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飽きっぽい自分が嫌い…でも「一旦寝かせる」をしたら楽になった

好奇心は強いけど興味が変わりやすく、飽きっぽい私。決めたことは最後までやり遂げられない。
大学で社会福祉士を目指してたけど資格受験の直前でやめたし、新卒で入った会社は合わなくて1年以内にやめた。
その後、仕事を転々としていて、親からは「今度の仕事は続くの?」と心配される日々。

「やっぱりやめると思った」

何度言われたことか。
どうして私は他の人のように続かないんだろう。私には忍耐力が足りないのだろうか。物事に対する熱量が足りないのだろうか…………

先日、自分の進路についてナナシロ相談室を受けてみた。
すると、話していくうちに自分は思った以上に「自分の衝動性や飽きっぽさ」に悩んでることに気づいた

そして、相談室でとある考えを知って気持ちが軽くなったので、備忘録的に残しておく。似たような悩みを持つ人の参考になれたら嬉しい。

飽きっぽいって悪いこと?

いらすとやで「飽きっぽい」と検索したらこの画像が出てきた笑

そもそも「飽きっぽい」って悪いことなんだろうか?
飽きっぽさで起きる悪い出来事を考えると、

  1. 生活に支障が出ること

  2. 周りを巻き込んで迷惑かけること

  3. できなかった自分を責めてしまうこと

だと思う。

私の場合、興味あるものに色々手を出して生活費がなくなるほどの飽きっぽさ、ではたぶん無い…かも。

どちらかというと、自分の飽きっぽい性格のせいで
他の人に失望されて嫌われるのが怖い」とか「最後までやりきれなかった自分はダメだ」と考えてしまうことが多い。

だから「結局続けられない自分を責めて傷つくくらいなら最初からやらなきゃいい」と極端な考えを持つようになってしまう。そして私は何もできないと落ち込む悪循環になる。

「努力し続けるべき」→できない私はダメ人間?

「継続は力なり」
わずかなことでも、続けて行えば成果となってあらわれる。小さな努力も、続けてやれば成功する。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/継続は力なり/
goo国語辞書

コツコツ努力し続けることで良い結果がもたらされる。そのことわざの通り、何をするにも継続が大事だと子どもの頃から教わってきた。
成果を出せるのは「努力し続ける人」だと周りから助言されてきたし、そうあるべきだとずっと思っていた。

だから続けられなかった自分はダメだ、という極端な意識が芽生え、今日までの罪悪感に繋がったのかもしれない。

理想と現実のギャップが辛かった

理想は夢に向かってコツコツ努力できる人

でもふと思った。
本当は「飽きっぽい性格が嫌」なのではなく「こうあるべきなのにできなかった」という理想とのギャップにしんどさを感じているのではないのだろうか?

私には無意識に「理想の私」というのがいて、自分への期待が高いから現実との違いに苦しんでいるのかもしれない。
私は完璧主義だったんだ、と最近になってようやく気づいた。

ちなみに理想の私は、毎月の目標を立てて、自分のあらゆることを自分で管理できる人。コツコツ自分の目標に向かって努力できる人。
SNSを見て他人と比較しすぎてるのも良くないんだろうけど。

飽き性による自己嫌悪は現実と理想のギャップが原因だった。

【本題】飽き性な自分の扱い方

ここからようやく本題。
じゃあその飽き性な自分とどう付き合っていったらいいのだろう?

ナナシロさんに話したところ「一旦寝かせる」や「やめる前提で始める」といったアイデアをもらった。ので共有しておきたい。

①飽きたのではなく、一旦寝かせる

まずは「飽きたのではなく、一旦寝かせる」という考えについて。

ナナシロ相談室でこんなことを話した。

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去年は自分で農作物を作りたいと思い、地元に戻って畑を借りて野菜を作った。が、やっぱり飽きてしまった。

次はプログラミングに興味が出て7万円の教材を買った。が、やってるうちに今度はWebデザインに興味が出て8万円の教材を買った。(しかもバイト辞めたばかりなのに一括払いして節約する羽目に)
でも結局飽きてしまい、あーまたやってしまった。なんで自分はこうも続かないんだ…と落ちこむ。

********

一通り話を聞いたナナシロさんが言った。
今は一旦寝かせてるってことにしたら?

