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哲学・日記・メモ 「世界を終わらせる問い」

満たされて、満たされて尚問う「問い」があるとしたら、それはこの世界とこの私の終わり(と同時に始まり)についての問いなのだろう。終焉にまつわる問い(そもそもの始まりと終わりに関する問い)と言っても良い、それは、子や孫に、次世代に、そしてさらに言えば人類の永続性に委ねるべき問いではなくて、私一代で完結させねばならない、世界を完全に終わらせる問いなのだ。それは満たされて、満たされることで初めて知る絶望を契機として発せられる問いでもある。と思う。      2021年1月 岡村正敏

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