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開成高校の国語

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言わずと知れた開成高校の国語。現代社会について考え、表現する力が求められる高校入試の最高峰。そんな開成高校の国語、特に現代文の記述問題の解説を投稿します。
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#高校入試

高校入試研究⑦ 2020年度 開成高校 国語 大問1

高校入試研究⑦ 2020年度 開成高校 国語 大問1

はじめに2日連続の投稿になります。今回は高校入試研究シリーズ、扱う問題は2020年度開成高校の評論です。この年の小説(門井慶喜『銀河鉄道の父』)もとても良い問題なので、またの機会に解説します。

出典情報
出典はこちら。三谷尚澄『哲学しててもいいですか?: 文系学部不要論へのささやかな反論』です。世間的には社会的に直接役に立つわけではないと考えられている、哲学などの人文学。大学で人文学を学ぶことの

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高校入試研究① 2022年度 開成高校 国語 大問1

高校入試研究① 2022年度 開成高校 国語 大問1

このシリーズでは高校入試研究と称して、自分が解いた問題を解説・分析していこうと思います。

記念すべき第1回は今年2/10に行われた2022年度開成高校の国語です。大問ごとに分けて投稿しようと思いますが、途中で気が変わって違う問題の分析になることもあるかもしれません。ゆっくり、自分の思うままに投稿できたらと思いますので、その辺はご容赦ください。

今回はざっくりとした感想と大問1(小説)について書

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高校入試研究③ 2019年度 開成高校 国語 大問1

高校入試研究③ 2019年度 開成高校 国語 大問1

はじめに
またまた久しぶりの投稿となってしまいました。夏期講習が目前に迫り、相変わらず忙しくも充実した日々を送っております。
今回は2019年度開成高校国語 大問1を解説します。言わずと知れた、開成高校の国語。設問は漢字を除いて字数制限のない記述が3問。文章も長くはなく、文章にじっくり向き合って深く思考してほしいという学校側からのメッセージのようにも感じられます。
開成高校の国語の基本情報に関して

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