぎ、食べなすぎ、八つ当たり、タバコやアルコール乱用、引きこもりといった心理的・身体的・行動的変化によってさらにストレスが蓄積し、悪いループにハマってしまうことも多いんですよね(R)。
なので、新しい状況に対応し、心身の健康を維持するために、ストレスが慢性化・重症化する前に自分なりの対処法を確立しておきたいところ。
そんなわけで、(前置きが長くなりましたが、)今回もストレス対策に役立ちそうな対策をいくつか紹介していきます。ぜひとも自分に合った戦略を見つけてすぐ取り出せる引き出しにしまっておいていただけると幸いでございます。
上述の通りストレスの種類は多岐にわたるし、おそらくストレス反応のメカニズムも一通りではないでしょうから(R)、すべてのストレスにベストに機能する万能の対処法は非ず。複数の角度から対応できるよう、対処法も複数装備しておくのがおすすめです。
それでは具体的な戦略を見ていきましょうー。
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