飽きっぽくてすぐに辞めてしまったことは、また後でやりたくなる時が来て再開することもある。
だから、飽きちゃったときは「今は一旦寝かせてるってことだからと思えば良い」ということだった。

なるほど、たしかにそういうことってある。
幼少期にハマっていたケーキ作りが大人になってから再熱したことがある。
きっと今回飽きちゃったものも、そんなふうにまた過去の引き出しを開けたくなるんだろう。

そもそも、興味を持って行動に移せた自分を褒めたい。
また興味が出てくるまで保管しておく。興味を一旦寝かす。そう考えたら楽になった。

実際、最近また畑をやりたくなって始めたので、そこまで思い詰めなくても良かったと分かった↓

デザインやプログラミングも再開した。もしかしたら旅生活も再開するかもしれない。
続かないから自分はダメだと思わなくていい。

②飽き性を逆手に取って、やめる前提で始めてみる

実はナナシロさんには3年前、ワークキャリア(旧:田舎フリーランス養成講座)を受講した際に「飽きっぽい自分が嫌だ」と今と全く同じことを相談したことがある。(悩みすぎ笑)

するとナナシロさんは「飽きっぽいなら、辞める前提でやってみたら?」とサラッと回答。私はとても驚いた。
もっと気楽に辞めても良いらしい!

ちなみにいなフリ中の日記にも書いてた笑↓

続けられない自分はダメだと思っていたけど「辞めてもいい」と言われて、目の前のモヤが晴れた気分になった。

その言葉がきっかけで、「じゃあ短期バイトで日本を巡ろうかな」と移動生活を始めたのだった。

旅生活の様子はこちらのアカウントで見れます↓

リゾバや短期バイトなら、期限が決まっていて辞める前提で働けるから罪悪感は少ない。
実際、その考えは当たっていて、移動生活は2年続くほど楽しかった。

もし多動性・衝動性に悩んでる方がいれば、移動生活は意外とあってるかもしれない。

飽きっぽくても「続く条件」がある

相性が良い人とだけ居たい

「飽きっぽいとはいえ続いてる人間関係や出来事はあるよね。だから続く条件というのはあるかもしれないね」とナナシロさんが言った。

たしかに私には何年も連絡を取り合う友人が数人いるし、付き合って5年目の彼氏もいる。困った時は帰省できる実家もある。
それに、仕事を転々としてるとは言ったものの、過去には続いた仕事もある。

そこで今まで続いたことを書き出してみたら、こんな条件が出てきた。

●感覚的に気持ちがよいもの(洗う行為、運動、美味しい食事、睡眠、音楽を聴く)
●ネガティブな話もできる人(家族、友人、恋人)
●自分のペースで行えること(清掃や農業バイト、Webライター)

飽きたことばかりに目を向けていたけど、こうして振り返ると案外続いてるものや人が多いと気づく。

本来なら低かった「始める」ハードルを自分で上げていた。
もっと気軽に何でもやってみていいし、やめてもいい。
飽きっぽさを悲観しすぎず、うまいこと使ってやっていきたい。


🌈ナナシロ相談室はこちら

今回受けたナナシロさんの相談室はこちら↓

Twitterはこちら↓
ナナシロさん

私は今まで臨床心理士など専門家のカウンセリングも受けたことがあるが、なんとなく合わなかった。(機械的、事務的だったから)

でもナナシロ相談室では「ちょっとしたアイデアや気づきで自分の思考の偏りが修正される」という感覚があり、話してよかったと思った。

質問の聞き方も事務的ではなく、「あ、私ってその部分に関してはこう考えてたのか」と気づくきっかけになるような質問をくれる。
頭の中でぐちゃぐちゃに絡まった思考が分別されて整理されていくような感覚がある。

初回は無料だったけど次回はちゃんとお金を払って相談したいと思えた。また思考が絡んだ時はお願いしたい。

もし私のようになんとなくモヤモヤする理由を言語化したい、頭の整理をしたい、生きるのがしんどいという人は相談室を試してみてほしい。

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